ブラスカル

元マラソンランナーですが、今や加齢と故障でお散歩専門、ブラタモリっぽく街歩きをしています。

野球少年、引退!

2008-03-28 00:10:17 | スポーツ
桑田真澄が引退を発表した。
「十分燃え尽きました。」
開幕メジャー叶わず、引退を表明した彼は、TVのインタビューで、「あしたのジョー」を思わせるコメントを、サバサバとした表情で語った。

1年生の時から名門PL学園のエース、5回甲子園に出場して優勝2回。
でも、彼は、チームメートの清原とは違い、決して体格的に恵まれた選手ではなかった。
「ストイック」ということばが、これほど当てはまる選手はいない。
彼が永きに渡って一流であり続けられた理由は、彼のハートの中にある。

早大進学と言いながら、清原を出し抜いて巨人入りしたことから、ダーティなイメージをマスコミに背負わされた。
「投げる不動産屋」とも揶揄された。
しかしながら、ベテランと言われるようになってからも、投げるだけでなく、真剣にバットを振り、走塁でも全力疾走する彼の姿は、野球少年そのものだった。

選手としてピークであったろう10年目のシーズン、彼は、右ひじ靭帯断裂の大怪我を負い、利き腕にメスを入れた。
2年以上のブランクを余儀なくされた後の復活のマウンド、彼は跪き、手術をした右ひじをピッチャープレートに乗せ、目を閉じた。万感の思い!見ているこちらまで胸がジーンとした。

しかし、やはり怪我の前のような球威は戻らなかった。
それでも巨人のエースとして173勝、怪我がなければ間違いなく200勝投手になっていただろう。
登板機会が極端に減っていった06年のシーズン末、彼は大リーグに挑戦するために海を渡った。
誰もが「冗談だろ。」と思った挑戦、でも、彼は、オープン戦での足首靭帯損傷の大怪我をも克服し、メジャーのマウンドに立った。

「あきらめない男」の姿、しかと心に焼き付けさせてもらった。
本当にご苦労様、そしてありがとう。
「自分から野球を取ったら、何も残らない。」とも言った。
桑田真澄の第二の野球人生に、大いに期待したい。
コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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今後に期待しましょう (やす)
2008-03-28 22:06:12
「自分から野球を取ったら何も残らない」って桑田らしくてとても良い言葉ですね。
これからの桑田にも期待したいです。
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野球少年 (RASCAL)
2008-03-30 11:03:35
やす会長
メジャーリーグで、せめて1勝して欲しかったですけどね。
返信する

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