アラジンとスターオーシャンの秘宝
千秋楽見て来ました。
いや~、楽しかったし、面白かった。
決して完成された演劇・舞台ではないけど、それが楽しい。
どちらかと言うと、ROCKミュージカルのような感じでしたね。
配役は後程まとめますので、まずはあらすじ。
()はその時演奏された曲です。
でby××と表記のないものはPsycho le cemuの楽曲です。
オープニングフィルム(浪漫飛行)
元帥・YURAサマ・メタルの3人は一週間後に控えた舞台のリハーサルをしていた(劇愛メリーゴーランド)
しかし、何故か後にはお化けの団体が踊る。
リハーサルを終えると、皆それぞれ本業の元へと向う。
YURAサマは銀河警察警視総監として、神風ギャング団・Gargoyleを追う(神風ギャング団by Gargoyle)
しかし、最強を誇るGargoyleの前に銀河警察隊は敗北を記す。
そして、「一番大切なものを奪ってやる!」と言われたYURAサマは、
GargoyleリーダーKIBAの牙に仕込まれたサソリの毒を喰らい、倒れる。
YURAサマから電話を受け取った楠本柊生帝國元帥は第14帝國の舞台の本番直前。
電話口で「元帥の後にお化けが見えた」といわれるものの
「いいじゃないか、ギャラも弁当代も要らないし」と明るく笑う。
そして、第14帝國の本番を迎え、オンブラッタ(式典で必ず行なうフラッグパフォーマンス)を行なうも、
リッター(劇団員)達は何故かお化けになっていた。
元帥から電話を受け取った吉田メタルは劇団☆新感線の本番直前だった。
電話口で「リッターがお化けになった」といわれるものの
「いいじゃないか、ギャラも弁当代も要らないし」と明るく笑う。
そして、新感線の舞台の新ネタとしてジャグリングに代わり、風船の芸を見せる。
しかし、何故か劇団員はお化けたちに代わっていた。
サソリの毒に倒れるYURAサマの元にメタルから電話が入る。
そして、ほぼ同時に元帥からも電話が入る。
息も絶え絶えで「いつものファミレスで」と永滝隊員に伝言を頼み、意識を失う。
ファミレスで一連のお化けのことをコーヒーを飲みながら話し合うも、解決の糸口は見えてこなかった。
YURAサマのもとにスターオーシャンの秘宝は存在し、
エクスカリバーは懸賞プレゼントとして出してしまった後だったことから
ガーゴイルの言った一番大切なものは仲間か?という結論になりかかっていた。
そこに、半妖半人のネズミ男が現れ「なら私が解決法をお教えしましょう」とYURAサマたちを誘い出す。
YURAサマ、元帥、メタルはネズミ男の手招きのまま、いったんもめんに乗り、お化けの世界へと向うのだった。
小悪魔のマコト、涼平、てんてんの三人は「早くメジャーになりたい」と歌うインディーズ(妖怪人間ベムのテーマ)
そこにKIBAが現れ、メジャーの厳しさを教えてやろう、と小悪魔達を誘い出し、自分の配下にした。
お化けの世界に着いた一行は、鬼太郎、ぬりかべ、子泣きじじい、唐傘お化けに出会う。
そして、そのお化けたちが連れていたのは古今亭志の吉と最鋭輝だった(ムーディストのテーマ?)
古今亭しの吉は馬琴全集を、最鋭輝は豹柄ブーツという大切なものを奪われて、この世界に来たそうだ。
しかし、一行の奪われたものは舞台のパンフに書いた大切なものと異なっていた
ちなみに、メタル:DVDレコーダー、元帥:失念、YURAサマ:世界だった。
お化け達もKIBA大王に苦しめられていたので、
KIBA大王を倒す鍵となる魔法のランプを取り出せる者を探していたのだった。
そこで、元帥は幻創論の力により、YURAサマをランプのもとへと飛ばすのだった。
しかし、何故か辿り着いたのはランプの中だった。
ランプの中ではランプの魔人・なすびが魔法グッズを懸賞で当てて生活をしていた。
その中にはDEATH NOTEやハーメルンの笛、サイコが出したエクスカリバーもあった。
しかし、ランプの中ではどうしようもなく、YURAサマは再び元の場所へと戻ってくるのだった。
その頃、小悪魔達はKIBA大王からメジャーへの苦難というありがたい話しを聞いていた。
そこにネズミ男が現れ「彼こそ時の洞窟に入り、ランプを持ち出せる者」とYURAサマを紹介する。
しかし「欲しいものは自分で手に入れる」とKIBA大王に一蹴されたばかりか、小悪魔達にもバカにされる。
お化け達の家に泊まることになった一行はYURAサマからスターオーシャン秘宝の話しを聞く。
スターオーシャンの秘宝は賢者の石であり、それをもつ者を世界の中心にする力を持つものだった。
午前3時になってもYURAサマは何故か寝付けなく、そのまま夜を明かすことにした(午前3時星降る夜by KuRt)
朝を迎えた一行は皆で話し合い、時の支配者しか入れず、
中には理想郷があり恥ずかしい思いをする時の洞窟へYURAサマを送り出すことにする(彼女と古時計)
YURAサマは大時計の形をした時の洞窟に入り、
Psycho le cemu最初の演目・理想郷旅行-過去の世界を経験する。
気が付くとYURAサマは眠っており、手には魔法のランプがあった。
出てきたランプの魔人に願いをかなえてもらおうとするも、3つは言葉のやりとりで理不尽に消化されてしまった。
そこで、元帥の提案でYURAサマをユラユラ帝國の王子にしたてて、お姫様に求婚目当てで潜入することにした。
そしてパレードを組んで城に入るも、KIBAにランプを奪われて捕まってしまう。
牢に閉じ込められたYURAサマ達は小悪魔達に何度もヤスリを没収されながらも何とか脱獄に成功する。
小悪魔達はKIBA大王の前に失態を詫びる。
しかし、KIBA大王は新たな悪巧みをランプの魔人に命ずる。
それは、YURAサマ達をランプに閉じ込め、お化け達に国を作らせるというものだった。
脱獄に成功したYURAサマ達の前にランプの魔人が現れた。
ランプの魔人は出口に案内すると言い、笛を吹き始めた。
YURAサマ達は笛の音に誘われるがままに、ランプの中に閉じ込めてしまう(ハーメルンbyドレミ團)
そして、ランプの魔人は人間の代わりに宇宙人たちを連れたお化け達の前に現れ、
国を作るように悪の知恵を授ける(ゴシックパーティースピードセッションby彩冷える)
「国を作るならば、他の国は滅ぼしてしまえ」
悪の知恵を授けられらお化け達は、KIBA大王に洗脳されてしまう(ガキ帝国by Gargoyle)
ランプに閉じ込められたYURAサマ達は何とか出れないかと、幻創論や壁叩きを繰り返すが効果はない。
KIBA大王とランプの魔人はそれを眺めて笑っている。
YURAサマはランプの中にエクスカリバーがあることを思い出し、探しだし、
ランプの壁を切り裂き、ランプから脱出に成功した(murder・deth・kill)
しかし、そこに待ち構えていたのはKIBA大王に洗脳されたお化け達の攻撃だった(BeastBurst by Gargoyle)
「何があってもYURAサマをる!」と言った元帥とメタルに向けてKIBA大王は、
YURAサマはサソリの毒にやられていることを告げる。
KIBA大王の言葉をまやかしとし、それでも現実に戻ろうとする一行に
「その世界は楽しいの?」とお化け達は問い掛け、攻撃してくる(グロテスク)
混乱の最中、元帥がこの世界はスターオーシャンの秘宝によってYURAサマが作り出したものだと気づく。
YURAサマは世界の中心になったのではなく、YURAサマ中心の世界を作り出したのだ。
そして、奪われた大切なものは現実の世界だったことに気づく。
YURAサマは幻の世界を壊すために、スターオーシャンの秘宝を
エクスカリバーで壊そうとするが、お化け達が阻止にかかる。
しかし、お化け達を振り切って、YURAサマはスターオーシャンの秘宝を破壊した(聖~excalibur~剣)
スターオーシャンの秘宝を壊されたこのにより、幻の世界は崩壊する。
KIBA大王、ランプの魔人、幻の世界の元帥とメタルはそれぞれYURAサマにお別れを言う。
「お前の作った世界は楽しすぎた。でも、お前には帰らなくちゃならない場所があるんだな」
KIBA大王がそう告げ、YURAサマの世界から去った。
現実世界ではYURAサマの訃報を受けて、永滝隊員の司会によりお別れ会が開かれていた。
線香代わりにサイリウムを手向けていると、突如YURAサマが目を覚ました。
「元帥、俺死んでる間に面白い経験したんですわ。これ一週間後の舞台のネタになりませんか?」
「何を言うんだ、今日がその本番当日だぞ」
そう、今日はコラボレーション舞台初日。YURAサマの死を受けて急遽お別れ会をしていたのだった。
YURAサマはお別れ会に集まったファンに向って言う。
「この面白い経験を春…夏…秋…冬?まぁいつか必ずお目にかけたいと思います!」(春夏秋冬)
エンディングフィルム(浪漫飛行)
アンコール・MEGATRON(UpperVer)