Take Ari's Time

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Speak of the Dead / RAGE

2006-04-25 | HM/HR
1 Morituri Te Salutant 2 Prelude of Souls 3 Innocent 4 Depression
5 No Regrets 6 Confusion 7 Black 8 Beauty 9 No Fear 10 Soul Survivor
11 Full Moon 12 Kill Your Gods 13 Turn My World Around
14 Be with Me or Be Gone 15 Speak of the Dead 16 Michi-Shi Tsuki


独産メロディック・パワーメタルの大御所RAGE通算18作目。RAGEは昔から大好きで、何は無くともピーヴィーのメロディセンスがかなりツボなのである。さて今作はヴィクターが加わったということで改めてオーケストラとのコラボの組曲を①~⑧で実行している。

そんでもってその組曲の出来は良い。8曲でインストも多いのだが、冗長な感じは全く無く、全体のドラマもよく伝わってくる。特に③はオケとの絡みが壮大さの主張に非常に役立っている。これは良い曲だ。この3人の音楽スキルとセンスがなせる業なんだろうな。

しかし個人的には組曲以降の通常曲があまり気に入らなかった。メロディが欠如しているわけではないし、攻撃性においてはどのアルバムよりもある。疾走感も良い。しかし何かが物足りない。勿論Goodな曲もあり、特に⑩のキャッチーさは一発で気に入ったし、タイトルトラック⑮もアグレッションとメロディのバランスが魅力的である。

他の曲も駄曲ではないし完成度は高いと思う。しかし"Unity"で頂点を極めた大仰で時にクサさをほんのり帯びるメロディが足りないというか。カッコいいのだが心からガッツポーズ出来ない、そんな感じ。まあまた聴くと印象は変わるかもしれないけど…というかまた聴くけど、好きだからw