想風亭日記

人里離れた「想風亭」にて、旧事(ふるごと)を読み、黒犬を友とする日々

生きる道 シマコ篇

2008-04-07 12:02:17 | Weblog
誰もいないときは物置や作業小屋で、
わたしがいれば、縁がわでご飯を食べます。
モシモシ、(ささやくようにニャニャと)と
呼ぶわけです。
呼ばれると、いそいそと縁がわへ行きます。
シマコ専用のブルーのお皿を持って。



食べる量が増える。

そして、食べた後に縁がわでくつろがず、
すぐに姿を消すようになる。

やがて、食べ残しを持ち帰るようになる。
すると、こういうことになるわけで‥

これみよがしに、赤ちゃん登場。
距離のとりかたが絶妙、処世術に長けています。
みせびらかし~の~ かわいいでしょ~
ごはん、いっぱい、よろしくね~と
解釈します。



去年の春産まれたこの子、ママのしっぽにじゃれて
遊んでいます。
その後、いつのまにやら物置から引っ越して、
またシマコだけになりました。
あの赤ちゃん、どんな風にオトナになったんだろう?
知りたいけどさっぱりわからない。
冬の森で生き延びれたかどうか。

ここにいないときシマコは子供たちのところを巡回しているようで
縁がわに寝転んでいる日が少なくなりました。
替わりに、シマコの娘とおぼしき一歳くらいの猫が
こそこそと縁がわで食べていきます。(シマコも最初はそうでした)



そして今、またシマコの食欲が増している。
タンポポが咲く頃には、ご飯テイクアウトになるんだろうな。

食い逃げ!
とは決して言わないねずみ師は、
「カリカリだけじゃあなあ、二人分だよな、缶詰もいるよな」
とかいいつつ、てんこもりの差し入れを用意します。

なんだか万年片思いみたいでもありますが
「今年も冬を乗り越えたな、シマコ」と語りかけているんでしょう、たぶん。

やすやすと生きることを許してはくれない森の自然。
でも自由!なんだね、シマコ姫。

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2 コメント

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Unknown (ストーン)
2008-04-07 17:25:48
シマコは元気だったんですね。
よかったあ~。想像するだけでも冬の森の自然は
厳しいと思うのに、シマコお母さんは強くてたくましいですね。感激!
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満腹です (raichioo)
2008-04-07 21:54:12
ストーンさん、こんにちは。
おかわりして召し上がっていきます。ねずみ師がブログを
読まれて、「食い逃げだぞー」と言っておられました。
そんなこといまさら言ってもねえ‥、シマコが一枚上手
だべした。

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