queer vegan collective

クィア・ビーガン・コレクティブ

節分

2009-02-04 16:17:05 | other shit
今年は年中行事を楽しむべく、
節分に節分らしいことをしてみました。

京都では、その辺の神社やお寺でたくさん豆撒きイベントが行われます。せっかくなので、一番近い、近所の廬山寺(ろさんじ)に行ってきました。
このお寺は紫式部が源氏物語を執筆した場所ということで有名らしいです。寺の中には四季折々に表情が美しく変わる庭、苔がきれいな庭などもあるそうです。

2月3日の節分では、恒例の「鬼おどり」があるというので、そのダンスを観にいきましたよ。
開演30分以上は、雅楽演奏(たぶんテープ)のみで、主役の鬼たちがなかなか出てこない。雨もパラついて寒い。
外回りのバスに乗って到着が遅れている友達に
「なかなか鬼がでてきません」と携帯メール。

ようやく鬼ダンス開始。
赤鬼、青鬼(緑)、黒鬼の3種類。それぞれに意味があるらしい(下記参照)。
たいまつを持って、のろのろクルクル。
雅楽と和太鼓のリズムに乗って回転しながらゆっくり境内へ。


そして、お坊さんたちが、しばらくお経とか唱えてたら、こんどは
「鬼たちが退散します!」というアナウンスが。

この一連のイベントにストーリー性があることに、ちょっとうれしくなります。
お経だか念仏を唱えられたからなのか、退散する時の鬼はちょっとフレンドリーで、人間ギャラリーからの握手の要求に快く応じたり、キッズを撫でたりしてました。まぁ、もちろん泣き出すちびっこもいるんだけどね。

赤鬼:「貪欲」
  
なまはげ的リアルさを持ってはいますが、身体が着ぐるみ感120%で、微笑ましい。

黒鬼:「愚痴、嫉妬」
 

青鬼(緑):「怒り」

愛らしいたたずまいがステキ。わらのシューズもステキです。

この後、鬼たちと記念撮影会が寺の隅っこで開催されていました。キッズ、家族連れはもちろん、外国人の方々もみんなで握手とかしてキャーキャーしながら写真撮ってました。スーパーアイドル並みです。



次に豆撒き、と思いきや蓬莱豆撒き(紅白の菓子みたいなの)や、福餅がまかれました。すごい争奪戦で、貪欲ばりばりの人間たちです。今さっき鬼退治して退散した設定だったのだけど、「インナー鬼」は健在なようです。


次に始まったのは、「鬼のお加持」で、肌色の鬼が人間の悪い所を直したり癒したりします。付き添いのお坊さんに、自分の身体のどこが悪いかを伝えて、それをお坊さんが鬼に通訳してから、鬼さんがヒーリングしてくれます。
欲張りな私は、「頭(思考回路)、目、歯、子宮、足、足の爪(巻き爪)」と6カ所も頼んだので、通訳のお坊さんも覚えられず苦笑してました。


家に帰ってきて、割り干し大根の醤油漬けをつまみながら、一杯やって、
いよいよ恵方巻き作り!

具材は縁起を担いで7種類
1)アボカド 2)スライスオニオン 3)大葉 4)ニンジン(軽く下茹で)
5)壬生菜(京野菜)(軽く塩ゆで) 6)舞茸(塩こしょうでソテー) 
7)京都のおあげさん(こんがり両面焼)

海苔の上にご飯、わさびベジマヨをぬって、具を並べて炒りゴマふって、丸めて出来上がり!今年は東北東が恵方。黙って丸かじり!のハズだけど、できてたかしら?

ウキウキ浪速さん

モグモグ浪速さん

飲む、食べる、飲む、食べる


福餅!


わら納豆ケイタイ。ハロハロー!


戦利品の福餅と蓬莱豆。豆撒きが一段落したら、木の下の一角に大量に豆が落ちていたので、それをみやげにしました。ポケットに入れていたら、着色料が雨でにじんで、色移りしまくりです。
今年は良い年になるのでしょうか?なりますように。自分で良くするように動かないとなぁ。