Take Ari's Time

to show you what's been going on

Enter My Religion / LIV KRISTINE

2006-04-27 | HM/HR
1 Over the Moon 2 Fake a Smile 3 All the Time in the World
4 My Revelation 5 Coming Home 6 Trapped in Your Labyrinth
7 Blue Emptiness 8 You Are the Night 9 Enter My Religion
10 Streets of Philadelphia 11 You Take Me Higher 12 For a Moment


元THEATER OF TRAGEDY、現LEAVES' EYESのVoであるLiv姫のソロアルバム。正直女性モノゴシックに辟易している身としてはその系統は最近スルーを決め込んでいたんだが、このアルバムは素晴らしい。ゴシックなんていう狭い了見で捉えずに、女性シンガーのポップなソロアルバムと考えれば良い。とにかく高品質である。

のっけからポップテイスト満開①で爽やかな空気すら流れる展開は完全に予想外で、さらにそこに乗る歌唱が女性らしく優しく滑らかであり、かつ伸びのある美しいものであり大満足。以降もバラードありノリノリチューンありで様々な色を見せ付ける今作は、かなりの完成度を誇るアルバムであり、一般受けも十分しそうなキャッチーさである。

元々女性シンガーのポップアルバムは嫌いではないんだが、ゴシックという出自を生かした世界観も存在するのがまたおいしいところ。BLACKMORE'S NIGHTにも通じる哀しげな民謡調のメロディがGoodな④やピアノのイントロから美しくゴシック的にダークな展開が続くロックチューン⑥など歌メロの素晴らしさも手伝ってかなり良い。勿論歌唱力を存分にいかした⑤⑨といったバラードは、表現力もあり心に染みる。

とにかく全編を通じて歌唱もメロディも美しく、普遍的な魅力が詰まったアルバムであり、かなりの満足度を得られたのであった。

Speak of the Dead / RAGE

2006-04-25 | HM/HR
1 Morituri Te Salutant 2 Prelude of Souls 3 Innocent 4 Depression
5 No Regrets 6 Confusion 7 Black 8 Beauty 9 No Fear 10 Soul Survivor
11 Full Moon 12 Kill Your Gods 13 Turn My World Around
14 Be with Me or Be Gone 15 Speak of the Dead 16 Michi-Shi Tsuki


独産メロディック・パワーメタルの大御所RAGE通算18作目。RAGEは昔から大好きで、何は無くともピーヴィーのメロディセンスがかなりツボなのである。さて今作はヴィクターが加わったということで改めてオーケストラとのコラボの組曲を①~⑧で実行している。

そんでもってその組曲の出来は良い。8曲でインストも多いのだが、冗長な感じは全く無く、全体のドラマもよく伝わってくる。特に③はオケとの絡みが壮大さの主張に非常に役立っている。これは良い曲だ。この3人の音楽スキルとセンスがなせる業なんだろうな。

しかし個人的には組曲以降の通常曲があまり気に入らなかった。メロディが欠如しているわけではないし、攻撃性においてはどのアルバムよりもある。疾走感も良い。しかし何かが物足りない。勿論Goodな曲もあり、特に⑩のキャッチーさは一発で気に入ったし、タイトルトラック⑮もアグレッションとメロディのバランスが魅力的である。

他の曲も駄曲ではないし完成度は高いと思う。しかし"Unity"で頂点を極めた大仰で時にクサさをほんのり帯びるメロディが足りないというか。カッコいいのだが心からガッツポーズ出来ない、そんな感じ。まあまた聴くと印象は変わるかもしれないけど…というかまた聴くけど、好きだからw


週の終わり

2006-04-22 | school
最近特に感じるのは自分が能動的に勉強に励んでいる、しかもそれが試験目的ではないということにある種の楽しみがあるというか。確かに知識不足はいまだ解消されていないんだけれども、それを必死で追いつき誤魔化しつつ聴く授業内容は、自分が興味のある分野に限られていることもあり非常に充実していると感じられるのが、4年間を過ごした大学時代との大きな違いかな。今日も広告の授業は楽しかったし。予復習はまあ骨が折れるしゼミ発表に戦々恐々としてはいるが、今はとりあえず楽しいかな。

なんて真面目っ子クラブ(from○ずみっ子クラブ)気取っていてもサボり癖はあるわけで適度に気を抜きつつと。最近はLIV KRISTINEのアルバムがかなりツボである。元THEATER OF TRAGEDYというゴシック色は仄かに残しつつ、キャッチーな楽曲が並び素直に魅力を感じられる作品である。今年に入って手ごたえを感じる作品はまだ出てきていないが、輸入盤オンリーのアルバムのほうが今のところ気に入っていたりするのはなぜかしら…

Neo Natural Freaks / FATAL SMILE

2006-04-19 | HM/HR
1 Neo Natural Freaks 2 Bleeding Kiss 3 Crash and Burn 4 Learn-Love-Hate
5 Quiet Chaos 6 Practise What You Preach 7 Dead Man Walking 8 Colorblind
9 Common People 10 11th Hour

スウェーデン発のヘヴィ・ロックンロールバンドのデビュー作。北欧ロックということでBACKYARD BABIESやらHARDCORE SUPERSTARやらの哀愁ロックを想定していたがさにあらず、ということで少し期待はずれだったがそれはまあ自己責任だしw

系統としてはパンキッシュというよりはMOTORHEAD直系とでも言えばいいのか、とにかく重さを重視し、そこに仄かにメロディをのせている…MOTLEY CRUEというにはメロディの明快さが足りないし、個人的にはやや疾走したZAKK WYLDEかな。

全体的な重厚感は満足だし、時にカッコいいと思える瞬間もあるんだが、画一的な楽曲群からはこれといった強い印象を受けなかったな。⑥はTESTAMENTか?と期待したが違って、これもまあ自己責任の勘違いかw。

初ゼミ

2006-04-17 | school
なかなかお出来になられる人々が集まったゼミで、予想はしてたけどなかなかに日和気味(苦笑。某有名広告代理店に勤める博士、某優良洗剤トイレタリー企業からの舞い戻り組などなど、あーこの人らは俺をケチョン×2に貶すのだろうなーなんてw。とりあえず来月の発表日が我がXデーというわけだ…しかし勉強にはなるだろうな、これは。それだけは確実に保証されてそう。

他に企業戦略の授業にも出席。こちらは学部時代にバーニー読んでたしなんとかクリア出来そうな感じかな。個人的な企業研究の発表もやることになっているみたいだし、楽しみだ。なかなかアレな感じの生徒もこっちにはいるしw

てなわけで結構真面目ぶっている。

午前中に真面目ぶる

2006-04-14 | school
というわけで今日もしっかり授業に出てきた。今日は2限が収穫だったかな。予習は必要そうだけど本を読み込もう。テーマは広告代理店であり、なんというか日本の広告業を深く知れそうだったので楽しみだ。大体において先生の話がうまい。やはり社会に出て実業に深く携わっている立場だからなのか、人に聞かせる姿勢が好感触である。Red Gate Univの教授陣にも見習って欲しかったわー。

しかし少しの授業に出ただけで感じたのが、自分の学問ベクトルにおける「強み」というヤツのなさである。表面的には上腕三等筋が出ているとか、CD収集が凄まじいとか、まあ色々あるのだけれどw、しかしいざ学問をやるにあたり強みが見つからない。そう感じつつ今日の先生の話を聞き、これからの姿勢を考えたのだが…話しとは、『"広告論"を学ぶのと"広告"を学ぶのは違うし、大前提として「知識」と「知恵」は違う。この「知恵」を身につけることが実社会では役立つのだ』と、概略はこんな感じだ。だからこの1年、とりあえず知恵を養う努力をしていこうと、知識ベクトルから逃避行気味なスタンスをとることにしたのであった。。。

初授業

2006-04-13 | school
さてついに大学院の授業が始まった。まあ1日あたり多くて2つしか授業は入っていないわけだが、己の出来の悪さから内心ビビりつつ通学をした。

本日の授業自体は流通というテーマに特化しているため、皆の実力差が出にくいので今後も安心かなと。特に今日はオリエンテーション気味だったしなかなかにエンジョイ出来たかなと。ウォルマートよいずこへ、みたいな講義でしたが、これ向こうの小売というものをイメージし難くで、こういうとき海外経験の無さを恨む、みたいな。まあしかし日本にウォルマートは根付かないんでしょうな、きっと。

明日は朝もはよから講義が始まる…数年ぶりに学生らしい生活だw

ゆるぎないものひとつ / B'z

2006-04-12 | Jap Music
1 ゆるぎないものひとつ 2 ピエロ


B'zの2006年度第2弾シングル。前作"衝動"は初聴きの印象はイマイチだったもののノリのよさが何度か聴くたびに心地よくなったスルメ曲であった。さてさて今回は…前回より①はビミョーな気が…

バラードではあるが盛り上がり、叙情性ともに今一歩足りない気がする。アルバム"Circle"に全英詞の"Brighter Day"という良バラードが入っていたが、サビメロは結構似ていてしかも"Brighter Day"よりも盛り上がりが鈍い(苦笑。展開的にはなかなか聴き所はあるものの、どうも外角低めギリギリボールな感じ。

一方②は会心作である。B'zのロック面がよく出ているとともにそこに絡むメロディに非常に哀愁がある。"孤独のRunaway"あたりの曲に繋がるカッコよさというか、とにかくこちらがA面の方が間違いなく良かったと思う。

両曲とも歌唱は安定感があるし、心なしか力も抜けて心地よい。Gソロも強調されていてこれも良い。ということで②の完成度の高さもあり満足度は比較的高いかな。

Optical Illusion / TIME REQUIEM

2006-04-10 | HM/HR
1 Sin to Sin 2 Talisman 3 Optical Illusion 4 Ashen Soul 5 Ocean Wings
6 Creator In Time 7 Miracle Man 8 Sphere Of Fantasy 9 Despair and Pain


スウェーデンの鍵盤魔人リチャード・アンダーソン率いるバンドの一つ、TIME REQUIEMの3rd。というかSPACE ODYSSEYだったり色々ありすぎて違いがわからない(w。今回のVoは北欧の便利屋的存在ヨラン・エドマンで、変わらず安定的歌唱を聴かせている。

さてさて曲調であるが…ネオクラ初心者というか大してネオクラ偏愛ではない私からするとこれはイングヴェイ道まっしぐらとしか感じない(w。まあ確かに違いとしては①あたりに代表されるようにDREAM THEATERの影響下と言えそうなプログレッシブなリズム・メロディ展開を見せる点であるが、その他はインギー直系ネオクラ。それでもリチャードのKeyとマグナス・ニルソンのGの絡み、速弾きはスリリングかつメロディアスで聴き応えがある。

しかし歌メロ、というかサビでの高揚欠如が痛いかなと。ネオクラの画一的展開も多くあまり魅力的な展開が少ないというか。イントロでかなりの期待を誘う④など代表的で、曲が進むにつれ萎えるというか。⑧のようなクサメロやヨランの歌唱も生きるメロウな⑤などはGoodだと思うけれど、もうちょいキャッチーさや個性があっても良いんじゃないかなとも思った。

というかイングヴェイと組めばどうどうとネオクラ道を突き進めるのに、御大にその気はないんだろう。ということで永久フォロワーの道を思い切り行けばいいのかな(w

Winter Wake / ELVENKING

2006-04-07 | HM/HR
1 Trows Kind 2Swallowtail 3 The Winter Wake 4 The Wanderer
5 March of Fools 6 On the Morning Dew 7 Devil's Carraige
8 Rats Are Following 9 Rouse Your Dream 10 Neverending Nights
11 Disillusion's Reel 12 Penny Dreadful

イタリア産フォークメタルバンドの3rdにして日本デビュー盤。フォークメタルといっても全編にわたりデスVoは使わず、ジャーマン/メロスピの影響下のもとフィドルを導入したりして民謡色をかなり主張している。

まずハッキリ言って件のVoが物凄い下手。音程云々よりとにかくヨレる。ヘナチョコハイトーンで、ハッキリ言って好みは分かれるし、別に私も好きじゃない。しかし音楽の方はクサメロが大爆発し、疾走感や攻撃性に絡まる民謡的な哀愁の洪水を浴びせられる。この世界観においてはVoの弱さもまた時に味になっているというか、妙にはまっているとも感じるのだ。

大仰なメロディを伴い疾走する①から魅力は全開であり、ポップでリズミカルかつシンガロングを誘う④、正統派のメロディ展開にからむフィドルが美しい⑦などかなりオイシイ。フォーク調の静かな展開に女性Voが絡む⑥やゴシック風の③、またボーナスだがFLOGGING MOLLY的なポップさの⑫などバラエティも豊か。加えて②④⑨などで特に主張されるGメロディがかなりクサくてGood。とにかくこと作曲能力に関しては抜群なのではないかと思う。

画一的なペイガンメタル/ヴァイキングメタル勢に飽きていた中で、普通声を駆使した民謡調メタルはかなり良かった。万人受けは絶対しないがクサメロ追求派はチェックすべきかと思う。