想風亭日記

人里離れた「想風亭」にて、旧事(ふるごと)を読み、黒犬を友とする日々

カニ座かしらね

2008-03-11 09:32:58 | Weblog
掴んだら離さない。
それはカニだ。

※本日のテレビニュースより
 某町の裏金プール金、自民党世耕議員へ流れる、町長逮捕。 
 町長さんのおうちの裏の道路、裏金の一部で舗装し、近隣住民が喜ぶ。
 近隣数は3軒。裏金の残りは町長さんのおうちに保管してあったので、
 こういう事態(合併による監査で発覚)になってかえってよかったとの
 町長さんの弁。

こういう理屈、よく大人の、歳食った人たち使ってます。
うさ子(ウザコ、って濁らないでね)には素朴な疑問があります。
お金って、それって、国庫のもんじゃなかと? 一部はあたいの
親戚とか、ぐるぐる回ってあたいのお友達とか、誰かのお給料から
当然しごくのやりかたであらかじめ(天引きね)さっぴかれたお金
も入っておるとじゃなかと?(源泉徴収税は痛いよ~、日々沁みる。)
でも、ぐるぐるぐる、廻る。お金は廻る、天下のまわりもの。
でも裏とかプールとかどこかに留め置きされれば、そりゃ
「掴んだら離さない!」方式ではなかね。

ねずみ師に
「あの人たちはお金が欲しくて選挙に出たのでしょうか」とうさ子。
「金、欲、権力。それしか考えていないのさ。
 カニだよ。カニとおんなじ、穴ん中へ溜め込むんだよ」
「へ?」 うさ子、かに道楽の巨大看板を思い出す。

カニは砂のなかから獲物を捕え、えっさこらさと穴へ運んで
溜め込むそうである。
それをひとりでこっそり食べるのである。

人の顔をしているが、人ではない?
犬の顔をしているが、犬ではない?
はい、変な顔です。

追記:このカニは磯や浜辺にいる小さい小物で
   かに道楽で食されるような大物ではない。
   小物は自分の穴に入りきれないほど溜めて
   穴に自分が入れないと引越しますが、溜めた
   獲物のことは忘れてまたそこに溜め込む。
   (うさ子は書き損じを溜め込んでいる…どうする?)