queer vegan collective

クィア・ビーガン・コレクティブ

晩秋の贈り物

2006-12-21 22:50:28 | Bar De Grrrl

まずは、ここBar de Grrrlの看板(?)ネコちゃんのサービスショット。こいつが寝てると、こっちまで眠たくなるんじゃ。あ、いっときますけど、こいつ、ウチの飼い猫でもファミリーメンバーでも何でもないんで。ただのご近所さん。ご飯とか一度たりともあげたこともないのに、いっつもウチに不法侵入しては、ご覧のようにすぐゴロりんこ。まぁ、ネコちゃんだから許されてるんで、これがとなりのおっちゃんだったらゾッとしますが。首輪に隠しカメラ疑惑が浮上したこともありますが(笑)真相は謎。





さて、今回は「晩秋の贈り物」ってことで、もう冬なんですが、一応。

秋の或る朝、近所の公園や寺にぎんなん拾いにいってきたんです。

都会の最終電車を待つホームのような、新歓コンパかなにやらで繁盛している深夜の居酒屋密集地帯の角のような、強烈な匂いを発しているのが、銀杏(ぎんなん)。

メスの銀杏(いちょう)の木にしか実らないようなんで、集中してるとこには集中して落ちていますよ。※「銀杏」と書いて「ぎんなん」とも「いちょう」とも読むんですね。漢字って難しい!

anyways,
ひとりで朝っぱらから雑木林の中をウロウロしている不審人物、と犬の散歩をしてる人々や公園の工事なんかやってる人々からの視線をビシバシ感じつつ(ま、ちょっとした快感?)ヘッドフォンから流れるナンバーにノリノリになりながら、途中歌ったりもしたりしながら、「あー、採取して生きていけたらいいなぁー」なーんて思ったりしながら、夢中でぎんなん拾い。
そういや、ひとりだけ、好意的な女性がいて「はい、これもどうぞ」って、ぎんなんを拾ってくれたりして。それは嬉しかったなー。

臭い果肉を公園の水道とか寺のわき水とかできれいに洗って持って帰り、しばらく乾燥させておくと、だいぶ臭いは和らぎます。こんな感じ。




「ぎんなんをたくさん食べるとバカになる」と言われていますが、もうすでにバカなんで。
今回は、ハンマーで殻を割って。
いやぁ~、キッチンでハンマーを使うのは楽しいね。「おぅ!」とか「うがぇ!」とかひとりで叫びながらぎんなんと対抗戦。もうすでにバカ丸出し。(確か、この戦いをしている時、同居人Kが眠い目を擦りながら「おはよう。何やってるの?」とキッチンに降りてきたような記憶がある・・)


封筒に入れて、レンジで1分くらいチン。んで、適当に殻を取って、素揚げ。最後に塩をパラパラと。
つまみなんかに良いです。
フライパンで煎った時は、食べても大丈夫なのかと心配になるほど、恐ろしくきれいな緑色だったんだけど、今回は食い物っぽい色になった。でもあの緑色が好きなんだけどね。





ぎんなん拾いのついでに、これまた寺の境内にかりんの木があって、それも見事な実をみのらせていたんで、いくつか貰って帰ってきました。んで、例の「できごころ」(笑)でかりん酒をつくってみました。さすが。ほんとは1ヶ月くらい熟成させないといけないんだけど、もう3日くらいでいける。
ちょうどここんとこ体調が良くなく、のどが痛かったので、今日初めて試飲を兼ねて飲んでみたんだけど、ちょっとー。すごいよ。2杯湯割りでのんで、のんびり読み物してたら、のどが痛かったの忘れてた。で、これは!と思って、今4、5杯目を飲みながら、これを書いてます。マジで効くかも。早い者勝ちなので、のどの調子が悪い方は、Bar de Grrrlまで即ご一報を。風邪などひかないに越したことはないが。