昨日の朝日新聞に、海老蔵氏謹慎で代わりに演じられる公演のチケットが、売り出し開始1時間で完売の記事があった。
その内容の「海老蔵氏の謹慎が宣伝効果になった」というような書き方がひじょ~~~に不快だった。
演目が、玉三郎氏で、それも「阿古屋」だからであって、海老蔵謹慎が宣伝効果なんてまったく無関係と思うのだけれど。
私ごとき歌舞伎の初心者が偉そうに書くのははなはだ失礼だが、「阿古屋」の素晴らしさ、大変さぐらいは知っている。
あらすじを抜粋。
壇浦兜軍記 ―阿古屋―(だんのうらかぶとぐんき ―あこや―)
『壇浦兜軍記』は全5段の時代浄瑠璃で、阿古屋はその三段目の口にあたり、わかりやすく言うと、音楽裁判のようなものだと。
平家滅亡後に、頼朝の暗殺に失敗して、源氏方に追われる悪七兵衛景清の行方を詮議するために、恋人である傾城阿古屋が問注所に引き立てられた。景清を守るために行方を知らぬと言い張る阿古屋。そこで正義感にあふれる秩父庄司重忠が用意した拷問は、琴、三味線、胡弓を順に弾くというもの。よこしまな心で弾くと楽器の音色が狂うことを知っての詮議。そのとき阿古屋のおなかには景清の子が宿っていたそうな。琴、三味線、胡弓を弾く阿古屋。そして音色には微塵のかげりもなく阿古屋の疑いは晴れるというもの。
お琴、三味線、胡弓を実際に弾きこなせなくては出来ない芝居。
それも、素人の趣味程度ではなく、プロの腕前が必要。
今の歌舞伎俳優のなかでは、玉三郎氏にしか出来ない演目だそうな。
そして今後、これだけの楽器を弾きこなせて、それでいて誰もがうっとりと見惚れるような女形ははたして???とも言われている演目。
松竹としては、新生歌舞伎座のお披露目公演の目玉とでも考えていたかもしれないほどの歌舞伎ファン垂涎の公演なのだから・・・。
それを、海老蔵謹慎が宣伝効果か?などと書く記者にがっかり。
朝日新聞は、地方版ではほとんど歌舞伎公演に関する評論などがない。
東京、大阪などの富裕層の娯楽として取り扱われているのだろうか?
そこにこんな記事だけ掲載されていると、歌舞伎を知らない人はそのまま受け取るのだろうな。
あ~~~~不愉快!!
その内容の「海老蔵氏の謹慎が宣伝効果になった」というような書き方がひじょ~~~に不快だった。
演目が、玉三郎氏で、それも「阿古屋」だからであって、海老蔵謹慎が宣伝効果なんてまったく無関係と思うのだけれど。
私ごとき歌舞伎の初心者が偉そうに書くのははなはだ失礼だが、「阿古屋」の素晴らしさ、大変さぐらいは知っている。
あらすじを抜粋。
壇浦兜軍記 ―阿古屋―(だんのうらかぶとぐんき ―あこや―)
『壇浦兜軍記』は全5段の時代浄瑠璃で、阿古屋はその三段目の口にあたり、わかりやすく言うと、音楽裁判のようなものだと。
平家滅亡後に、頼朝の暗殺に失敗して、源氏方に追われる悪七兵衛景清の行方を詮議するために、恋人である傾城阿古屋が問注所に引き立てられた。景清を守るために行方を知らぬと言い張る阿古屋。そこで正義感にあふれる秩父庄司重忠が用意した拷問は、琴、三味線、胡弓を順に弾くというもの。よこしまな心で弾くと楽器の音色が狂うことを知っての詮議。そのとき阿古屋のおなかには景清の子が宿っていたそうな。琴、三味線、胡弓を弾く阿古屋。そして音色には微塵のかげりもなく阿古屋の疑いは晴れるというもの。
お琴、三味線、胡弓を実際に弾きこなせなくては出来ない芝居。
それも、素人の趣味程度ではなく、プロの腕前が必要。
今の歌舞伎俳優のなかでは、玉三郎氏にしか出来ない演目だそうな。
そして今後、これだけの楽器を弾きこなせて、それでいて誰もがうっとりと見惚れるような女形ははたして???とも言われている演目。
松竹としては、新生歌舞伎座のお披露目公演の目玉とでも考えていたかもしれないほどの歌舞伎ファン垂涎の公演なのだから・・・。
それを、海老蔵謹慎が宣伝効果か?などと書く記者にがっかり。
朝日新聞は、地方版ではほとんど歌舞伎公演に関する評論などがない。
東京、大阪などの富裕層の娯楽として取り扱われているのだろうか?
そこにこんな記事だけ掲載されていると、歌舞伎を知らない人はそのまま受け取るのだろうな。
あ~~~~不愉快!!