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森にようこそ・・・シャングリラの森

森に入って、森林浴間をしながら、下草刈りをしていると、自然と一体感が沸いてきます。うぐいすなど小鳥たちと会話が楽しいです

清き心と未知なるものの為に㉑・・・ダグ・ハマ-ショルドの日記より

2025-04-20 09:43:23 | 森の施設

 

  清き心と未知なるものの為に㉑・・・ダグ・ハマ-ショルドの日記より

 

 安らかに-------凝滞(ぎょうたい)していた苦渋が溶けて、涙となって流れるときのように。

雪が融けてあらわれでた大地。やわらかな光を受けてしっとりと光かがやく、ひろびろした

水面。

 私のまわりには、雪どけの霞がふわふわした壁をなし、低く垂れこめた、葵色の空が冬の

夕陽に照らしだされている。

 水鏡の世界のなかでは、白鉛の地色に淡いオリ-ブ色をなして、はんの木の裸の枝がゆっ

たりとゆれている。-------あるかないかの波につれて、そよ風に吹かれているようにゆった

りゆれている。

 そしてそれから------

 やんわりした暗闇のなかに、ただひとつ燃えたつ炎がふくよかな光に包まれている。鏡の

なかは仄暗く深い泉をなし、そのうえにかかる白い片雲とも見粉うヒヤシンスが、ささやき

かわす森林のように並び立つ書物のあいだにちらりと見える。

 

 いまもわれわれのものではなく、おそらくいっかなわれわれのものとはならぬ、安らぎ。

 われわれが逃れてきた、だが、われわれが逃れきることのないであろう話あいの、あの声

の音色が、静寂のかなたからいつまでもひびきわたっている。静けさのなかで、思い出が遠

い昔のなかから小声で語りかけ、重荷をいっしょに担うそのときには安らぎが生まれるのだ

と約束してくれる。

 すべての人の安息ではない安息はなく、すべてが成就せられぬうちは安らぎはない。

 

 

 

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