Take Ari's Time

to show you what's been going on

Monster / B'z

2006-06-29 | Other Music
1 All-Out Attack 2 Splash! 3 ゆるぎないものひとつ 4 恋のサマーセッション
5 ケムリの世界 6 衝動 ~Monster Mix~ 7 無言のPromise 8 Monster
9 ネテモサメテモ 10 Happy Birthday 11 ピエロ 12 雨だれぶるーず
13 明日また陽が昇るなら 14 Ocean ~2006 Mix~


B'zの2006年度のアルバム。最近の多産傾向の総まとめ的な一枚と言えるかもしれない。よく言うとバラエティ豊か、悪く言うと散漫な印象。

とりあえずシングル曲4曲プラスカップリング曲1曲と計5つの既出曲が入っているのが相当いただけない。⑪は入れてもいいがだったらベスト盤に入れた⑭あたりは外したほうが良かったんじゃないかなんて感想も出てくる。

音の方はヘヴィでカッコいい曲もあればキャッチーさを突き詰めた曲もあるし、ブルーズもバラードもある何でもござれ状態。ここで往年のB'zであればこれら色の異なる傾向の曲を一つのアルバム内において統一された色でもって演出してくれたんだが、今回はどうも散漫な気がする。文句ばっかだなw

①のヘヴィさとサビ前のメロの美しさは素晴らしいし、ホーンセクションたっぷりにかなりポップに仕上げた④もメロディはGoodだ。⑩はファンには知られていた曲ということで、なるほど昔のB'zを思い出させるような良曲。また⑦は思い曲調が独特の世界観を演出するバラードで、歌唱もギターソロも映える叙情的な秀曲。ここまではいいんだが他のヘヴィ系統の曲が…ヘヴィはいいんだがメロに一癖あってすんなり聴き入れられないのが正直なところかなと。近作のシングルもそうなんだが、どうもB'zは曲展開に凝りすぎて自己の長所を消してしまっている気がする。部分見れば⑤のラストの盛り上がりとかはイイんだけどね…

うーん、どう聴いても⑫は駄曲にしか聴こえない、というよりB'zに求められていない曲だし、既出も多い後半にかなりだれる気がする。"GREEN""Big Machine"あたりからアルバムの出来としては下降している気がしないでもないなぁ。やや残念だがカッコいい曲はあるのでまだ聴き込む予定。

Detroit Metal City

2006-06-26 | HM/HR
『デトロイト・メタル・シティ』なるマンガを買った。タイトルどおりメタルバンドのお話しである。オサレポップ好きな主人公がデスメタルバンドのVo、クラウザーⅡ世を演じる苦悩を描いたギャグマンガである。

メタル好きからしたら多分納得いかない描写がかなり多いんだろうな。第一詞の内容はデスというよりはゴアメタルだし、メイクその他を考えてもブラックメタル系と言った方がよいだろう。表現的には聖飢魔Ⅱの表面要素だけを抜き取った描写であり、誤解が多いとか本当はそんなんではないとか、何とでも言えるだろう。マンガとしての絵の下手さは別件で致命的だがw

しかし私は笑わせていただいた。多分昔の純なメタルファンだった頃なら不満も多かったんだろうが、今はメタルというものをより包括的に広い視野で捉えることが出来るので、笑えた。どんな世界を描くにせよマンガはデフォルメがなされるものであり、そう考えればありえない魔球を投げている野球マンガとレベルは一緒なんだから。楽しめないのは凝り固まった専門誌的な視野がある場合だろう。ある種踏み絵的な、そんなマンガ。

MSG / MICHAEL SCHENKER GROUP

2006-06-24 | HM/HR
1 Are You Ready to Rock 2 Attack of the Mad Axeman 3 On and on
4 Let Sleeping Dogs Lie 5 But I Want More 6 Never Trust a Stranger
7 Looking for Love 8 Secondary Motion


神マイケル・シェンカー率いるMSGの2nd。この世で3本の指に入る我が崇拝するギタリストの、最高傑作にしてHM/HR史上に残る名盤である。

はじめてシェンカーに出会ったのは高校2年くらいの時。高校帰りに学校近くの図書館で借りた2枚組のアンソロジーだった。その時は試聴でUFOの"High Flyer"の物悲しいメロディに涙腺をやられ気味になったので借りたわけだが、それより何よりMSGの曲がメチャクチャカッコよかった。そして聴き込むにつれ感じるマイケル・シェンカーという男の作り出すギターメロディ、フレーズが、HM/HR界の中でも飛びぬけて叙情性があり、私の琴線に触れることがわかっていった。今も昔も私はB'zの松本孝弘のソロが大好きなんだが、シェンカーのそれは確実に松本に影響していることを感じた。当時歌メロ偏重の聴き方しか出来なかった私に、ソロの魅力を教えてくれたとも言える。

この2ndはそんな彼の作品の中でも完成度が最も高い作品であると言えよう。ゲイリー・バーデンとの相性はやはり素晴らしく、歌メロも非常にキャッチーで聴き易い。さらに今回リマスター盤を改めて聴き直してみたわけなんだが、コージーのドラミングがかなり際立っていることを実感した。特に⑤あたりなんかはかなり目立っている。ポール・レイモンドのKeyがかなり重要な味付けをしていることも再確認したし、つまりはこれを制作したバンド自体が上手く機能していたのだなと。

攻撃性と静寂のコントラスト、切れ込むGがたまらない②や全編に叙情性を発する③、レイモンドのペンによる美しい⑥ではバックのGメロも素晴らしく、ラスト⑧はサビメロが秀逸であり、ゲイリーの歌唱も効果的。そんな名曲群の中、やはり⑦Looking for Loveは文句なしの名曲である。静的な⑥からの転換も見事で、切り込んでくるリフとドラミングのヘヴィさにまずやられる。そしてやはり歌メロが素晴らしい。これを歌えるゲイリーはいくら歌唱が稚拙だと言われようと最高の人材であったと思う。そしてGソロは…ぐうの音も出ないほど凄い。技術関連のことはよくわからないゆえ語彙が足りないのが残念だが、水晶の如き流麗なメロディ、チョーキングの妙がアグレッションと泣きを見事に結びつけ、最高のソロに仕立て上げられている。おそらく後続のギタリスト群と比べても技術的に恐ろしく高度なことをやっているわけではないと思うし、そこはやはりぶっ飛び気味の神の神たる所以、狂気・感性がなせる業なんだろう。

近年神が振るわないのもこの感性が80年代という脂ののった時期ゆえに冴えていたせいなんだろう。しかし彼の作るフレーズは今後もずっと聴き続けるし、彼が影響を与えたギタリスト達が活躍してくれることを願う。何はともあれこの2ndは間違いなく名作であり、全HM/HRファン必聴なのは間違いない。

アパレルって興味ないんだが

2006-06-22 | school
流通の授業でアパレルが始まった。偶然ながら今度事例発表を私がしようとしているのもアパレル。正直よくわからんが…

ユナイテッドアローズを取り上げたいんだが、調べたらなんとこの企業は圧勝なんですね、あんま知らなかった。あまり安くないとか予備知識はあったが事業のシステムとか業態の展開の仕方だとかかなり研究をし、さらに顧客満足を第一にする姿勢があると。ただ店舗数を制限しているとか言いつつ業態数がやたらに多いのが疑問。そのうちパンクするんじゃなかろうか…

普段洋服とか全然こだわらないからこういう時不便だ。まあじゃあアローズなんか取り上げるなという話だがそれはおいといて…

Never say never

2006-06-19 | 雑感
書くのをサボってはいかんな…しかし最近新譜聴いてないしなぁ…と思ったがLOSTPROPHETSの新譜は聴いた。感想は後日だが、これがかなり聴きやすかった。一般層に広まりそうな感じだ。

土曜日は大学のゼミ生との飲み。大阪就職組が来ないのは残念だが、やはり楽しかった。愛すべきバカども(含オレ)。銀行に行こうが化学大手に行こうが会計士目指そうがバカはバカである。さすがT大屈指のゼミだぜw

そして本日は院ゼミで工場見学へ。群馬のミツカン工場だったわけだが、行き帰りの時間がかかりすぎで眠い眠い。たぶん院に入って初めて人の説明でうとうとキタな。その影響は帰還後の授業でも如実に現れたし、本当に眠い日だった。工場見学めっさ短いし。あれではよくわからん。まあ納品に関する問題点を聞けたのは興味深かったし、清潔さに神経質な姿勢もよくわかったが。

んでミツカンといえば食酢とともに「金のつぶ」「におわなっとう」「ほね元気」なんていう納豆を作っているわけで、今回は出来て時間があまり経っていないやつをいただいた。ぶっちゃけ納豆あんまり食べられないわけだが、体裁を考え食べてみたところカナーリ食べやすかった。これは新たな発見だ。ミツカンのだからなのかはわからないが、納豆別に平気だったことに結構な驚き。まさに食わず嫌いというやつか。空きっ腹だったしおいしくいただいた。

きっと今お腹が痛い原因は納豆ではないと信じつつ、今日を締めくくる…

働いたら負けかなと思ってる

2006-06-14 | 雑感
んなわけはなくて…そろそろこちらとしても就職の二文字が頭をよぎる季節になって来ましたと。ヲイヲイ修論はどうすんだっていう話もあるがそれはまあブッチの方向で…

この夏はインターンとやらをやってみたいわけで。行きたい企業も決まっているし、ぶっちゃけそこで就職を確定させたいっていう気持ちも今はかなり強かったりするわけだが。詳しくは書かないけれど自分が勉強してきたことや自分のやりたいことに一番あっている気がするんだな。

まあそうなると友人(not遊人)のblogにあるようにESやら何やらに頭を働かせないといけないわけだが…まあこちとら一つ大きなリーサルウェポンはあるわけで、後はじっくり対策練ってインターンも就職もクリアしてしまいたいわ。勿論知見は広げたいし他の企業も検討しますが。


ぐびなま。の小西真奈美はイイ。グリコCRATZの六車奈々もイイ。

Silver Screen / MOONVILLE

2006-06-12 | HM/HR
1 Moonfall 2 Silver Screen 3 The Obligator 4 Cloven Hoof
5 Claws in the Dark 6 Strange Letters 7 Fool's Victory
8 Millionaire in Mind 9 Coleslaw Serenade 10 Afterrake 11 8mm Goddess


スウェーデン発のメロディックメタルバンドMOONVILLEのデビュー作。別に各方面の評価が高かったとかそういうわけではなかったんだが、レビュー文を読んで何故か心惹かれる部分があったので購入。率直に、メロパワ/メロスピ系のデビュー作としては良好なんではないかなと思った。

上述のとおり基本線はメロスピ系統なんだが、そこに様々な空気が加味されている。例えば①の間奏部分なんかは完全にQUEENからのインスパイアだろうし、その他にも誰かの影響というよりは、近年の米国勢やエモ勢が携えてるモダンな質感を感じることが出来た。

メロディはというと曲によってばらつきはあったりするんだが結構良い。画一的なメロスピのイメージからは多少ずらした曲作りが印象的で、アコースティックな②、疾走感のあるサビメロが非常に魅力な⑤、典型的な疾走チューン⑩あたりが素晴らしい出来かな。

こうした曲作りをみていると、"Vain Glory Opera"時のEDGUYを思い出したかな。似ているというわけではなく、メロディックメタルという画一的なイメージから一歩抜き出たメロディが、今後の成長を期待させるというか。Voも現時点では十分な実力だと思うがまだまだ青い部分が多く、もっと磨くことが出来ると思うし。どうやら世間的な注目はあんまり高くないみたいだが、結構良いバンドが出現した印象だった。

高津劇場

2006-06-09 | 雑感
今日は野球の話をば…

本日ヤクルトはソフトバンクに僅差で勝利したわけだが、その締めを担ったのが我らが高津さん。今日も今日とて9回裏で2アウト満塁まで試合を盛り上げてくれました…はぁぁ。

私は10年以上ヤクルトファンでありそれゆえ黄金時代の高津様のご雄姿は拝見させていただいた。そりゃ全盛期のシンカーは誰も打てない確信があったさ。しかし異変に気づいたのは私がスカパーで野球中継を熱心に見ていた2003年くらいか。とにかく高津さんの投げる9回が長い、長い、長い。彼はショーを盛り上げるべく自らが主役となったハラハラドキドキな展開をわざわざ用意してくれるのだ。ちなみに他でもそう思われていたこと、「劇場」の名が某chあたりでつけられたことは後で知ったが、まあ皆そう思うということはナチュラルなことなのだ。

高津さんはショーの主役としてとりあえず得点圏にランナーを進めておかないと気が済まないらしく、3塁に人が走者がいることもざらである。また2点差があると盛り上がりに欠けるのが気に食わないご様子で、とりあえず相手に1点献上しておくというサービス精神も忘れない。その上全盛期を終えたことがあり失敗も時たまするという事実を観客に刷り込ませることで、高津劇場が始まった瞬間にファンの心情における緊張感や高揚感(?)はMAXに達するのである。まさしくShow Stopperである。

こんな劇場主催者である高津さんを未熟な私は「もう使うな」だの「弘寿使えばいいのに犬監督はアフォだ」などと散々批判してきた。しかし今思う。高津さんはこれがなきゃ高津さんじゃないんだと。結果的に成功率のほうが高いんだし、やっぱり高津さんはツバメ軍団にいなきゃいけないんだと。今年古巣にカムバックした際も高津劇場を少し期待した自分がいたのも事実。まあ向こう1~2年頑張って欲しいと思う。

しかし交流戦首位がかかった大事な時期の劇場はキツイのがホンネ…

Splash! / B'z

2006-06-06 | Other Music
1 Splash! 2 MVP


B'zが量産体制に入り2006年度としては3作目となるシングル。どうも最近のB'zはメロディ展開にひねりと言うかプログレ的要素というか、悪く言えば考えすぎな展開を入れており、今回の①にもそれが見られる。どことなくメロディのつながりが強引な感が否めない。メロディ的にはまあまあといった感想が正直なところ。アルバム曲であるならばGoodな曲であろうが、シングルとしては及第点程度のアップテンポチューンかな。②は昔に戻った風のメロディが魅力的なチューンである。今回も正直②の方が魅力的だと思った。

さてさて……B'zのファンになって10年は軽く超えたわけだが、今回B'zの姿勢を初めてに近い形で斬ってみたい。以前からやれパクリだとか商業主義だとか言う点で多くのアンチを生み出していたが、私としてはその事実を受け止めた上でB'zの作り出す曲たちから満足感を得ていた。連続一位をキープすることはステータスでありまたアイデンティティであることはわかっているし、外国曲の引用が多いこともその上で独自の上質なメロディを作っているということで消化した上でB'zの楽曲を愛してきたのである。

今回"Splash!"が置かれている状況はB'zのマーケティング上おそらくL'Arc-en-Cielの3枚同時リリースに重なった時くらいに厳しいと思われる。山下智久(2週目)と関ジャニ∞のジャニーズ勢が控えているからである。ラルクの時もオリコン以外ではラルクに負けていたが、今回は正直キツイのではないかと感じる。そんな中でB'zが打ち出した施策がDVDの添付。しかもライブ映像を1曲、3枚に分けて販売するという方法である。要するに通常のCDオンリーに加え、3種類のDVD付きCDが存在し全部で4種類を発売したわけである。

これを知ったのは店頭に於いてであるのだが、私は通常盤を購入した。そしてその際、B'zの姿勢に疑問符が浮かんだのは否めない。これは明らかに商業志向の過多であり、顧客無視の結果である。本来ならばCD自体に特典映像をExtraとして加えるのが消費者としては理想だし、DVDを付けたいならば3曲入りを付けるべきなのである。要するにB'zの忠実なファンがいっぺんに3枚ないし4枚購入することを狙っているわけであり、今回初めて「そこまでして記録を維持したいのか」と感じてしまった。これでまあシングル自体の出来が"ねがい"や"Blowin'"なみに充実しているならばまだ納得も出来るが、あくまで並の出来のシングルであるという点がさらに疑問を加速させた。

DVD付きを3枚買うことはすなわち4500円の出費なわけで、これはアルバム料金を超過するわけである。それでも3枚買う熱心なファンが4万人いたならばこれで10万枚はクリアする。この記録・商業重視の姿勢はどうしても納得できない。長年のファンであり、今後も日本を代表するミュージシャンとして彼らを応援していきたい立場から、今回あえて苦言を呈してみた。彼らの今回の施策は絶対に間違っており、強引なニーズ喚起はファン無視の現れであると思われる。とにかく顧客志向の戦略をとって欲しい。たとえ記録が途絶えたとしても彼らがデビュー以来積み重ねてきた歴史は不変であり偉大なものであるのだから。

Po!

2006-06-03 | Other Music
友人に頼まれてBeat It / MICHAEL JACKSONの映像を探索。とりあえずYoutubeに行ってみたらPVがあった。この曲最初のイントロぐらいしか聴いたことがなかったんだが…マイケル昔はカッコよかったんだな…

80年代って感じの音像に歯切れ良いマイケルのVoが心地よく、意外にも流麗なギターソロが入り後半さらに盛り上がる。文句なくCoolだと思うし、黒人時代のマイケルはカッコよかったな。そんで今調べたらこの曲のギターソロはなんとEDDIE VAN HALENその人だったとは…さすがの出来栄え。

友人はこれのダンスをするらしいが出来るのだろうか、Po!