かみいた落語塾

噺家さんの指導のもと、小咄から古典落語までしっかり学べる、老若男女うぇるかむの落語団体、上板橋落語塾のかわら版!!

3月17日落語塾日誌

2007年03月18日 | 落語塾日誌
『3月17日落語塾』        日直:ポン太

講師:三遊亭萬窓  柳家太助
塾生:寺子屋そろばん、葛飾亭旅人、越後家びいと、武蔵家ポン太、湘南楼エレキ、薩摩家ロック、奇案亭蔵彦、海山亭裕楽、加賀家米ッ痴
    紅家あんみつ、彩亭茶華、未菜亭緒香楽、仮称河合
場所:南常盤台公園集会所2F 14時~
落語指導事項(三遊亭萬窓  柳家太助)
小咄「カバンの鍵」指導
・湘南楼エレキ「しわいや」
        仕草をつける
        子供らしさを表現する
・海山亭裕楽「他行」
        上下が広い
        「原因」「結果」のような熟語は使わない
        結果→とどのつまりは・・・
・寺子屋そろばん
        「かたり」の部分は会話にしなくていい
        地の部分は普通に話したほうがいい
        子供担ぐ仕草をする
・彩亭茶華「星野屋」
        まくらの部分で「妾」で言っておくのが必要
        ×これなくて→○こられなくて(ラ抜きになっている)
        小遣いは財布(手ぬぐい)からだすのがいい
        旦那を上手から下手に見送るほうが良い
        戸を叩く時は、必ず下手から上手でトントンと打つ
        人の配置を決めて不自然にならないように話す
        東橋の欄干に手をかけて覗く仕草で深さを出す
        家(いえ)→家(うち)のほうがいい
        (いえ)は武家社会の場合(例:お家(いえ)騒動・・・)
        男にはだせない、もう少し女性の口調が欲しい(女性なので)
        男性の口調はいい
        非常に合っている噺ではないか  
・奇案亭蔵彦  最初の上下が逆
        一人ごと呼びかける時の距離をだす
        声の大きさを変えて距離感をだす
・薩摩家ロック 釘とカナヅチは別々に渡したほうがいい
        次回は自分の味をつけてください
・加賀家米ッ痴「子ほめ」  
        表現:結局→とどのつまり
        往来の場面では、手を着けるのはやめたほうがいい
        「さて、竹さん・・・」声の調子を変えたほうが良い
        数えで1つほほうがいい(現在ではわかりにくいので「かぞえ」と入れたほうがわかりやすい)
        飲みに行くことが目的なので、それをどれだけ表現すか
・武蔵家ポン太「長短」
        仕草と台詞をよく覚える
・葛飾亭旅人  先生のキャラがいい
        刃物(扇子)の渡し方が逆(柄を先、刃を手前に)
・越後家びいと「医者小咄」
        びいとさんのキャラが変わった(良くなった)
        戸を叩く時、あまり高い位置を叩かなくてよい
        地の部分が少し早かった 
・未来亭緒香楽「医者小咄」 
        声を大きくしてください
・紅家あんみつ 釘、カナヅチは両方だしたほうがいい

 自主練習日 3月31日(土) 練習日13:00~17:00七軒屋集会所(2階)

 次回
 4月15(日)15:00~ 水久保公園1階和室
 地図はこちら

なぞ掛け
『披露宴』
優勝作品:「披露宴」とかけて→「朝青龍」と解く
      その心は=高砂が輝いています
      作者:柳家太助(真打昇進前に輝いてますよ!)

    ・「披露宴」とかけて→「初日の出」と解く
      その心は=視界(視界)が大事です
     作者:三遊亭萬窓
    ・「披露宴」とかけて→「飛行機の操縦」と解く
      その心は=どちらも司会(視界)が気になります
      作者:寺子屋そろばん
    ・「披露宴」とかけて→「落語塾」と解く
      その心は=二次会がつきものです
      作者:葛飾亭旅人
    ・「披露宴」とかけて→「プロレスラーの筋肉」と解く
      その心は=盛り上がります
      作者:越後家びいと
    ・「披露宴」とかけて→「クリスマスイブ」と解く
      その心は=前日まで心配です
     作者:武蔵家ポン太
    ・「披露宴」とかけて→「カゼひきの満員電車」と解く
      その心は=セキ(席)に気をつかいます
     作者:薩摩家ロック 
    ・「披露宴」とかけて→「カップル」と解く
      その心は=ホテルでやります
     作者:奇案亭蔵彦
    ・「披露宴」とかけて→「温泉のある観光地」と解く
      その心は=入刃(入湯)がつきものです
     作者:海山亭裕楽
    ・「披露宴」とかけて→「相撲」と解く
      その心は=内掛けがつきものです
     作者:加賀家米ッ痴
    ・「披露宴」とかけて→「繁盛」と解く
      その心は=景気(ケーキ)がいい
     作者:未菜亭緒香楽
    以上でした。みんな秀作ぞろいでした。
次回のお題「くだもの」

落語塾発表会が5月19日(土)に決まりました。
                   以上

医者小噺 その2 「カバンの鍵」

2007年03月15日 | 課題小噺
医者小噺 その2 「カバンの鍵」
*あるおかみさんが急に苦しみ出しまして、慌てたご亭主が掛かりつけの先生を呼んでいる間がございませんか
ら、近所に新しく出来た先生を呼んで参りまして、

「先生ェ、是非診てやってください、家内が急に苦しみ出しまして、エェ、私も慌ててしまいまして、
本当ですと、ここに居ていろいろとお手伝いをしなくちゃいけないンですが、店番がございましてな、ま、近頃のことで
物騒ですから、何か御用がございましたら声を掛けていただくということで、ひとつよろしくお願いを致します」
「ああ、そうですか、はいはい分かりました。では拝見致しましょう」
「へェ、お頼ォ申します」
・・・・
「大丈夫かなァ、どうも新しい先生ってのは気心が知れないからねェ、まあいつもの先生なら安心なンだけども・・・」
「あのうー、ちょっとよろしいですか」
「へィ、なんでございます」
「えー、栓抜きありますかな」
「せ、栓抜きですか。えェェ、ありますけども、ちょっとお待ちを、、先生、こちらでいかがでございましょう」
「あー、こりゃどうもありがとう存じます」
・・・・
「栓抜きぃ?ちょっと待ってよ、今までの先生、栓抜きなんか使ったことはないけどもねぇ。いったい何をしようってンだろう」
「えー、すみません、やっとこありますかな」
「や、やっとこですか。えェ、あるにはあるんですが、、先生、こちらでいかがでございましょう」
「ありがとうございます」
・・・・
「冗談じゃないよ。 随分と荒療治になってきたよ。やっとこどうしようってンだよ。
まさか後ろへ回って背中をつねろうって訳じゃないだろうね。 あー、だいぶうなっているようだけども、心配になってきたな」
「あのうー、釘と金槌ありますかな」
「く、釘と金槌ぃ?んん、あぁ、あるにはありますけど、、先生、こちらでいかがでございましょう」
「どうもありがとうございます」
・・・・
「冗談じゃないよ。 釘と金槌どうしようってンだ。心配になってきた、ちょいと聞いてみよう、
あ、先生、先ほどからだいぶ家内がうなっている様なんですが、いったいどこが悪いんでしょう?」
「ハッ、ハッ、ハッ、分からないんです。」
「え?分からない?」
「ええ、分からないンですよ、まだカバンの鍵が開かないンですから」

3月10日落語塾日誌

2007年03月12日 | 落語塾日誌
『3月10日落語塾』        日直:ポン太

講師:三遊亭萬窓  柳家太助
塾生:寺子屋そろばん、六花亭福助、武蔵家ポン太、湘南楼エレキ、秋葉亭もを太、奇案亭蔵彦
    甲州亭わいん、鴨家歌たね、舞亭千どり、未莱亭緒香楽、仮称山口夫妻
見学者:仮称(家永さん)
場所:七軒家公園集会所 2階 14時~
仮称小林さんの名前が決まりました。未莱亭緒香楽(みらいてい しょこら)
落語指導事項(三遊亭萬窓  柳家太助)
小咄「医者小咄」指導
・湘南楼エレキ 時々、「ま」が長くなる。
        クスグリを考えてのは良い。
        ちょっと元気がない。
・武蔵家ポン太 間延びする。
        テンポ良くやる。
        後半、元気がなくなってくる。
・秋葉亭もを太 喋りは流暢だが、説明書を読んでいるようだ。噛んで含めるように言う。
        自分の色をだす。
        後半元気がなくなった。最後まで元気良くやる。
・鴨家歌たね  体験を「まくら」にするのは良い。
        最後の落ちは、屋根から・・の、屋根からの部分はいらない。スッキリさせる。
        大きな声で、仲間の問いかけではなく、他人に言うようにする。  
・奇案亭蔵彦  特になし
        このまま、自分のフラを出してやってほしい。
        こんな医者にはみてもらいたくない。(個人的に)
・六花亭福助  おもしろいのはいい。
        葛根湯はちゃんと話に入れましょう。
・舞亭千どり  本を見る仕草は手ぬぐいを使う。
        お腹から声を大きくだす。(大事です)
        話に強弱があったほうがよい。
        自分をさらけ出すようにやってみてください。
・未莱亭緒香楽 人物設定して話しているのがよい。
        声が小さいのが残念。
        フラがあってよい。
・寺子屋そろばん「夕立屋」
        久しぶりの登場。
        よかったついてです。
次回
 3月17日(土) 14:00~ 南常盤台公園集会所2F 地図はこちら
   人数が増えたので、2時から始めます。
   1時から借りているので、自主練習する方は自由にお使いください。

三遊亭萬窓の小咄「かばんの鍵」を実演

なぞ掛け
『花見』
優勝作品:「花見」とかけて→「居酒屋の客」と解く
      その心は=早くサケ(咲け・酒)サケ(咲け・酒)もっとサケ(咲け・酒)
      作者:寺子屋そろばん(久しぶりの登場で優勝をさらっていった さすが!)

    ・「花見」とかけて→「治療」と解く
      その心は=葉(歯)は嫌です
     作者:三遊亭萬窓
    ・「花見」とかけて→「このみちゃんと言えば」と解く
      その心は=木下でしょう
      作者:柳家太助
    ・「花見」とかけて→「ちどり・うたたね・ワイン」と解く
      その心は=五分咲き・満開・姥桜
      作者:六花亭福助
    ・「花見」とかけて→「和菓子」と解く
      その心は=やっぱりお団子
     作者:武蔵家ポン太
    ・「花見」とかけて→「女子プロゴルファーのギャラリー」と解く
      その心は=さくらが目当てです
     作者:湘南楼エレキ 
    ・「花見」とかけて→「テレクラ」と解く
      その心は=サクラがいっぱいです。
     作者:秋葉亭もを太
    ・「花見」とかけて→「泣き売(なきばい)」と解く
      その心は=サクラで人が集まります
     作者:奇案亭蔵彦
    ・「花見」とかけて→「20代後半の女性」と解く
      その心は=どちらも花より団子(男子)です
     作者:鴨家歌たね
    ・「花見」とかけて→「売れない歌手の公演」と解く
      その心は=サクラがないと始まりません
     作者:舞亭千どり
    ・「花見」とかけて→「狭いシート」と解く
      その心は=せきとり(関取)は大変
     作者:未莱亭緒香楽
    ・「花見」とかけて→「両親の家」と解く
      その心は=たまには寄って(酔って)みるのもいい
     作者:仮称山口♂さん
    ・「花見」とかけて→「クイズ100人に聞きました」と解く
      その心は=あるコール(アルコール)抜きでは成り立ちません
     作者:仮称山口♀さん
    ・「花見」とかけて→「桜と酔っ払い」と解く
      その心は=なるべくさけ(咲け・酒)たい
     作者:仮称家永さん
    以上でした。みんな秀作ぞろいでした。
次回のお題「披露宴」

落語塾発表会が5月19日(土)に決まりました。

教養講座1
「なぞ掛け」の解き方のコツ
 例:「卒業式」
   関する事柄を連想
     卒業式→桜、征服、涙→あみだOK
     その心は・・・を上記の連想した言葉を使う。
     同音異義語を引っ掛ける
   例:「卒業式」とかけて
       「男がつらいよが終わった」ととく
      その心は→さくらが散りました。

                   以上

3月の落語塾

2007年03月10日 | 落語塾予定
3月の落語塾の予定です。
最近、おかげさまで塾生も順調に増えており、毎回17、8名の参加で大変活気にみちております。
開始時間もいつもの15時では足りなくなってしまい、今月は14時スタートです。
5月の発表会も決まりましたし、がんばりましょう!

11日(日)七軒家集会所2F
17日(土)南常盤台公園集会所2F

ロック

ラクドル!?

2007年03月09日 | 落語塾日誌
最近は世間で、落語の話題が尽きませんが。
なかにこの、ラクドルというのがあるそうでして。
「落語のできるアイドル」ってことだそうです。
実際にそういうジャンルのアイドルってことで、売り出している方がいらっしゃいまして。
いや、僕も初めて知ったんですけどね。
写真見てびっくり。ほんと、可愛らしいお嬢さんなんですよ、ダンナ!
田代沙織さんっておっしゃるんだそうです。

田代沙織さんの公式サイト

こちらの記事にも紹介されています。
毎日インタラクティブの記事

イチ落語ファンとして、ラクドルさんには是非がんばっていただきたいものですね~。もう、僕でよければなんでも協力しちゃいますよ、ほんと。・・・ま、何ができるってわけでもないですけど。。。(笑)

ブログもあります。
田代沙織さんのウェブリブログ

ところで、公式サイトを見ると、都立小石川高校ご出身なんですよね。優秀だなあ。っていうか、かみいた落語塾とはご近所さん!?w
是非一度、かみいた落語塾にも遊びに来ていただきたいですね~(笑)

かき麿