かみいた落語塾

噺家さんの指導のもと、小咄から古典落語までしっかり学べる、老若男女うぇるかむの落語団体、上板橋落語塾のかわら版!!

川越美術館寄席の雑感です

2006年02月27日 | 寄席日誌
 本日、実家のある川越美術館で寄席があり、太助先生が出演すると知っていたの
  で、朝9時に整理券をもらいに並んだ。
  運良く、2枚もらえたので、ポン太さんに連絡したら、今日は都合がつかなく
なったとのことなので、今年80歳になる母を連れて、車で出かけた。
  開演前に太助先生に、母を連れて挨拶に行ったら、なんか恐縮されてしまい、
  「いい親孝行してますね」なんて言われてしまった。
  (因みに、母は生の落語を聞くのは、たぶん初めてなので、どこまでわかったか知らないけど、、ここに来るのも初めてだったたこともあり、けっこう喜んでました(^_^;))
 
 
 ■美術館寄席 2月25日(土) 14:00~
   於:川越市立美術館 アートホール

 ・「たらちね」 古今亭章五
   七輪の熾し方のしぐさ、ねぎ屋がねぎをかつぐしぐさが参考になった。
   チンチロリンのサクサクは、確かやらなかったような気がしたけど???
   最後のサゲの部分の落とし方が、ちよっと想定外だった。

 ・「家見舞い」 柳家太助
  南京玉すだれ
   ・我らが太助先生。ご婦人が多かったせいか、マクラからずいぶん、場内
    でうけていた。
   ・この話は、私は初めてだったけど、汗びっしょり掻いて、大熱演で、
    大いに受けていた。
   ・熱演の後、すぐに、南京玉すだれを披露してくれて、場内はすごく和んだ。

 ・「新聞記事」 三遊亭窓里
   ・全国唯一の市議会議員兼噺家。萬窓師匠の兄弟弟子とのこと。
   ・前々から、話では聞いていたけど、拝見するのは初めてだった。
   ・川越人らしく、そんなに派手さはないが、落ち着いた雰囲気があり、
    好感がもてた。(私よりも、2学年、下なんだけど)
    また、間の取り方や、テンポはさすがであった。
   ・オリンピックや、老人問題など、けっこうマクラに時間を割いていた。

(以上、雑感です。 極楽)

本日の萬窓師匠は「三人無筆」

2006年02月21日 | 寄席日誌
第79回「五人廻しの会」
日暮里サニーホール 19時開演

ギリギリ間に合った、と思ったら、ほぼ満席。最前列の3席しか空いていない。首が疲れた。

開口一番の前座さん(名前を言っていたが聞き取れず。大きな声で初々しく好感度あるが、名前をハッキリいわなきゃァ)
「寿限無」

・「家見舞」 柳家三三 来月真打昇進。祝いの品を何がいいか聞きに行く、初めて聞くパターン。そのためか押してしまい後からの人はマクラもそこそこで噺に入る始末であった。

・「三人無筆」 三遊亭萬窓 得意の時事ネタを織り込み、流石の師匠。

・「愛宕山」 入船亭扇好 一八が唄いながら山をのぼり、だんだん息切れしていく様、足を動かし体力のいる噺だ。

・「動物園」柳家一琴 リストラのマクラから、身につまされる。

・御神酒徳利」桃月庵白酒 ご馳走になり酔っているところから鴻池の話で酔いの醒めていく・・・いい。

会場の暖房が効きすぎ、聴いているほうも暑いくらいで、演者にはライトの熱も加わり、皆汗を拭き拭き演って、そちらに目が行き噺に集中しにくい状態。空調も演出のひとつだ。一考を願いたい。

安呑

2月19日 落語塾

2006年02月20日 | 落語塾日誌
講師:三遊亭萬窓

塾生:六花亭福助 墨亭かき麿 喜楽亭安呑 越後屋びいと 小江戸家極楽 武蔵家ポン太 湘南楼エレキ 秋葉亭もを太 見学者(かわいいお嬢様)
  
場所:南ときわ台公園内集会所 2階 15時~

今日は、かわいいお嬢様の見学があり、みんな緊張の中に小噺の実演。なんかいつもと違いました。(笑)

なぞ掛け
『大雪』

優勝作品:「大雪」とかけて→「え!彼女が妊娠した」と解く
     その心は=カンパがつきものです
     作者:三遊亭萬窓  ☆実感がある・・・? 
    
    ・「大雪」とかけて→「麻雀」と解く
      その心は=ツモ(積も)ります
      *リーチのほうがよかったかな(満窓談)
      作者:越後屋びいと

    ・「大雪」とかけて→「寺院」と解く
      その心は=ブーツ(仏)が必要です
      *文字より言ったほうが受ける(満窓談)
      作者:墨亭かき麿

    ・「大雪」とかけて→「大阪冬の陣」と解く
      その心は=内(家)が埋まります 
      作者:湘南楼エレキ

    ・「大雪」とかけて→「帰省ラッシュの新幹線」と解く
      その心は=身動きができません
      作者:秋葉亭もを太

    ・「大雪」とかけて→「落語塾の初舞台」と解く
      その心は=真っ白になり重圧でつぶれた *本当かいな!?
      作者:六花亭福助  

    ・「大雪」とかけて→「オリンピック日本代表」と解く
      その心は=重圧でつぶれます
      作者:喜楽亭安呑

    ・「大雪」とかけて→「G1レースの大本命」と解く
      その心は=その日の気象(性)が気になります
      作者:小江戸家極楽

    ・「大雪」とかけて→「満腹」と解く
      その心は=もういらない
      作者:武蔵家ポン太

    以上でした。みんな秀作ぞろいでした。

落語指導事項(三遊亭萬窓 )
『酒場にて』(小噺)

越後屋びいと
 ・オチに時は正面を向いて言ったほうがいい
 ・よっぱらいはいい

小江戸家極楽
 ・台詞は酔っているが、表情が酔っていない

武蔵家ポン太
 ・手の仕草が悪い。つっぱりすぎ。言葉はいい。

湘南楼エレキ
 ・目は酔っ払いの目、言葉が酔っていない

喜楽亭安呑
 ・台詞+目も酔っている(シラフでやっているのに・・・)
  特に直すところなし

六花亭福助
 ・今日は酔った感じがしない。(前回のほうが良かった)
  言葉が明瞭過ぎる。 頭の部分をハデにやると良い
 ・まくらは実体験からくるものみたいなので、特にいい。

墨亭かき麿 
 ・老人の感じを出すのに扇子をステッキに見立てるのはいい
 ・ナレーション以外は話言葉にする余計な言葉はいれない

秋葉亭もを太
 ・声が大きくなった。
 ・まだちょっと酔った感じではない。
 ・知性をなくして演じるのがいい。(大げさに演じる)
等々の指摘事項ありました。

『教養講座』(担当:三遊亭萬窓)
落語に出てくる言葉

「尻腰」(しっこし) 意味:度胸、育児、根性  「尻腰のねえ奴等だぜ」
「癪」(しゃく) 意味:病気(胃痙攣、胃潰瘍などのことらしい)
             「癪がおきる」 仮病にも使った。
「煤掃き」(すすはき) 意味:正月の神を迎えるために、屋内の煤ほこりを払い清めること
                 12月13日におこなうこと
             関西(上方)では12月13日は「事始め」と言う
「千三つ」(せんみつ) 意味:うそつき 真実なのは千のうちわずかに三つだけという意
総後架(そうごか) 長屋の便所
損料ふとん(そんりょうふとん) 意味:かしふとん
立場(たてば) 意味:今でいうドライブインのようなもの
店請人(たなうけにん) 意味:長屋の身元引受人 今でいう連帯保証人
月番(つきばん) 意味:各長屋の大家とのまとめ役。連絡役、月直
付き馬(つきうま) 意味:勘定を一緒にとりにくる人
天水桶(てんすいおけ) 意味:消火水

『次回』
 日時:3月4日(土)3時~
 場所:東新集会所
 小噺『酒場にて』か、発表会の演目
                         
ポン太

萬窓師匠の出演落語会

2006年02月15日 | 萬窓師匠予定
今のところ決定している3月の萬窓師匠の予定です。

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3月の出演落語会

3月25日(土) 第9回萬窓百景~三遊亭萬窓独演会~

6時30分開演 池袋演芸場
前売り2,200円 当日2,500円

3月27日(月) ときわ台区民センタ-落語会

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独演会も楽しみですが、ときわ台区民センター??
詳細が気になります。。。
週末に聞いてみようっと。

というわけで、19日(日)は落語塾の日です。
時間が30分遅くなっておりまして、15:00開始の予定です。
どうぞよろしくお願いします。

かき麿

萬窓師匠のたらちね

2006年02月12日 | 寄席日誌
2月10日両国寄席
本日仕事帰りにつきギリギリに入場。
どうしたことだ!ほぼ満席。ここは本当に両国か?
いつもの指定席(柱のところ)まで客がいる!!

・三遊亭鳳志 「親子酒」寒い時期の噺だが、熱燗をビールにすれば夏でもできるか?今度の発表会これをやろうか。
・三遊亭小圓楽 「手紙無筆」これも演りたい噺のひとつ。

・三遊亭萬窓 「たらちね」塾に入る時のアンケートに演りたい落語にこれを書いた。
 さすがに師匠。隣の婆さんが生きている。
 チンチロリンのサクサクのパリパリ、ガンガラガンのザクザクのバリバリ。やっぱり演りたい。

・三遊亭鳳楽 「錦の袈裟」与太郎のカミさんはいい。女郎買いに行かせるなんザ、何ともいえないネェ。

まだ出演者はいたが、定期の強み。つまみ喰いで帰り、ガンガラガンのザクザクとやった。

安呑