火花散らし「まるでデロリアン」 車が阪急線路1キロ疾走 目撃者「おいおいマジかよ」
8日午後10時20分ごろ、大阪市淀川区西中島の阪急京都線南方駅近くで、線路上を走行する車を巡回中の警察官が発見した。車は上り線の線路をそのまま京都方面に走行し、約1キロ離れた同市東淀川区柴島の崇禅寺駅近くの踏切から外に出た。京都線は営業運転中で、途中で反対方面の電車とすれ違ったが、車と電車の接触などはなく、けが人はなかった。
ツイッターなどインターネットの会員制交流サイト(SNS)では「線路を車が走ってる?おいおいマジかよ」といった書き込みが相次いだ。線路上を乗用車が走行する様子は、米国の大ヒット映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で、異次元を旅するタイムマシンとして登場した車「デロリアン」を想起させたようで、「バックトゥーザフューチャーの最後のシーンを彷彿(ほうふつ)とさせる」といった書き込みもあった。
目撃した飲食店の男性店員は「セダン車が時速30~40キロで火花を散らしながら走っていった」と興奮した様子で話した。
車は南方駅近くの踏切から誤って軌道内に侵入し、南方と崇禅寺の2駅を通過したとみられ、大阪府警淀川署員は運転していた愛知県安城市の男性(73)から過失往来危険容疑で事情を聴いている。男性は「ぐるぐる回っているうちに分からなくなり、道を間違えた」と説明しているという。
阪急電鉄によると、この影響で、同線の上下線に約10分以上の遅れが出た。
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