楽農倶楽部(別館)

楽農倶楽部の別館です。
ブログ漫才の相方は、あなた (´∀`)9 です!

たかだか50年を「永い時」と表現するかな?

2007年11月18日 11時57分22秒 | (・ω・ )モニュ?
 「ながい」と言う言葉で辞書をひきますと、次のようになります。

なが・い 2 【長い/永い】 - goo 辞書
http://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=%A4%CA%A4%AC%A4%A4&kind=jn&mode=0&base=1&row=1
なが・い 2 【長い/永い】
(形)[文]ク なが・し
(1)(線状に連続しているものの)ある点からある点までの空間的な隔たりが大きい。《長》
「―・い道のり」「―・い刀」「―・い行列」
「(2)ある時点からある時点までの時間的な隔たりが大きい。
「人類の―・い歴史」「―・い下積みの生活」「日が―・くなる」「―・い間待たせる」「我が命も―・くもがと/日本書紀(雄略)」
(3)精神的に持続力がある。のんびりしている。《長》
「気が―・い」
⇔短い


 不注意な方は、「長い」も「永い」も同じ意味の言葉と思ってしまうかも知れませんが、永いは時間のみに適用される言葉であります。
 しかも、「短い」に対して「永い」と言うことはまずありません。長短と違って相対的な長さの意味の言葉ではないのですな。

 「永」を漢和辞典で引きますと、「とこしえに」と言う訓読みがあります。

とこしえ ―へ 0 【常しえ/〈永久〉】 - goo 辞書
http://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=%A4%C8%A4%B3%A4%B7%A4%A8&kind=jn&mode=0&base=1&row=0
とこしえ ―へ 0 【常しえ/〈永久〉】
(名・形動)[文]ナリ
変わらずにいつまでも続く・こと(さま)。とこしなえ。えいきゅう。
「―の眠りにつく(=死ヌ)」「―に変わらぬ愛」


 「永」で始まる熟語を調べてもわかりますが、歴史的な長いスパンの時間のことを「永い」と表現するようです。

 この辺の基礎的な国語力がありませんと、次のような駄文のブログを書く原因となってしまうので、皆様注意しませう。!(・。・)b

Letter from Yochomachi
余丁町散人の隠居小屋 - Blog
「永い時を経て琵琶湖に適応して生息している生物は,皆かけがえのない存在です」(天皇陛下)
http://homepage.mac.com/naoyuki_hashimoto/iblog/C478131471/E20071113192931/index.html
まともな国語読解力がある人はじっくりと読んで欲しい。いろいろの利害関係者にご配慮された表現とはなっているが、天皇陛下の真意はあくまでも最後のパラグラフにある「永い時を経て琵琶湖に適応して生息している生物は,皆かけがえのない存在です。」という一言である。これはまるで疑問の余地はない。
つまり「ブラックバスであれ、ブルーギルであれ、わが国に永く適応して生き長らえた生物は、天皇陛下の臣民である。みんな虐めずに大切にして欲しい」という今風の「環境攘夷論者」を諫める天皇陛下の強烈なメッセージなのである。


 当方の国語読解力がまともであるかどうかは置いといて、天皇陛下がおっしゃるところの「永い時を経て琵琶湖に適応して生息している生物」とは、下記のお言葉の部分で表現されているところの生物のことだと、普通は感じるはずである。

 琵琶湖は永い歴史と広大で多様な環境を有し,湖に固有の多くの生物を宿しています。これら固有の生物はそれぞれ琵琶湖の環境に適応し,幾つかの種類では近似種間で生態や生育水域を異にしてすんでいます。琵琶湖には3種のナマズがすんでいますが,その中の2種ビワコオオナマズとイワトコナマズは1961年に友田淑郎博士によって新種として記載されたものです。湖岸部を住処(すみか)とするナマズに対して,ビワコオオナマズは沖合で魚を追い掛けて生活し,イワトコナマズは岩礁地帯に生息して真横に突き出た目で小魚やエビを探して食べています。かつて池でナマズとビワコオオナマズを飼ったことがありましたが,浮き餌(え)の食べ方が両者で異なり,ナマズが上方のものを食べるのに適しているのに対し,ビワコオオナマズは前方のものを食べるのに適しているように思いました。これらの環境に適応した種類を見る時,生物進化の妙を深く感じます。

 琵琶湖に最近はびこり出した、ブラックバスやブルーギルに「生物進化の妙」を深く感じられるはずも無いから、この辺の外来魚を「永い時を経て琵琶湖に適応して生息している生物」と天皇陛下が表現されるはずもないですな。(^_^;)

 この琵琶湖において,近年,集水域や湖畔での経済活動により水が汚染し,魚類の産卵繁殖場が減少するなど環境の悪化が進んできました。外来魚やカワウの異常繁殖などにより,琵琶湖の漁獲量は,大きく減ってきています。外来魚の中のブルーギルは50年近く前,私が米国より持ち帰り,水産庁の研究所に寄贈したものであり,当初,食用魚としての期待が大きく,養殖が開始されましたが,今,このような結果になったことに心を痛めています。

 d(・・。)この辺のお言葉は、素直にブルーギルを米国から持ち帰られたことを反省されている話だと思います。
 だいたい、50年程度しか琵琶湖に住んでいる歴史が無くて、琵琶湖に永く生息していた固有主を食い尽くそうとしているブルーギルやブラックバスを、「永い時を経て琵琶湖に適応して生息している生物」と天皇陛下が表現されるはずがありませんしね。

 まぁ、どこぞのおバカなバサーは勘違いした記事を書いているようですがね。(^^ゞ

Letter from Yochomachi
余丁町散人の隠居小屋 - Blog
http://homepage.mac.com/naoyuki_hashimoto/iblog/C941537436/E20071112191225/index.html

天皇陛下は一般水域に入ったブルーギルが生態系を壊したことについて以前から残念に思っており、側近に「おいしい魚なので釣った人は持ち帰って食べてくれれば」などと話していたという。"

 自分の持ち帰った魚が害魚として扱われ、食べられもしないと言うことになれば、天皇陛下であれ肩身の狭い思いをされるのは当然のこと。
 ただ、駆除して棄てるだけじゃなく、できれば食用に活用して欲しいと思われただけのことだと思いますけどね。

 しかし、なぜか勝ち誇ってバカ騒ぎするご隠居さんである。

そうなのだ。なぜスメラミコトのご配慮を無視して滋賀県人はブルーギルを食べないのだ? あいつら環境主義者のサイトを読むといかにブルーギルが悪臭を放ついやらしい醜い外来魚であるかばかり、一生懸命書いている。つまりブルーギルやブラックバスは醜悪なエイリアンだという宣伝をして国民大衆の憎しみを煽るかがポイントなのである。滋賀県知事も同じ類だ。

 ご隠居さんの歪んだ目にはそう映るのかも知れんが、「ブラックバスを食べたら(゜д゜)ウマ-」と言うバサーのサイトだって非常に少ないと思うけどね。

ブルーギルを学校給食に出そうとする企画は聞いたことがある。それはむしろ、子供に「外来魚はいかにまずいかを” 言わせるため”だけの茶番劇だったようだ。クジラを学校給食に食わせて食育担当の先生が強引に生徒に「おいし~」と言わせる茶番劇(さもないと内申評価が下がるぞとの脅しで)とは100%逆方向での演出。

 ここまで、バカ騒ぎするわりには100%脳内情報である。(-_-;)

天皇陛下はみんなにブルーギルを食べて欲しいからこそアメリカから持ち帰ったのである。そのスメラミコトの有り難い御心を無にしてはいけない。

 天皇陛下は別にブルーギルを食べて欲しいからアメリカから持ち帰られたのではなく、有望な食糧源と思われたから持ち帰られただけのこと。当時は食糧難でしたからね。
 その辺の御心には感謝すべきではある。そして、ブルーギルを持ち帰られたことを問題にすべきでも無いですね。

ブルーギルは、少なくとも鮒や鯉なんかよりは旨いと思う。ブラックバスにしてもそうだ。小さいときから魚は大嫌いで極力食べない散人が言うのは説得力に欠けるが、日本ではどこにいっても食べることが出来ないので、書いたもので判断するしかないのだ。要は調理方法だけの問題らしい。生魚をぶつ切りにして食うだけ食文化には向いていないのだが、油で炒めるとかフライにするととてもおいしいらしい。

 ブルーギルは日本ではあまり大きくならず、小骨が多いのが食用に適さないって問題があります。
 養殖すれば大きくはなりますが、そこまでして食べたい魚か?といえばそうでも無い。
 どんな魚でも油で炒めたりフライにしたりすればそれなりに美味しい。
 鯉は泥臭いから食えんと言う輩が、鯉のから揚げを食べた時は何の魚かも気付かずに「美味い美味い(゜д゜)ウマ-」と食ってましたからね。(^_^;)

 だいたい、魚を食わんご隠居さんみたいな連中が結構バサーに多いのですな。
 バスを釣り針で虐待して喜んでいるだけ。
 リリースと称してバスを湖や川に棄てているが、無事に傷が治るバスも少なく腐敗して汚染の原因になる。

 以下ご参考。

『キャッチ&リリースの真意とは』
http://www.outdoorstyle.net/ecolif01.htm
 それは“キャッチ&リリース”によって怪我を負った魚が、もとの水の中に返されるということです。ブラックバスが生息している水域に限らず、ほとんどの水域には、病原菌などが存在します。人間でも山や川で遊んで怪我をしてそのままほおっておくと、破傷風などの病気にかかってしまうように、リリースされた魚の傷口がちゃんと塞がるとは誰も保証できないのです。
 釣り人口の増加によって、“キャッチ&リリース”という行為がルアー&フライに限らず、ごく当たり前のように定着してきた現代では、この問題はもう少し真剣に論議するテーマだと思います。あまりにも安易に“キャッチ&リリース”という行為が行われているように感じられるのです。

“キャッチ&リリースをすると?”
《魚が釣れた》
  ↓
《針を外す》
  ↓
《水にかえす》
  ↓
《傷口が悪化》
  ↓
《病気または死亡》
  ↓
《腐敗及び病原菌の繁殖》
  ↓
《水質悪化》
  ↓
《悪臭及び水辺植物の枯死》

 もし、上記のようなことが繰り返されたとしたら、環境破壊どころか、ダイレクトに私たちの体調だって侵しかねません。腐敗物がたまってヘドロのようになると有害なガスの発生もありえることです。


 バサーのサイトで拾った情報か?常々ご隠居さんが日本の鯉も外来種だとバカ騒ぎしていますが、外来種の鯉もいるが日本固有の在来種も存在するのですな。

コイ - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%82%A4
なお日本のコイは大昔に中国から移入された「史前帰化動物」とされたこともあったが、琵琶湖など各地に野生のコイが分布し、第三紀の地層から化石も発見されていることから、やはり古来日本に自然分布していたとされた。その一方で、先述のように猟師や釣り人などから、養殖され、放流もよく行われている体高の高いコイと、琵琶湖などの湖や四万十川のような大きな河川に見られる体高が低いコイの性質が著しく異なることが古くから指摘されて、後者は野ゴイと呼ばれて前者の系統で野生繁殖しているものと区別されており、研究者の間でもこのことに注目する者も少なくなかった。21世紀になってコイヘルペスの流行で捕獲しにくい野ゴイの死体が多数得られたことから、これを用いて遺伝子解析した研究が2006年になって報告された。それによると、外来の体高の高いコイと野ゴイは種レベルに相当する遺伝子の差があることが報告され、日本列島在来の別種として新種記載の必要性も指摘されている。

 なんか、ご隠居さんのブログを読んでみますと、バサー全体のレベルが低いみたいな感じ。(-_-;)
 まともなバサーから見れば、ご隠居さんは恥さらしな存在でしょうなぁ。( ̄~ ̄;) ウーン

***** この情報に価値を感じたら *****
← Click!してね。

最新の画像もっと見る

8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
「まず結論ありき」ゆえの愚論 (辰乃与太郎)
2007-11-20 16:50:27
ご隠居さんの久々のデムパ、拝見致しました。

これらのデムパって「まず結論ありき(ここでは、「琵琶湖に外来種のブラックバスやブルーギルが繁殖するのは正しい」という主張)」があって、その結論に合わせるかのように議論を進めるからこのようなトンデモな話になるんだと思いますね。

それと、ご隠居さん、とうとう持論の補強のために天皇陛下の御言葉をその真意を見極めずに歪めて引用するとは…。
(絶句
返信する
Unknown (バカバサー)
2007-11-23 06:22:08
 う~ん バス問題に関するサイトとかブログは擁護派と駆除派がお互いの揚げ足をとっているばかりで、バス問題の将来が見えてこないのが多いです。
 琵琶湖は将来どうなってしまうのですか?
 このまま永遠に駆除を続けるのですか?
 それとも一匹残らずバスを消し去ることに成功するのですか?
今まで数回バス釣りを楽しんだバカな自分にはさっぱりわかりません。

  ちなみに、なぜかあなたの文章はすごくイラっとします。
返信する
バカバサーさんへ (空楽)
2007-11-25 08:47:05
 バスを駆除するのと並行して、琵琶湖の環境を琵琶湖固有種や在来種の住み易い環境に戻していくことが大事でしょうね。
 固有種や在来種が繁殖するための葦原が減少したことが、琵琶湖の固有種や在来種が減少した主因でありますから。
 そこに、追い討ちをかける形になったのがブラックバスやブルーギルの放流ですしね。

>今まで数回バス釣りを楽しんだバカな自分にはさっぱりわかりません。

 数回の釣りではバサーとは名乗れないのでは?(^_^;)
 食べるためにバスを釣るなら私は反対はしませんが、食いもしないバスをキャッチ&リリースと称して、キャッチ&キルし、湖や川にポイ棄てするような連中は批難されても仕方が無いと思いますけどね。

>ちなみに、なぜかあなたの文章はすごくイラっとします。

 イラっとした後で冷静な状態になったときに、また想いかえしていただければありがたいですね。(^_^;)
 考えるきっかけをつくるために、バサーの方々に対してはインパクトの強い記事を書いているつもりですから。
返信する
メモです。(^_^;) (空楽)
2007-11-25 09:09:30
ブラックバス・ブルーギルが日本の淡水生態系に与える影響について
http://home.catv.ne.jp/dd/jai/topic/gairai.htm
情報元:
自然保護の論理
http://home.catv.ne.jp/dd/jai/home.html
結論
 オオクチバスとブルーギルはライギョやカダヤシなど過去に問題となった外来魚と同様、日本の水生生態系に大きな影響を与えることは無いでしょう。
 日本の湖沼の多くが既に古来からの生態系を完全に無視しためちゃくちゃな魚種移入を経験しており、外来種による生態系の破壊という概念が既に意味を為しません。
 行政当局も漁業関係者も生物学者も誰一人生態系を保護しようという意志はなく、相変わらず金銭の獲得のみを金科玉条として行動しています。
 唯一例外は琵琶湖で、琵琶湖の生態系はバスやブルーギルによって影響を受ける可能性があります。 しかしそれも外来魚の影響が避けられないような単調な水域に琵琶湖を改変したことが原因であり、この改変こそが最も大きな自然破壊だったのです。
 オオクチバスとブルーギルの真の問題はそれらが金にならないということであり、もし高く売れるのであれば何も問題にされることは無かったと思います。
----------

 d(・・。)このような事情もありますが、遊びで釣りやってる者が、漁で生計を立てている者の足をひっぱるような発言がバサーに多いのがバサーの嫌われる理由でもある。
 ブラックバスが美味けりゃ金になるかも知れんが、実際に美味しいと食べられているのは琵琶湖の在来種の魚なのよね。

 不味いブラックバスを皆に強要する権利がバサーにあろうはずがない。
返信する
メモです。(^_^;) (空楽)
2007-11-25 09:29:03
ブラックバスでかまぼこ造り
http://maizuru-k.com/ikimono/basu_sisaku.htm
舞鶴生き物研究所、ブラックバスのかまぼこ
http://maizuru-k.com/ikimono/basu_kamaboko.htm
情報元:
舞鶴生き物研究所
http://maizuru-k.com/ikimono/index.htm

 実際のところ駆除したブラックバスを肥料などにしか使わないのは勿体無い話ですからね。
 バサーがボランティアで協力してくれれば、ブラックバスの蒲鉾あたりがスーパーで安く売られたりしてね。
返信する
発言の真意 (通りすがり)
2007-12-27 10:51:31
天皇誕生日の記者会見で天皇陛下が以下の発言をしておられます。
”長い時”という言葉を”何万年もの間”と表現されたようです。釣り人によるキャッチ&イートも推奨されておられますね。

http://www.kunaicho.go.jp/kisyakaiken/kisyakaiken-h19.html

 30年前には釣った魚は食べることが普通でした。したがってブラック・バスやブルーギルを釣る人が多ければ,繁殖は抑えられ,地域の淡水魚相に変化をもたらすことはないと考えていましたが,現在は釣り人の間にキャッチ・アンド・リリースの習慣が浸透し,釣った獲物を食べるのではなく,そのまま放すことになったため,ブラック・バスやブルーギルが著しく繁殖するようになってしまいました。キャッチ・アンド・リリースということがこのように一般化するとは,考えてもいませんでした。ブラック・バスもブルーギルもおいしく食べられる魚と思いますので,食材として利用することにより,繁殖を抑え,何万年もの間,日本で生活してきた魚が安全に育つことができる環境が整えられることを願っています。この目的に沿う釣り人のボランティア活動にも大きな期待が寄せられます。

返信する
Unknown (通りすがり)
2007-12-27 10:56:44
こちらより先にご隠居さんの記事(天皇陛下のブルーギル持ち込み反省声明……)にも同趣旨のコメントをさせていただきましたが、あちらはコメント承認制のブログのようで……。承認されるでしょうか。
返信する
パソコンがいかれまして... (空楽)
2007-12-31 15:40:27
 パソコンがいかれまして、更新が滞っておりました。(;^_^A アセアセ・・・

 通りすがりさん、貴重なリンク情報ありがとうございます。

>こちらより先にご隠居さんの記事(天皇陛下のブルーギル持ち込み反省声明……)にも同趣旨のコメントをさせていただきましたが、あちらはコメント承認制のブログのようで……。承認されるでしょうか。

 残念ながら、承認されなかったようですね。(-_-;)
 まぁ、ご隠居さんの場合自分の意見を完全否定されるような情報は、まず受け入れることはないですからね。(^_^;)
返信する