Take Ari's Time

to show you what's been going on

A Fever You Can't Sweat Out / PANIC! AT THE DISCO

2007-02-17 | Other Music
1.Introduction 2.Only Difference between Martyrdom and Suicide is Press Coverage
3.London Beckoned Songs about Money Written by Machines
4.Nails for Breakfast, Tacks for Snacks 5.Camisado 6.Time to Dance
7.Lying is the Most Fun a Girl Can Have without Taking Her Clothes off
8.Intermission 9.But It's Better If You Do 10.I Write Sins Not Tragedies
11.I Constantly Thank God for Esteban
12.There's a Good Reason These Tables are Numbered Honey, You Just Haven't
13.Build God, Then We'll Talk


ネバダ州産のエモ/メロコア系バンドの日本デビュー作。パンキッシュでキャッチーかつ哀愁たっぷりなメロディとともに、そこに絡むテクノ/ダンス系の電子音が演出するノリの良さが一つ彼らの特徴となっているが、個人的にはその相乗効果がかなり気に入った。

電子音が主張しすぎることなく、あくまでメロディを重視したロックであるという点がまず好印象である。そのメロディもアコギやホーンを効果的に導入しダイナミックさや哀しさを上手く表現できていると思う。

イントロに続く幕開け②からして上記の要素を全て含むノリの良い佳曲であり、まずこれだけで魅力にやられる。⑤の静と動のバランスとそこに絡むキャッチーなサビメロもまた優秀である。メロディという点では⑩なども気に入った。

楽曲の演出という点では中盤の攻撃的なアコギがカッコよく変調も多い⑨は面白いし、アコースティック主体で歌い上げ、ホーンも導入してロックを超えたダイナミックさを表現する⑫なども彼らの懐の深さを示していると思う。

インスト⑧含め全ての曲がキャッチーであり、目立った捨て曲はない。ノリを求める人にも、メロディを求める人にも新鮮に映る良作だと思った。ただ全体的な統一感が一つ特徴だとは思うが、今後これを続けるなら少しマンネリを感じるかもしれないなということも感じた。まあそれは細かいことで、個人的には凄く楽しめた作品である。

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