「不可視の両刃」放射線に挑む~英国大学院博士課程留学~

英国に留学して放射線研究に取り組む日本人医師ブログ

在アイルランド日本国大使館

2018-02-07 | 留学全般に関して
本日、所用があって在アイルランド日本国大使館へ足を運びました。
夕方までには大学に戻りたかったので、北アイルランド首都Belfastからアイルランド首都Dublinへ朝早くの電車で出掛けました。ここ数日のBelfastは異常に冷え込んでおり、朝はうっすらと雪が積もっていました。

在アイルランド日本国大使館はなぜかDublin郊外にあるので、中心部からDARTという路線に乗って十数分かけてSydney Paradeという駅まで行き、そこから数分歩かなくてはなりません。ちょっと不便です。公館の大きさも写真の建物の1F分であり、在英国日本国大使館と比べるとだいぶコンパクトな印象です。さらに所用を済ませる1時間中に私の他に誰も利用者がいませんでした。
所用がスムーズに済むのはありがたかったのですが、ちょっぴり寂しい感じでしたね。

昨年、日本とアイルランドの国交樹立60周年を祈念して、色々なイベントがあったようです。
ご承知の通り、アイルランドという国は20世紀になって英国から独立した新興国ですが、大英帝国の一部であった頃からアイルランドに住む人々は日本と関わりがありました。例えば、小泉八雲 Patrick Lafcadio Hearnがいます。彼は日本の怪談話を英語でまとめた『怪談』で知られていますが、アイルランド出身の父とギリシャ出身の母の間に生まれ、父親の故郷であるDublinで育ちました。その後、米国を経て日本に移住。日本人女性・節子と結婚し、西洋に日本の民俗文化を広めることに多大な貢献がありました。

在アイルランド日本国大使館の職員の方に聞くと、英国北アイルランドに在住の方々はLondonにある在英国日本国大使館まで行くのが大変なので、予め連絡さえしておけば、国が違うとはいえ色々なサービス対応をして下さるとのことでした。海を越えてわざわざLondonまで行かずに済むのはたしかに助かりますね。

残念ながら今回は大使館に勤務している知人に会うことはかないませんでしたが、Dublinの街中をちょっとだけ観光することが出来たのは良かったです。



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