かみいた落語塾

噺家さんの指導のもと、小咄から古典落語までしっかり学べる、老若男女うぇるかむの落語団体、上板橋落語塾のかわら版!!

強盗が返金!?

2006年05月31日 | 落語塾日誌
新作落語のネタになりそうなニュースシリーズです。
落語のほうにもいろいろな泥棒が出てまいりますが。。。


*************************
<強盗返金?>男が「金返しに…」

 30日午後5時ごろ、東京都国立市東4の国立東郵便局(小松達雄局長)で、正面から入ってきた男が「金を返しに来た。総務部長さんにこれをお願いします」と言って、現金35万円が入ったビニール袋をカウンターの上に置き、走って逃げた。すぐに局長が自転車で追ったが見失った。局内に客はいなかった。

 この郵便局では今年3月、刃物を持った男が現金34万円を奪う未解決の強盗事件があり、警視庁立川署は犯人が金を返しに来たとみている。金は証拠品として押収し、時効まで郵便局には返還されないという。

 調べでは、金はすべて1万円札で、茶封筒に入っていた。男は身長約180センチ。やせ形でグレーのパーカに黒っぽいズボン姿。目撃した局員は「3月の事件の犯人と背格好が似ている」と話しているという。
(毎日新聞 - 05月31日 11:20)
**************************

利子をつけて返しに来たのが笑えますね。
返しに来るまでの様子なんかも想像すると笑えますね。ネタとしては最高です。
それにしても、いろいろなことが起こりますねえ。

かき麿

小咄ノート15「鯨蕎麦」

2006年05月30日 | 参考書
*落語の方にはよくお蕎麦の話がでてまいりますけれども、
 これは紀州は熊野の浦に住んでおりましたくじら、
 江戸見物と洒落込んで品川の沖までやってまいりますってぇと、
 大勢の江戸前の小魚たちが集まってまいりまして・・・・・

小魚「オイ、見てごらんよ、えゝ? あすこに大きなのがいるよォ。大きくて向こうが見えねえやな。ちょいと、声かけてやろうじゃねえかな。もし、もし、あのォ、この界隈見かけませんが、どちらさまです?」

鯨「あぁ、これはこれは恐れ入ります。あたくしは紀州は熊野の浦から参りました、くじら と申します」

小魚「くじら。 はぁぁ、あなたのような大きいしとが、あっしらの仲間なんていうのは心強いですよ。えゝ、江戸見物、それはそれは、ようこそいらっしゃいました。じゃァ旅の疲れもございましょうが、われわれで何かご馳走しますんで、好きなものをそう言ってください」

鯨「あッ、これは恐れ入りますな。では、江戸の方が好みます、お蕎麦とやらを・・・」

小魚「蕎麦。あ、なるほど。上方じゃうどんなんてェことを申しますからね。江戸一番のお蕎麦を誂えてきますから待っててくださいよ」

*なんてんでね、江戸前の小魚たちがお蕎麦を誂えにいく・・・・

 その後姿を鯨が呼び止めまして・・・・・

鯨「あぁもしもし、あのォお蕎麦もけっこうでございますがな、
 くれぐれもモリだけは勘弁してください」

安呑

小咄ノート14「酒場にて」

2006年05月26日 | 参考書
※ ある酒場のカウンターで、二人の酔っ払いが酒を酌み交わしておりましたが、よほど打ち解けたと見えて、片っ方が自分の家(うち)の場所を説明し始めまして・・・

A「私のうちはね、ここを出るでしょ? 左に行くとね、薬局があるんですよ。薬局の角の所を右に曲がって、酒屋を左に曲がった二軒目なんですよ。お宅はどちらです?」

B「うちですか? うちはね、ここ出るでしょ? 左に行くとね、薬局があるんですよ。マツモトキヨシ。あそこの所を右に曲がって、酒屋の所を左に曲がった二軒目なんですよ」

A「・・・あなたおかしいね、言うことが。それは私のうちですよ?」

B「ええ? そうじゃないですよ。私のうちですよ」

A「そんなことありませんよ。あなたね、人のうちを取っちゃいけませんよ。今のは私のうちですよ!」

B「何言ってるんですか、私のうちですよ!」

※ 段々と声が大きくなりまして、周りにいるお客も心配ですから、

客「おい、マスター! 大丈夫かよ、あの二人」

マスター「いいんですよ、親子なんですから」


びいと

発表会レポート

2006年05月25日 | 落語塾日誌
発表会の模様を画像でご紹介!
これで多少雰囲気が伝わるでしょうか・・・?



こんな人たちが主演しました。
講師の先生方以外は普段着物を着る機会もあまりない面々ですが、それなりに着こなしていますね。
いやあ、たまには和装もいいものです。



大喜利の様子です。
萬窓師匠が司会で、太助先生はうしろからハリセンでつっこむ役です。
みんな出来がよくないので、つっこみ役は大変です(笑)



打ち上げの模様です。
緊張もすっかり解けて、みんなリラックスしてますね。
でもだんだん話は第五回に向けてどうするか、ということに。
なんて真面目な団体なんでしょ(笑)

ということで、とりあえず以上です。
もしまた何かあれば、追加で掲載するかもしれません。
ではでは。

かき麿