かみいた落語塾

噺家さんの指導のもと、小咄から古典落語までしっかり学べる、老若男女うぇるかむの落語団体、上板橋落語塾のかわら版!!

萬窓師匠出演の落語会

2006年03月31日 | 萬窓師匠予定
~・~4月の出演落語会 ~・~

4月1,2,4,5,6,7日 池袋演芸場夜の部

4月8日(土) 両国寄席
6時開演 お江戸両国亭
1,500円

4月15日(土) 龍膳土曜ワンナイト落語ライブ
7時開演 恵比寿・江戸前寿司ダイニング龍膳
寿司コ-ス+飲み放題5,000円
(開演中はワンドリンクのみ)
ご予約:03-3464-9665

4月16日(日) ながめ亭花見寄席
1時30分開演 大間々・ながめ余興場

4月18日(火) 五人廻しの会
7時開演 日暮里・サニ-ホ-ル
前売り2,000円/当日2,300円
萬窓演目『花見小僧』

4月21日(金) 黒門亭
6時開演 落語協会2F
1,000円
萬窓演目『刀屋』

4月22日(土) 黒門亭
5時開演 落語協会2F
1,000円
演目は当日のお楽しみ

~・~5月の出演落語会~・~

5月20日(土) 第4回 かみいた落語塾発表会
2時開演 常盤台地域センタ-(教育科学館裏)
1,000円

5月21日(日) 第8回 三遊亭萬窓の会
2時開演 さいたま市民文化センタ-
前売り2,000円/当日2,500円
ゲスト:柳家喬之助
萬窓演目『百年目』『三人無筆』

5月24日(水) 第8回南大沢寄席
7時開演 八王子市南大沢文化会館(京王相模原線南大沢駅徒歩3分)
前売り1,800円/当日2000円
出演:萬窓、柳家三三、柳家さん作
チケットご予約:070-5457-7693(日本文化情報会)


上板橋落語塾第4回発表会

2006年03月28日 | 落語塾イベント情報
今月は管理人が慌しくなってしまっており、ブログへの記事掲載が滞りがちです。
日本全国の上板橋落語塾ファンの皆さん、申し訳ありません。
とりあえず落語塾は元気に活動しています(笑)

さて、上板橋落語塾の発表会、懲りずにまたやります。

日時:平成18年5月20日(土)2時ごろから
場所:常盤台区民センター(上板橋駅下車徒歩4分)
出演:落語塾のメンバー
ゲスト:三遊亭萬窓、柳家太助
会費:1,000円

とりあえず場所が決定したのでひと安心。
会費として千円いただきますが、萬窓師匠と太助さんの一席もあるので、損はないと思いま~す。
もしよろしければぜひ。

出演枠もまだありますので、これを機に落語塾へ加入してみようかな、という方も大歓迎です(笑)

ちなみに4月の落語塾ですが、9日(日)と29日(土)になっています。
9日が七軒家公園集会所。
29日が常盤台地域センター集会所です。
ともに時間は15:00~。
ご見学は随時募集しております。
どうぞお気軽にご連絡ください。

9日はその後、お花見が予定されています。

どうぞよろしくお願いします。

かき麿

3月19日落語塾

2006年03月21日 | 落語塾日誌
講師:三遊亭萬窓  柳家太助
塾生:六花亭福助 墨亭かき麿 喜楽亭安呑 越後屋びいと 小江戸家極楽 武蔵家ポン太 湘南楼エレキ 中々亭すずめ 
場所:場所:七軒家公園集会所 2階 15時~
今日は、新入塾生「中々亭すずめ」(ちゅんちゅうていすずめ)さんがはいりました。
みんな気合が入った塾でした。
なぞ掛け
『メール』
優勝作品:「メール」とかけて→「ET」と解く
     その心は=指一本で心が通じます
     作者:中々亭すずめ  ☆「センス」があると萬窓師匠からのお褒めのことば
                   旧塾生負けられませんよ!     
    ・「メール」とかけて→「お見合い」と解く
      その心は=話さずモジモジ(文字文字)
      作者:三遊亭萬窓
    ・「メール」とかけて→「引っ込み思案」と解く
      その心は=もじもじしています。
      作者:柳家太助
    ・「メール」とかけて→「老化現象」と解く
      その心は=迷~るナ。よく見えネ~。本当に迷~る。 
      作者:六花亭福助
    ・「メール」とかけて→「宗教画」と解く
      その心は=天使(電子デンシ)情報です
      作者:墨亭かき麿
    ・「メール」とかけて→「給料」と解く
      その心は=袋に入っていた頃の方がいい
      作者:喜楽亭安呑  
    ・「メール」とかけて→「いびき」と解く
      その心は=よきかきます
      作者:越後屋びいと
    ・「メール」とかけて→「小泉景気改革」と解く
      その心は=けっして中傷(中小)は良くないです
      作者:小江戸家極楽
    ・「メール」とかけて→「落語塾」と解く
      その心は=会員(会飲)募集中
      作者:湘南楼エレキ
    ・「メール」とかけて→「月光仮面」と解く
      その心は=どこの誰だか知らないけれど  ※古いね~
      作者:武蔵家ポン太
    以上でした。みんな秀作ぞろいでした。
次回のお題「さくら」
落語指導事項(三遊亭萬窓  柳家太助)
発表会演目指導
「寿限無」湘南楼エレキ
 ・言葉だけでなく、顔にも感情をだせるようにする
 ・上下が逆
 ・「絶対」、「結局」のような熟語は使わない。登場人物は学がないので
「家見舞」越後屋びいと
 ・視線の向きで場を広く使える。(もう場を広くしたほうがいい)
 ・お酒の入れ物によって仕草が違う。
 ・箸の仕草は口につける感じでする。
「たらちね」小江戸家極楽
 ・フラがあっていい。
 ・セリフのテンポがいい。
 ・場のイメージを大きくする
 ・この話は「父はもと京都の・・・・清女と申しはべるなり」をよどみなく言うのが命。
  これができれば、この話は八割がた成功
 ・「ばあさん」は自分ばあさんではないのを明確にするため、「糊屋」のばあさんとか言う
 ・「あたし」→「あっし」のほうがいい
 ・火をおこすのは行為はずーとやっていたほうがいい。
「長屋の花見」六花亭福助
 ・背景を決めて演じたほうがよい(客にうまく創造させる)
    →一言付け加えてより良く創造させる
 ・「絶対」の熟語は使わないほうがよい
「親子酒」喜楽亭安呑
 (まくらのみ)
  ・なかなかいいまくら(落語会のまくららしいがいい出来です)
「猫の皿」武蔵家ポン太
 ・情景描写が必要は話
 ・果師(はたし)の説明を十分にする必要がある(あとにつながる)
「真田小僧」墨亭かき麿 
 (まくらのみ)
 ・いいできです
等々の指摘事項ありました。
『次回』
 日時:4月9日(日)3時~
 場所:七軒家公園集会所 2階 
 発表会の演目&塾終了後その場所で花見の宴会
 4月29日(土)地域センター(旧ときわ台出張所 前回の発表会場)3時~
                         
ポン太

2005年私の聴いた落語ベスト5

2006年03月15日 | 寄席日誌
2005年に私の聴いた落語の中で、感銘を受けた5席をご紹介いたします。

■2005年私の聴いた落語ベスト5■
1位:柳家喬太郎「双蝶々(下)」(8/31池袋余一会)
2位:立川談春「包丁」(7/18大銀座落語祭)
3位:柳家喬太郎「竹の水仙」(8/26下丸子らくご倶楽部)
4位:立川談春「文七元結」(12/10談春四季の会)
5位:柳家さん喬「牡丹燈記」(8/12鈴本演芸場)

1位:柳家喬太郎「双蝶々(下)」については、
2005年というより、私のこれまでの落語鑑賞暦の中で
堂々の第1位に入る歴史的な名演だった。

落語は一期一会と言われるが、これほどの名演に出会えた
ことは幸運だったと思う。

これは池袋余一会で行われた三遊亭白鳥師匠とのリレー落語
である。

白鳥師匠が上を演じ、喬太郎師匠が下を演じた。

この双蝶々という噺は芝居噺であり、笑う場面はほとんどなく、
落語の中でも相当暗い噺である。

***
上は、長平衛の後妻お光と先妻の子の小雀長吉の仲が悪く、
長吉は賽銭泥棒をしたり、継母にいじめられたとあらぬことを
父親に告げる等、悪いことばかりしているので、
長吉が玄米問屋に奉公に出されるまでの場面。

下では、玄米問屋に出された長吉は仕事はこなしているものの
悪事を働いている。悪事の場面を見られた長吉はでっちの定吉を殺し、奥州に逐電する。

息子の悪事がばれ、長平衛とお光は転々と住所を換え、長平衛は腰が抜け、お光は物乞いをして食いつないでいる。ある夜、お光が物乞いをしていると、三両をくれた人がいた。

顔は見ると、長吉。お光は長吉を長平衛に引き合わす。長吉は奥州でやくざの生活を送っている。せめてものつぐないと、長吉は50両を長平衛に渡そうとする。強情な父親は不浄な金だといって受け取らない。長吉は金をほっぽり出して出ていこうとする。そんな息子に長平衛は羽織をくれてやる。長吉が家を出て吾妻橋にさしかかると、捕り手に囲まれて捕らえられてしまう。
***

三遊亭白鳥師匠は上の部分を、独自のクスグリで新作っぽく
作り換えて演じた。暗い噺を明るく仕立て直した。

下の部分。高座に上がる喬太郎師匠の表情が今まで見たこともないくらい険しい。

自ら企画した池袋余一会の大トリ、しかもリレー落語の後半ともなればプレッシャーを感じないわけがない。

マクラなしに本編に入る。
時折、白鳥師匠のクスグリを噺の中に交えて、
観客の緊張を解きほぐす手腕はさすがである。

長吉が定吉を殺す場面の緊迫感の描き方や
親子の対面のシーンで自分の信念を曲げない
親子の葛藤の描き方は完璧としかいいようがない。

あからさまに泣かせに行くのではなく、
かといって渋く抑えてみせるのでもなく、
濃厚な空間を堪能させられました。

この双蝶々という噺は、円生師匠のCDで出ているので、
興味がある方はCDで聞いてみるとよいでしょう。

びいと

親子酒

2006年03月08日 | 落語塾日誌
3月4日は落語塾
5月予定の発表会の演目「親子酒」を萬窓師匠にさらって頂く。
まだ3ヶ月近くあると思って何もやっていなかったので、前日私の稽古場の隅田川テラスで1時間ほどの稽古。
一夜漬けでやってしまった。
仕種のご指摘を頂く。

この噺は元々は小咄だったそうで、速記に起こしたらA4で2ページ弱。
あとマクラと婆さんとのやりとりを膨らませれば格好がつくか?
上方では倅が帰ってくる途中うどんやに寄ったりして、長くしているとのこと。
うどんやのくだりは次回「うどん屋」にゆずり、これは入れないことにする。

塾のあとは恒例?の反省会?
私は酒は弱くすぐに酔ってしまうが、酔いながら自分を観察する。
すると益々酔って、気持ちよくなる。
芸のために?はしご酒。
今日も旅人あにさんと朝帰り。
これも全て芸のため、芸のため・・・・・

安呑