森にようこそ・・・シャングリラの森

森に入って、森林浴間をしながら、下草刈りをしていると、自然と一体感が沸いてきます。うぐいすなど小鳥たちと会話が楽しいです

二十歳に立てた人生の目標

2022-10-02 13:22:03 | 森の施設

 

    二十歳に立てた人生の目標 

 

 私が高等学校を卒業して社会人になって以来、これから社会人としてどんなことを目標に

つまり人生計画というか目標というものがあるのだろうかと、考え続けていました。

 

 そして、二十のときに精神的というか思考の在り方について、一つのテ-マを決めました。

それは、人として「悟り」を開くことでありました。そのことは宗教の世界に入るとか、何

の思想に絞るとかということではなく、自分が生きている世間、廻りの人々の有様を眺めな

がら自らの思考と行動を確立して行こうというものであったと思います。

 

 あれから既に68年の日々が過ぎ去り、その間いろいろな出会いがあり、仕事に就き学ぶ

ことが多々ありました。入社して1カ月目に私にとって大きな出来事を経験しました。

 私がこのブログで何回か「運」について述べたことがあります。つまり、私が考えている悟

りとは良い運に常に回り逢えるようになる人になることではないかと、一つの例あり方として

思っているところです。常に正しい思考のもと、適切な判断と行動に近づけば、必ず良い運が

自ずと回り逢える。勿論、世の中理屈通りにならないものですが、それでもよい運が我に付け

ば結果はよくなります。

 

 私はこれまでの人生78年間も生きて来たのですから人生を語っても良い年齢だと思います。

これまで大変恵まれた数々の良い運に遭遇出来てきました。そのよき運の内容を申せば、人は

自慢話かと思うことでしよう。しかし、これは自慢話ではなく、真に運が良かったことなので

す。例えば、

 私が社会人になるために、ある大企業の採用試験を受けました。そのために、履歴書の提出

と申込書を学校から送って頂きます。その履歴書といっても家族の内容とか、学校における部

活の内容です。その項目の中に、身長、体重の記入する欄があり、採用基準には、身長155

㎝以上、体重53㎏以上ということでありました。現代ではこんな採用基準をすることはない

と思います。ところが、それらを測定するために学校の保健室に行き測定したところ、身長は1

69㎝であったけれども、体重が52,7㎏しかなく、これでは書類で撥ねられることになると思い

測定して頂いた看護婦に53㎏てしてほしいと頼みました。看護婦さんはそんなことしても会社で

測定されたらまずいのでないかと言われましたが、私は今テニスの全国大会にむけて猛練習して

いて測定時に体重が少し減っていましたと言いますから、どうかお願いしたいと言って、53㎏に

して頂きました。 そして夏休みの猛練習中に内定の発表があり、その会社には学校から7名が

応募して、その内6名が内定されたとの連絡が来たけれども、あなたの名前だけが保留になった

ままであると担任の先生から告げられました。私がそれではその会社は駄目であっということで

すが、問うといや、不採用ならその旨の連絡が必ずあるはずだから、所謂保留になっているとの

ことでありました。担任はもう駄目の確率高いと思われたのでしよう、私にもう一社応募したら

どうかと、言われました。しかし、私は今テニスの猛練習中でもあったので、担任に会社から正

式に不採用と連絡が来たら、他の会社に応募しますと答えました。それから1週間は何の連絡も

無かったのですが、10日ほど経ったある日に再度担任が練習中に来られて、君は追加内定の連

絡がきたことを告げられました。

 

 話が少し長くなりますが、内定が皆と一緒ではなく、保留になった原因も後日解ったのですが、

それは省くとして、その後の入社して1ケ月経ったころに、同年輩が入る会社の寮官より私ともう

一人、二人が呼ばれて「3日後に会社の本社の総務の方に行きなさい」と告げられました。何の

ためでしょうかと、問えば、会社の創業記念式が5月5日にあり高校採用した約800名を代表して、

社長に答辞を読む役割を二人のうちどちらかに決めたいということで私達二人が指名されたとい

うことでありました。 そして、本社の課長クラスの方から、面接というよりも、お二人のうち

どちかに、答辞を読んでもらいたいといわれ、どうですかと言われました。二人にとってはどう

ですかと言われても会社で決めて頂けないものかと一瞬思いました。そこで私は、一緒にいるも

う一人隣に座っている人に、尋ねました、ずばりお聞きしますが、あなたは答辞を読みたいです

かと、そういうと彼は、私は結構です、つまり強くそれは思っていないといわれました。この言

い方は一つの儀礼でとりあえず遠慮された答えだと私は直感で思いましたが、それでは私でよろ

しければお受けいたしますと答えました。眼の前におられた会社の課長は、それではあなたにや

ってもらうことにします。ともう一人の人に確認されてから会社の創業記念日に私が答辞を読む

ことに決まりました。 追加の内定で決まったものが、どうして800名の人達を代表して私が

このような大役に付けることになってしまったのか。今でも不思議に思うことがあります。1カ

月いやたった2週間あまりの寮生活で私は何も良い生活を態度をしたり寮官に強く愛想よくした

覚えは全くなく、寮官との相性がただ良かったのかなあと思っています。

 

 この答辞文も自分で原案を作成して、寮官に提出したものを会社がきちっとした巻物に製作され

たもので5月5日の五月晴れに会社の体躯館で答辞を読みました。

 この出来事により、私は大変運がよい星のもとに生まれたのかも知れないと少し思うようになっ

た一つの出来事でありました。このような運が良かったという出来事よりももっと奇跡的な数々が

今日まで発生しております。これらの事柄私は徐々に「悟りを開く」という一つの要素として、自

分は大変良い運の星の下に生を受けた人間であると心の芯からそう思うことではないかと思ってい

ます。

 

 

 

 

 

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