今回のオマタ点滴、別の医師が刺したものだが、
抜く時はT先生がやってくれた。
(どうやらオマタ点滴は医師にしかできないらしい。)
針を抜いた後、止血の為、オマタ付近をグイとおさえるT先生。
しばしの沈黙。
よく見りゃニノちゃんには似てないけど…
うつむいた目元、睫毛がクルンとして…妙にカワユイの。グフフ♪
「先生、私が急患で来た時、お休みだったんですか?」
「えぇ、遅い夏休みで…。
すみません . . . 本文を読む
お向かいのベッドのSさんの話だと、
T先生は2年前は研修医だったらしい。
…やはり。
あたしの血管は細い。
点滴や採血の時は、たいていの医師や看護師は苦心する。
ところが!
T先生の鮮やかだったコト!
針が入らず困惑してる看護師たちを見て、
サッとあたしのパンツをおろし(イヤ~ン)、
脚の付け根の血管をさがしだし、パパッと点滴針を刺した!
な~んも痛くなかったよ♪
自分が休暇中にあたしが再入院 . . . 本文を読む
「ライチさ~んライチさ~ん!」
あたしの名を呼びながら、
早足で廊下を歩いてくる若い男。
主治医のT先生だ。
「予定より生理が早まったようで。出血もかなりだったんですね。」
ベッドサイドに立った先生は、ちょっこしうなだれていた。
あたしが再入院するなんて、予想外のコトだったからだろう。
フフン!女のカラダはね、『神秘』なのよ。
あなた方が思うように、計算どおりにはいかないの。
坊や、まだまだ青い . . . 本文を読む