想風亭日記

人里離れた「想風亭」にて、旧事(ふるごと)を読み、黒犬を友とする日々

裏表があるんだな、これが

2008-03-28 10:21:29 | Weblog
彼は根性より天然ボケ、マッチョなのに実は
とてもビビリー。
知らない人は、その体型と口元からのぞく白い歯に
怖気づくようですが、実はくにゃくにゃ君です。

コンプレックスをばねに生きて(たぶん)ン十年のうさこ
としては、六月のクイーンより今の彼女↓がなんだか好きで、いとおしい。




化粧を落としたクイーン、って感じ?
それとも「うちではおっかあはこんなんだよ」って感じ?
とにかく春浅いと、先日の妄想デーの彼女は別人、
同じ方とは思えません。

深い雪にうもれ、三月の初めには激しい地吹雪の日にも
細い枝をさらして立っていたんですから、多少、素顔が
こんなんでも、その根性がすてき。
「美しいだけじゃないわよ、アタシ」
そのたくましさが、すてき。

誰にでも裏表があります。
芭蕉が詠んだ紅葉の句みたいに、
長い一生のうちには、裏も表も見えてくるざんす。

風とわずかな重力にまかせて、はらはらと散っていくわけで、
表が上か裏が上か、落ちてしまうまでわからない。
どっちが上でも紅葉は紅葉だけれど、散りぎわに
こだわってるんだな、紅葉。
芭蕉の句は、けっこう「人生応援歌」みたいな
ところがある気がします、ワビサビっていうより。

侘びの極意って、もしかしたら
裏も表もバレバレざんすってことかしら?(うさこ談)

以下略……

早い桜の開花で、青山墓地は淡々とけむってます。
明日はお墓の周辺、人で溢れるんだろうな。
さて、森へ向います。
天気予報は雨、雨もまたよしの森なので
肩のあたりがほっとします。