楽農倶楽部(別館)

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鎮守の森より里山のほうが皆の役に立つと思いますけどね... (´σ `) ホジホジ

2005年12月25日 01時56分05秒 | エネルギー
 私は里山からバイオマスを得て、それをエネルギーとして利用しながら環境を守って行ったほうが良いと思っているのですが、Letter from Yochomachiのご隠居さんは金を使って鎮守の森のような自然をつくることを良しと考えているらしい。
 強欲な経済オタクの発想とは到底思われませんね。( ̄∀ ̄*)イヒッ

Letter from Yochomachi
余丁町散人の隠居小屋 - Blog
「日本の雑木林はニセモノだ、本来の森に帰せ」(宮脇昭)
http://homepage.mac.com/naoyuki_hashimoto/iblog/C711118400/E20051220110211/index.html
今朝のNHK総合「知るを楽しむ選 この人この世界」はたいへん勉強になった。

 「」の中にリンクがついておりますが、何の意味があるのでしょ?(-_-?)
 ちなみに、ρ(・・。) コレね。

12月22日(木)(午前 1005)-デジタル総合テレビ [ 知るを楽しむ選 ]
http://www3.nhk.or.jp/hensei/bangumi/dg0-20051222-18.html
■12月22日(木) - 午前 10:05 ~ 午前 10:30 - デジタル総合テレビ
知るを楽しむ選
この人この世界
- 日本一多くの木を植えた男 -
第7回「世界に森をつくる」
宮脇 昭


 番組案内だけを読まされてもねぇ。(´ヘ`;) う~ん・・・

日本中の植生を徹底的に現地調査して『日本植生誌全十巻』をまとめた宮脇昭先生は、日本には土地本来の森は 0.06% しか残っていない、全部人間が手を入れて人工的な森にしてしまったもの、これが諸悪の根源であると言う。

 ご隠居さんの文章から、その番組の内容に近いと思われるページを探してみました。
 こんなところでしょうかね?

「原子力文化」2005年4月号インタビュー 宮脇 昭氏
日本に本当の森は0.06%しかない
災害、地球温暖化、動物と緑
http://www.jaero.or.jp/data/publish/bunka/taidan/2005/200504.html

「原子力文化」巻頭インタビュー 宮脇昭
ふるさとの木によるふるさとの森づくりは市民が主役だ
森づくりは命と文化と遺伝資源を守る
http://www.jaero.or.jp/data/publish/bunka/taidan/2002/200204.html

イノベーティブワン~宮脇昭氏(植物生態学者)
大事なのは、いかに本物の師や仲間とつながっていくか、ということ
http://www.innovative.jp/2005/0302.html

 宮脇氏の言っていることは、そうマチガイでは無いと思うのですが、彼を後押ししている企業がバイオマスをエネルギー資源として利用されては困るところが多いみたいですからねぇ。( ̄∀ ̄*)イヒッ
 ご隠居さんが彼を権威として紹介したい気持ちがよくわかりますわ。

 ご隠居さんのまとめ方は宮脇氏の言いたいことをそれなりに書いてあるみたいですから、ご隠居さんの文章に対して反論することにいたしましょう。

1.今の里山のクヌギなどが中心の雑木林は人間が人工的に作ったもので、本来の植生はシラカシなどの常緑樹、海岸部は照葉樹林。

 里山と言うものは、本来が人工林なのですな。ゆえに、この文章は余計です。
 人工的な森林であるから里山が問題だと言いたげな文章ですね。(^0^*オッホホ

2.現在の雑木林は20年に一回の伐採と三年に一回の下草刈りが前提。それをやらないと維持できないニセモノの森。

 ホンモノの森とは原生林のことですかね?
 本来の里山は人間が管理することが前提でありますが、持続的に環境を維持できる森林なのですけどね。
 20年に1回の伐採が必要と言う言い方もありますが、20年に1回木材のバイオマス資源を得られると言う言い方もできます。同様に3年に1回の下草刈りが必要と言う言い方もありますが、3年に1回雑草などのバイオマス資源が得られると言う言い方もできますね。(^_^;)
 バイオマスからメタノールを精製する技術は実用化されていますし、石油業界の妨害さえ無ければ、石油からメタノールに徐々にシフトして行けば良いのです。
 石油が枯渇しだし、石油が高騰しだすのももうすぐです。
 石油業界の既得権益を守るために、国民の多くがその犠牲になる必要は無いと私は思いますけどね。

3.マツにしてももともと条件の悪い山頂部などに限定して生えていただけのもの。それが人間が広げてしまった。マツクイムシの大発生は自然の摂理。

 松は厳しい自然環境にも適応できる植物であるがゆえに、防風林などにも利用されていたのですよね。
 人間が管理することにより松と共生する松茸菌が繁殖し、松も健康で、人間も松茸を得られると言う持ちつ持たれつの関係が松と人間の間にもあったのですが、経済オタクどものおかげで松の管理が金にならなくなり、人間が松林を管理しなくなってしまった。
 それでも、マツクイムシの被害はそう多発することは無かったのですが、酸性雨が原因で松茸菌が死滅し、松が健康を維持できなくなったから、マツクイムシの被害が多発するようになったわけです。
 結局、石油がらみの金で利益をあげている経済オタクどもがマツクイムシ被害の原因であったわけです。

4.自然災害もこのために起こる。

 下手なまとめ方。(゜m゜*)プッ
 里山が管理されなくなったから、自然災害が起きるようになったわけですが、貿易商人の既得権益を縮小して、木材の輸入を制限すれば里山がまた管理されるようになります。
 地方の林業が活性化すれば、国の地方への財政負担が軽減できます。
 つまり、税金の無駄遣いが減るってことです。
 ところが、無駄飯ぐらいの経済オタクどもは何やかんやで現在の無駄な税金の使い方を維持したいのですなぁ...。( ̄  ̄) しらぁ~

5.元に戻すのが一番。そのためには200年間は森に人間がへんな手を加えないこと。200年で元に戻る。

 経済オタクどものホンネがこれです。
 自然を守るふりをしながら、自分たちの既得権益を守りたいだけなのですな。
 原生林や鎮守の森などの人が手をつけない自然を残すことも大事ですが、里山を利用して石油を使わないようにすることも大事なのです。

何もしないで森を自然体で放置すると美しい極相林が出来上がることは明治神宮の森を見ても明らか。明治神宮の場合わずか100年で極相林になった。

 d(--;)ご隠居さんは、このようなことをほざいていらっしゃいますが、つくづくデタラメを書く方だと思います。

明治神宮探鳥会
http://www.asahi-net.or.jp/~EP3N-KIZM/naturewalk/jingu/
 明治神宮は,明治天皇の崩御の後,全国から10万本を越える献木を受け,林学の知識を駆使し,卓越した設計により,100年後,200年後に極相林が完成するように計画された人工林を持ち,その森は今も遷移を続けています。

 極相林を復活させる技術も、里山の利用することにより身につけることができるし、その技術を維持することができると思うのですがね。

 ご隠居さんの言う「エコロ」と言う言葉ですが、たぶん「エセ環境派」と言う意味の侮蔑の言葉でしょうかね?
 私は、ρ(・・。) こう思っておりますので、

 「エコロ」=「経済オタク」

 エコロとはご隠居さんみたいな輩のことを言うものだと、その言葉ご隠居さんにお返しいたします。
 βακα..._〆(゜▽゜*)

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2 コメント

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メンテナンスの問題 (テンペ)
2005-12-25 12:03:37
現在の日本の森林問題は、「放置」が解決手段ではなくて「放置」が各種の問題の根源になっているんですけどね。



里山に限らず人工林は放置すれば藪状化や竹林化するだけで、森林更新はそれらが災害等にあって撹乱されてからです。



それに、極相林は必ずしも人間にとって「豊かな自然」とはいえませんし。

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成長の過程で... (空楽)
2005-12-25 16:15:49
 森林は成長の過程で二酸化炭素を吸収しますから、二酸化炭素を削減するなら管理された里山のほうが効率が良いはずなのですよね。



 森林の管理が金にならないのは、生産競争の場でズルをしている貿易商人を国が甘やかしていることが原因です。

 彼らに厳しくすれば、林業は自然に復活する。



>それに、極相林は必ずしも人間にとって「豊かな自然」とはいえませんし。



 スズメなんかは人間の近くにしか住まない鳥なのですよね。

 上手く管理された里山は、野生動物たちにとっても宝の山です。

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