想風亭日記

人里離れた「想風亭」にて、旧事(ふるごと)を読み、黒犬を友とする日々

クンクン親分

2008-03-24 01:18:16 | Weblog
おっかあの視線をさけて何やら一人で遊んでいます。

避けるんです、時に。
なにしてるの~、こっちおいで~と呼んでも
別に~、なんもないよ、僕はなんにもしてないけんね、的な
態度をとります。つまりなにくわぬ顔をして戻ってくるような
戻ってこないような、なんか、ごまかしてはいないよ決して
という明らかに何かを隠している感じがします。
知らんぷりを装えば装うほど、なにかがにじみでてきます。

ま、人間も同じようなことをしますので、よくわかります。
うさこもベイビー以上に顔に出るタイプ。
‥‥ハンフリー・ボガードに憧れます(古いぞ!)



クンクンしています。
あちこち、クンクンしながら歩きます。
追いかけると、知らんふりして、またあっちでクンクン。
ベイビーがクンクンしたところを、うさこもクンクンしてみました。

雪が融けて、その下には秋に落ちたどんぐりの実が。
赤く色づいているのは、どうしてだろう?
クンクン。
枯葉と土の匂いが、香ばしいのです。
とてもいい匂い。
あー、そうだ、全粒小麦粉をじっくり寝かせて焼いたパンみたい?
お腹が空いてるわけでもないのに、たとえが食べ物になるうさこ。
土の上がこんなにいい匂いだとは知らなかった。
ちょっとおどろき!です。



松の木で作ったベンチにもクンクン。
後をついて行ったうさこは、仰向けに寝てみることにして。
おー、背筋が伸びるう。
地上30センチくらいから、見上げる。
陽射しがぽかぽかしてて、ときどき、ひんやりした風がほほを撫でていく。
まだちょっと肌寒い気もするけど、もうちょっとこのまま、
こうしていたいなあ。

ベイビーがそばにきて、顔のあたりをクンクン。
おっかあ、なにしてんの? とちょっとバカにした態度で
あっちへ行ってしまいました。たぶん、小川のなかへ



下から見上げると、こんな感じ。
どんぐりの木、おーい、まだ眠ってんの?
春だかんね、起きなさいよ。
どんぐりの実から見上げると、こんな感じでしょうか。

クンクン親分、教えてくれて
ありがとさんでやんした。