goo blog サービス終了のお知らせ 

好奇な鷲

日常の疑問や愚痴、独り言や、旅の思い出などを書いていきたいと思います。

歌舞伎の記事に

2010年12月19日 15時50分24秒 | 芸術
昨日の朝日新聞に、海老蔵氏謹慎で代わりに演じられる公演のチケットが、売り出し開始1時間で完売の記事があった。
その内容の「海老蔵氏の謹慎が宣伝効果になった」というような書き方がひじょ~~~に不快だった。
演目が、玉三郎氏で、それも「阿古屋」だからであって、海老蔵謹慎が宣伝効果なんてまったく無関係と思うのだけれど。
私ごとき歌舞伎の初心者が偉そうに書くのははなはだ失礼だが、「阿古屋」の素晴らしさ、大変さぐらいは知っている。

あらすじを抜粋。
壇浦兜軍記 ―阿古屋―(だんのうらかぶとぐんき ―あこや―)
『壇浦兜軍記』は全5段の時代浄瑠璃で、阿古屋はその三段目の口にあたり、わかりやすく言うと、音楽裁判のようなものだと。
平家滅亡後に、頼朝の暗殺に失敗して、源氏方に追われる悪七兵衛景清の行方を詮議するために、恋人である傾城阿古屋が問注所に引き立てられた。景清を守るために行方を知らぬと言い張る阿古屋。そこで正義感にあふれる秩父庄司重忠が用意した拷問は、琴、三味線、胡弓を順に弾くというもの。よこしまな心で弾くと楽器の音色が狂うことを知っての詮議。そのとき阿古屋のおなかには景清の子が宿っていたそうな。琴、三味線、胡弓を弾く阿古屋。そして音色には微塵のかげりもなく阿古屋の疑いは晴れるというもの。

お琴、三味線、胡弓を実際に弾きこなせなくては出来ない芝居。
それも、素人の趣味程度ではなく、プロの腕前が必要。
今の歌舞伎俳優のなかでは、玉三郎氏にしか出来ない演目だそうな。
そして今後、これだけの楽器を弾きこなせて、それでいて誰もがうっとりと見惚れるような女形ははたして???とも言われている演目。
松竹としては、新生歌舞伎座のお披露目公演の目玉とでも考えていたかもしれないほどの歌舞伎ファン垂涎の公演なのだから・・・。

それを、海老蔵謹慎が宣伝効果か?などと書く記者にがっかり。
朝日新聞は、地方版ではほとんど歌舞伎公演に関する評論などがない。
東京、大阪などの富裕層の娯楽として取り扱われているのだろうか?
そこにこんな記事だけ掲載されていると、歌舞伎を知らない人はそのまま受け取るのだろうな。
あ~~~~不愉快!!


歌舞伎巡業札幌公演

2010年11月10日 21時48分14秒 | 芸術
11月5日、歌舞伎不毛の地ここ札幌で、松竹の秋季地方巡業の興行があった。




行こうか行くまいか、正直迷った。
会場は、市民会館立替までの仮設の市民ホール。


当然まともな花道はない。
役者さんの数も少ない。

でも、毎年楽しみにしていた11月の顔見世大歌舞伎には、仁左衛門様がご出演なさらないので行かないことにしていた。
もう、しばらく歌舞伎を見られないなあと思うと、せっかくそばで公演してくれているのだからと見たい度が上昇。
ネットでは「お席は選べません」とあり、売れ行きも芳しくない様子。
公演数日前にして残席ありが丸印。
あーー、空席多ければ役者さんに申し訳ないなあ。せっかくいらしてくださったのに・・・。
座席は選びたいから、当日券狙いで見ることにした。


大通り公園では、冬のイベント ホワイトイルミネーションの準備。

夜の部開演は18時。
当日券は17時からの販売と聞き、その前に早めの夕食を。
ごまそばの「八雲」で蝦おろしそば。

「八雲」は、市内中心部に数箇所あるが、大通り公園横の丸井今井別館7階が好き。
従業員が感じ良いのと、盛りが良いような・・・。

17時半に市民ホールに到着。
座席は、通路前の11列目が10席ほどすっぽり空席だったので、ど真ん中を購入。
9000円。

演目は3つ。
一、浦島(うらしま)  {15分}
              浦島  坂東 巳之助

『水滸伝曽我風流(すいこでんそがふうりゅう)』の中の七変化の舞踊の中のひとつだそうで、竜宮城から戻った若き浦島が、恋しい乙姫を思いながら踊るが、玉手箱を開けて老人になり、よろよろと舞う。一瞬の間に衣装と鬘、ひげ、化粧などを老人に変える後見の方。こういう早変わりはおもしろいですねえ。
踊りの名手、三津五郎氏の息子さん巳之助氏。
父君を見ながらどんどん成長されて行くんだろうなあ。蘭平物狂も演じるのかなあ。

二、泥棒と若殿(どろぼうわかとの)   {70分}
            松平成信  坂東 三津五郎
          梶田重右衛門  坂東 秀 調
            鮫島平馬  坂東 亀 寿
           宝久左衛門  坂東 亀三郎
             伝九郎  尾上 松 緑

領主松平家の御家騒動に巻き込まれた次男成信は、鬼塚山の御殿に幽閉され、腹心の部下にも去られた。ある日、泥棒の伝九郎が御殿に忍び入るが、食べ物すらない状況に呆れて帰るが、翌朝、泥棒は成信のために食事を用意して再訪。仕事を得た伝九朗と成信の奇妙な同居生活が始まる。聞けば伝九朗も根っからの悪人ではなく、不遇の人生だったとのこと。
そんな恵まれない人生でも成信の窮状を見かねて助けてくれる優しさに、部下にも裏切られた成信は武士の生活が嫌になり、市井の人として二人でどこかで暮らそうと決意する。
が、そこにかつての部下達が登場。父君逝去で家督相続は成信に決まったとのこと。
裏切った振りをしていたのは、すべて白痴の長男擁立による家督狙いの老中一派を欺く為で、何も知らない伝九朗に世話をするよう仕向けたのも我々だと。
「武士には武士の務めがある」と説得されて城へ戻る決意をした成信は、伝九朗のためにと最後の食事を用意する。
桜の散る中を、伝九朗に見送られて去る成信。
いや~~、これはひとりぼっちになる伝九朗がかわいそうだわ~~と思っていたら、前列左側の30代とおぼしき男性がしきりに手で目頭を・・。
山本周五郎氏原作だそうな。
ん?と思ったのは、水音や風に効果音が使われていた。
それが結構な音量で、ちょっと違和感・・。もう少し小さくていいような・・・。
水音は無くても良いと思ったし、風も、実際に桜の花びらが渦をまいていたから、あんな暴風音は無くても風は感じられたけど。

ここで休憩30分と聞いて、一部の観客が「え~~~、長すぎ」と。
でも、今の若殿と泥棒が、大名と奥方に変身して演技するのだからそのくらいの休憩でも短いくらいだよ・・。

三、新古演劇十種の内 身替座禅(みがわりざぜん) {55分}
            山蔭右京  坂東 三津五郎
            太郎冠者  坂東 亀三郎
            侍女千枝  坂東 亀 寿
            侍女小枝  坂東 巳之助
           奥方玉の井  尾上 松 緑

狂言の大曲『花子』を踏まえた、常磐津と長唄の掛合いの舞踊劇だそうな。
大名の山蔭右京は、妻の玉の井の目を盗み恋しい花子のもとへ行きたいと考え、座禅をすると偽り、家来の太郎冠者を自分の身代わりにして座禅をさせ、花子のもとへと出かけて行く。が、やはりそんな裏工作は失敗。怒り狂った玉の井は、今度は太郎冠者に代わって座禅をしながら夫の帰りを待つ。何も知らない右京は、ほろ酔い気分で戻り、花子との逢瀬をデレデレと語り聞かせ、顔を覗き込んであれ??
その後の修羅場も舞踊で上品に。
玉の井や太郎冠者は何度も演じているそうだが、三津五郎氏の右京は初役なのだそうな。
「うふふ~~~」とデレデレしながら舞うようにほろ酔いで歩く姿が、きれい。
丸顔の松緑氏の玉の井はなんとなく愛嬌があって可愛いし、太郎冠者の亀三郎氏は台詞が聞きやすい。

巡業とあって、日頃歌舞伎に親しみのない観客も楽しめるようにと選んでくれた演目だろう。
場内も笑いが起きて、楽しく幕。
やっぱり歌舞伎はいいなあ。

ただ、残念だったのは観客数。座席は半分ほどの寂しさ。
地元新聞社の主催だったが、宣伝が足りなかったのではと・・・。
うちの母や親戚、友人も知らなかったと言っていた。
うちの両親や親戚は全国紙を購読しているし、CMがうるさいからとテレビも民放はほとんど見ない。
そうなると宣伝に接することもなかったようだ。
夏季巡業は、公的建物を利用するので札幌市の広報に掲載されるが、今回はなかった。
数年前の夏季巡業は、花道なしでも教育文化会館大ホールがほぼ満席だったから。
最近の夏季巡業はどうだったのかは知らないが・・・。
これならば札幌で唯一まともに花道が設置出来る教育文化会館大ホールを使用してほしかったなあ。
舞台下手の袖を利用した花道もどきでは寂しいからね。
今回は、結構長めにして、鳥屋らしくも作られてはいたが・・・。
金額が、9000円、8000円、7000円の三種類だったが、最安値は5000円以下が妥当じゃあないかしらと思う。歌舞伎座でいけば、3階AかB席程度と思うので。
お手ごろ価格を設定して、歌舞伎見てみようかなって観客を取り込んだほうが、空席が多いよりよいと思うのだが・・・。

観客には、気合の入った着物姿もちらほらと。
ただ、ちょっと嫌なことも。
私の座席の3つ前に、開演ぎりぎりに着席された若い女性の、着物姿にアップに結い上げた髪が頭頂部にお団子を形成。
私には影響なかったが、私の前の女性がかなりご立腹。
小柄な方だったので、モロに影響受けた様子。
で、その後、彼女は見事なノメラーに変身。
そうなると私の視界に邪魔なんですけど・・・。
ま、11列目なので舞台がまるで見えないわけではないが・・・。
私は空席だった隣に移動したが、休憩時に彼女は係員にきつい口調で不満を。
「前の女性のお団子頭が邪魔で見えにくいから、座席変わるか、お金返してくれるか、あの髪型変えるかしてくれます?」
前方の空席に移動したのでとりあえず収拾は付いたが、その大声は着物姿の女性にも聞こえて、ちょっと気の毒だった。
自分の被害は感じても、ノメラーになって他人に加害者になっていてはね・・・。
今回は髪型だったけれど、うちの夫のように座高が素晴らしい場合は、首切れ!って言われるのかしらん?
夫は、迷惑がかかるからといつも後ろへ行きたがるけど。

前出のノメラーに関する記事以外に、この方のブログは歌舞伎に関してまとめた記事があって楽しい。
歌舞伎座に添い寝?という写真も。
動画もふんだんにあって、取り壊された歌舞伎座内部の詳しい映像もたくさん。楽しくてつい見てばかりで、自分のブログの更新が滞りました・・・。



仁左衛門様登場

2010年03月04日 12時03分57秒 | 芸術
先日、母から「荷物送ったからお楽しみに。隙間のおせんべい無事かな」とメールが届いた。
雛祭りが近いので、私の好きな六花亭の雛あられが入っているのかな、早めのホワイトデーかなと思った。
で、荷物が届いた。
思いのほか大きなダンボールにちょっとびっくり。
もしかして、リラックマ雛祭りバージョン??
伝票にはお菓子、本とあった。
本??リラックマシリーズならこんなに大きくないしなあ・・・?

開けると、ぎっしりとお菓子が。


お菓子の下から登場したのは・・・・。

仁左衛門様写真集!

写真付ダンボール箱で保護されたハードカバーの中に、布張り装丁の写真集と、芸談の冊子。

小学館から昨年12月に刊行された、篠山紀信氏撮影の写真集 26250円也。
芸談の冊子を読みながら、その深い歌舞伎への情熱に感動。
ずっしりと重い写真集をうっとり眺めて至福のひととき・・・。
いや~~~凄い。素晴らしい!!!

新聞で出版を知った母は、すぐに私にプレゼントしようと思ってくれたそうな・・・。
どーもどーもありがとうございます!!!

*こうして写真を載せてはいけないのかな?
問題ありそうなら後日写真部分を削除かモザイクにします。


ピアノ王子

2010年01月20日 11時43分28秒 | 芸術
最近の、BS2の昼前にあるクラシック倶楽部の時間で、昨年の日本音楽コンクールの入賞者の演奏が聴ける。今日は国会中継で休止だが。
昨日はピアノ部門だった。
華やかなドレス姿の女性が続き(あべまりあという名前の方もおられた・・)、今年は全部女性かと思ったら、最後を飾った第1位は男性だった。
最近のマスコミ風に言うと、「ピアノ王子」

テレビ画面からなので、変な画像だが・・・。
指揮者に向かってにっこりと微笑む表情など、かわいいのなんの。
桐朋学園大学研究生の伊藤伸君 24歳だそうだ。
演奏されたのは ラヴェル作曲の ピアノ協奏曲 ト長調 全楽章。
優雅な演奏にうっとり。
第一位の他に野村賞、井口賞、河合賞、三宅賞も受賞したそうな。
ニコニコ動画で演奏の様子が見られる&聴けるので、ログインできる方はどうぞ。
3月からは東京その他で入賞者による演奏会も予定されている。

恵まれた容姿が、彼の才能をおかしな方向へ誘導してしまうことなく、すぐれたピアニストとして今後歩んでいけることを願いたい。
ピアノ王子なんて呼んではいけませんね・・・。はい。






陶芸鑑賞

2009年11月04日 10時28分45秒 | 芸術
食事の後は、台風20号の置き土産の強風にあおられながら、友人宅に到着。
あいかわらず、すっきりした部屋。
それぞれが持ち寄ったお菓子でお茶を。

右は以前も登場した六花亭のミルフィーユ。ディクサムの紅茶で頂いた。


紅茶のあとは、香りの良いほうじ茶を。
友人の趣味は陶芸。この湯呑はどちらも彼女の作品。

ついでに棚から自信作を見せてもらい、急遽撮影会。
別な友人のシルクカシミアのストールをテーブルに広げて。






真上に固定されたスポットライトがあるので、影になってしまう。
携帯のカメラなので画像も悪く、繊細な色が再現出来ず・・・。
可愛いお皿もあったが、取り忘れ。

ピアノも弾きこなす彼女の手だが、指は長くなく、手も小さい。
自分では陶芸に向かない手だと言っていたが、なんのなんの。
こんなに素敵な作品を作ってたのねー。
別な友人が「こういう手が器用なのよ」
まだ色々あったけど、「あ!それだめ!!失敗作。」
全然、きれいに出来てると思ったが。

いくらでもおしゃべりが続けられる私達だが、晩秋の夕暮れは早い。
5時半を過ぎて、本日はこれにて解散。

*ジャンル変更

オークション

2009年09月29日 13時35分46秒 | 芸術
しばしの帰札に備えて夫の居宅でうろうろと片付けをしている。

ガサツに積んであった場所から、前回の不在時に届いていた岩波書店の「図書」の7月号が出てきた。
8月号、9月号と棚に陳列していた際に、7月号がないなーと思っていた。
ここに忘れられていたか・・・・と手にして眺めた。

そのなかに「愛国心オークション」と題された、中国文学者の中野美代子氏の文章を読んで驚いた。
クリスティーズのオークションで、落札者が代金の支払いを拒んだというサンローラン氏の遺品に関するもの。
新聞などでは「略奪された文化財の奪還」といった書かれ方しか目にしていなかったから。
内容に関してはここで書くと色々支障があると思うので略すが、十二支像の成り立ちやその後の変遷などを、公文書等からの考察で述べられている。
はたして真実はどうなのか、私には判断できないけれど。

「図書」をお読みではなく、ご興味をお持ちの方は、図書館等のバックナンバーをどうぞ。






我が家の芸術品(1)

2009年07月13日 18時41分40秒 | 芸術
夫の居住地である安普請のアパートの壁を、おしゃれに見せてくれるのはこれ。



友人の個展で一目ぼれして購入したもの。サイズは515x363㎜。
曲線と直線の組み合わせが面白くて、いつまで眺めていても飽きない。
茶色に塗られたキャンバスに、白く細い木材を貼り付けて作成している。
先月、札幌で彼が店長を務めるおしゃれなお店がオープンした。
オープニングパーティーは、「おもいっきりおしゃれをして来て下さい!」とあったので、おばさんは行けなんだ・・・。
札幌の北大植物園のそばにある。植物園へ行かれた際はぜひ覗いてみてください。

彼のホームページアドレスは、こちら
販売中の他の作品も掲載されている。
ブログは、こちら
こだわりの品などが掲載されていておもしろい。

誰かが演出した「流行」という現象に振り回され、自己の美意識のなさから「ブランド」にすがるような情けない生き方ではなく、自分の感性で生活していくって素敵ですね。
私なんぞはまだまだ修業が足りませぬ・・・・。





歌舞伎のこと(8)

2009年06月08日 23時29分24秒 | 芸術
買ってしまった。6月大歌舞伎のチケットを。
今月は行かないつもりでいた。4月に見られたし、梅雨の季節の東京には行きたくなかったのだが・・・。

でも、仁左衛門様が当たり役といわれた「女殺油地獄」の河内屋与兵衛を演じるのは、この6月で見納めになるという。歌舞伎鑑賞暦の浅い私は、まだ見たことがないのに見納めだなんて・・・・。大好きな仁左衛門様というのに・・・。
一度はあきらめたものの、やはりうずうずと見たい気持ちが湧き上がる。
これを見ておかなければ、きっと後悔するだろう・・・。
5月末に、母が姉、妹と三姉妹でお墓参りの後、歌舞伎を見てきた。感想を聞いていたら、もう行きたい気持ちが炸裂。7,8,9月は蒸し暑い東京に近寄りたくないから歌舞伎に行かない(つもり・・・)。ならば!!!と。
それに6月は私のお誕生日がある。幸せなことに両親から今年もお祝いを5月中に戴いている。定額給付金も入るし、ねえ。
夫が7月半ばまで忙しく、遊べなくてつまらないだろうから行っておいでと言ってくれたので行くことに決定。(行きたい!と私が言えば、だめとは言わない人ですが・・・)

ネットで見ると、6月昼の部はものすごい売れ行き。やはり絶大な人気の仁左衛門様。良いお席どころかチケット入手もきわどい状況。今回もネットでは買いたい席が出てこない。松竹窓口にひたすら電話をかける。オンフックにしてリダイヤルでかけ続ける。2時間ほどがんばったら繋がった。売り出し初日の前回よりは早い。
でも、ほっとして力が抜ける・・・。
その日の電話を受けてくれたのは声の感じからはまだお若い印象の女性だが、実に親切に対応してくださった。おかげで、わずかな残席から希望する場所を昼、夜と購入。
わ~~~~い!仁左衛門様が見れる!!!

チケットを手配した翌日に、2階席2列目のど真ん中に空席が出てかなりムッとしたが、まあ仕方がない。予約しながら期日までに引き取りに行かない人が出たのだろう。
梅雨時の東京だけど、仁左衛門様が見られるのだから我慢せねばね。
きゃ~~仁左衛門様、待っててくださいまし!!(待ってるわけないけど・・・)



歌舞伎のこと(7)

2009年04月05日 22時25分28秒 | 芸術
4月大歌舞伎のチケットを入手したのは3月15日。
一般発売初日に、ひたすら松竹窓口に電話しつづけた。ネットでは買いたい場所が出てこないので・・・・。
数年前の、札幌ドームでのローリングストーンズのチケット予約よりも繋がりにくかったような。ま、これは自動応答で座席指定も勝手にされてしまうから通話時間も短いが。
今日中の予約は無理かなとあきらめかけた、終了10分前にようやく繋がった。
ほとんど惰性でかけつづけていたので、いざ繋がったらあわててしまってしどろもどろ。相手の方も仕事とはいえ、電話を受け続けているわけだ。相当うんざりしておられるだろうに、こちらの要望にあわせていろいろ調べてくれ、一応希望する座席を購入。1000円の代引き宅配料で送付してもらう。
よ~~~~し!今月も仁左衛門様!

5月大歌舞伎は昼の部に「暫」。見たいけどなあ・・・。
そして6月大歌舞伎の演目と配役が、3日発表になった。
仁左衛門様ご出演だ。「片岡仁左衛門 一世一代にて相勤め申し候」の「女殺油地獄」だ。見たい・・・・・・。
仁左衛門様は、6月末から7月末まで松竹の地方巡業大歌舞伎で東日本を回られる。札幌公演は7月5日。チケット販売は4月17日。あっという間に完売だろうなあ。でも、この時期私はおそらく札幌に居ないけど。

それにしても仁左衛門様はご多忙。お体は大丈夫なのかしらん?と、勝手に心配する。
4月大歌舞伎に昼夜お出になられて、4月27日の歌舞伎座での俳優祭の担当理事もなさる。今年の演目は『灰被姫 シンデレラ』~賑木挽町戯場始(にぎわうかぶきざことはじめ)。去年の俳優祭をテレビで見たが、おもしろかった。演目は白雪姫だったが、歌舞伎役者の皆さんの芸達者とサービス精神で楽しいのなんの。友人は録画しており、嫌なことがあったり、気分が塞いだ時に見て大笑いして元気になるそうな。菊五郎氏の北千住観音は夢に出てきそうなほど笑えた。3月27日にチケット発売だったが、これは最初から断念。歌舞伎役者の皆さんが、日ごろの感謝をこめて売り子までなさる。これはプラチナチケットですね。
来年も4月末なのだろうか?すると歌舞伎座最後のイベントとなるのかな。このチケットは・・・・・まず入手不可だろうね。それとも最後ということで3日間とかいかがでしょう?

先のことは置いといて、さて4月大歌舞伎、楽しみだ~~~~!