かみいた落語塾

噺家さんの指導のもと、小咄から古典落語までしっかり学べる、老若男女うぇるかむの落語団体、上板橋落語塾のかわら版!!

電車女?

2006年01月25日 | 落語塾日誌
思わず笑ってしまった話です。

『電車女』に出版差止め命令

 インターネットの掲示板「2ちゃんねる」から生まれた小説『電車男』(新潮社)のパロディ小説『電車女』(上海電波有限公司)に対し、東京地裁は11日、出版差し止めの仮処分申請を下した。上海電波有限公司がパロディ小説の出版差止め命令を受けるのは、今回で4度目。

 今回出版差止め命令を受けた『電車女』は、電車マニアの彼を持つ女性が、彼の電車話について行くべく、2ちゃんねる内にある電車マニアの集うスレッドで、電車の型番、廃線路巡りなど、電車知識に関する助言を受けながら、次第に彼女自身が電車マニアになっていくものの、いつの間にか声優マニアに変わっていた彼に最後にふられてしまうという悲しい物語。
 ネット上では全く話題にならなかったが、上海電波有限公司出版部が今回の『電車男』出版に合わせ、この「電車女」物語を「発掘」し、出版にこぎつけた。現在二刷2300部。

 東京地裁は、表紙のデザインやタイトルが酷似していること、またこの「電車女」という物語自体がネット上で展開されたものではなく、実は作者のいるフィクションであることを巧妙に隠ぺいするなど、悪質性が高いと判断、出版差し止めを命じた。

 同社に対する出版差止め命令は、『蹴りたいお腹』『世界の片隅で呪詛(じゅそ)を唱える』『43歳のハローワーク』に続いて4度目。

▽『電車男』の発行元・新潮社のコメント
 『電車男』はインターネットという仮構の世界と、現実世界が交錯するところに生まれた文学作品。『電車女』は紛らわしいだけでなく、『電車男』の作品世界を壊しかねない駄作。パロディとも言えない。今回の地裁の判断を歓迎する。

▽『電車女』の発行元・上海電波有限公司のコメント
 とりあえず出してみたが、やっぱりだめだった。次こそは差し止められないようにがんばっていきたい。


・・・・とまあ、よくこういうことを考えるよなー。
笑っちまった自分が恥ずかしいですよ!
ちなみにこれは嘘ニュースですよ。

そうして、この架空の出版社が、次にはこんな新作を出して、また架空の裁判所に差し止めをくらいました。。。(つづく)

かき麿