「不可視の両刃」放射線に挑む~英国大学院博士課程留学~

英国に留学して放射線研究に取り組む日本人医師ブログ

本調子からは程遠いけれど

2017-02-18 | 2017年イベント
渡英後最悪の体調不良の危機を乗り越えたとはいえ、まだ本調子ではありません。
しかし、異邦の地で独りなんとか生きている身なので、買い出しなど身の回りのことを、当然ですが、自分で行わなければなりません。重い身体を引きずりながら、研究センターや近くのスーパーまで歩いて行きました。

写真は本学正門です。Belfastの冬はこんな感じの陰鬱な天気です。いつも見ている建物なのですが、なんだかやけに今日はデカく見えたのでした。土日でも大学周辺はいつもある程度の賑わいがあります。本日、研究センターでは一般向けにサイエンスフェスティバルが開催されていたのですが、他人との接触はやはり控えたいということもあって足を伸ばしませんでした。

先日、仙台の出版社からありがたいご連絡があり、とても嬉しく思いました。

私は東日本大震災以降、東北被災地医療に従事してきましたが、同時に東北被災地の方々から色々なことを教えて頂きました。その恩返しの一つになればと思って、これまでも福島のことを情報発信するべく拙文を書いてまいりましたが、それが形になるかもしれません。

震災直後の混乱期にめげずに頑張った人たちが報われてほしいと私はずっと思ってきました。今回の件が、もしもその一助となれるなら、これに勝る喜びはありません。

すこし元気になりました。
ありがとうございました。