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図を描くときに「やるべきこと」と「やってはいけないこと」(その4)

2019年12月08日 | ブログラミング

ggplot を使ったグラフ例でよくあるのは,以下の図はまだましだが,グラフのサイズがデフォルトのままで,中の文字が「小さすぎて読めな〜〜〜いっ(はずきるーぺもってこ〜〜い」状態のもの。

なお,以下のグラフの問題点は数多く。

  • 図全体の大きさに対して,文字が相対的に小さくなりすぎている。
  • グリッドラインは不要である。
  • 凡例が図の右にあるのはあまりよくない。
  • 背景がデフォルトのhままの灰色。この場合特に下の方にある●が背景に埋もれかかっている。
  • 横軸と縦軸の 2 変数以外の 3 番目の変数 species を色わけで表すのはよいとして,しかし,アルファチャンネルを seeds に対応させ,マークの大きさまでも seeds に対応させてしまったので,下にある点ほど小さくて淡くなるという(同じ変数を3つもの表現(縦軸,大きさ,透明度)に使い回すのは意味がないというよりひどい)。

library(ggplot2)
library(ggsci)

A <- data.frame(
    weight = c(1.2, 1.5, 1.1, 1.6, 1.6, 1.4, 1.3, 0.9, 1.1),
    seeds  = c(26, 31, 19, 34, 38, 23, 24, 21, 24)
)
B <- data.frame(
    weight = c(1.6, 1.7, 1.8, 1.6, 1.5, 1.9, 2.1, 2.1, 2.4),
    seeds  = c(32, 30, 41, 34, 33, 43, 46, 48, 55)
)
C <- data.frame(
    weight = c(1.1, 1.3, 1.6, 1.3, 1.2, 1.9, 1.8, 1.4, 1.7),
    seeds  = c(14, 13, 17, 11, 9, 21, 20, 16, 14)
)

x <- rbind(data.frame(species = "A", A),
           data.frame(species = "B", B),
           data.frame(species = "C", C))

quartz("ggplot", 3.5, 2.5, bg = "white")
g <- ggplot(x, aes(x = weight, y = seeds, size = seeds, alpha = seeds, color = species))
g <- g + geom_point()
g <- g + scale_color_nejm()
print(g)

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