2016年4月。
私たちは旅先のシドニーで、そのニュースを耳にしました。
「熊本で大きな地震があったようだ」と聞いても、
まさか阪神や東北のような事は無かろうと高をくくっていたのですが・・・。
熊本城では、雨が静かに降っていました。
駐車場からしばらく登って行きます。
券売所からは、地上からの高さ6mの特別見学通路が設置されています。
まだ修復されていない所がほとんどです。
あの『一本石垣』と呼ばれた"飯田丸”は、解体・保管されているそうです。
宇土櫓と本丸御殿。
西南戦争の時に焼失し、2008年に復元された本丸御殿は
2016年の地震でまた被災し、現在は非公開になっています。
本丸御殿の床下には『闇り通路(くらがり通路)』と呼ばれる地下通路があり、
ここから御殿に上っていました。
昼間でも暗い地下通路は、日本全国の御殿建築の中でも特異な存在だそうです。
ここは頑丈な作りで、目立った被害はなかったようです。
ここを抜けると、天守閣前の広場に出てきます。
2021年に天守閣は復旧が完了し、内部も公開されています。
私が返す返すも残念なのは、本丸御殿の内部を見ていない事です。
いつか見に行くこともあるだろうと思っていたのが間違いでした。
加藤清正が豊臣家の有事に際して、秀頼を密かに匿うためにつくられた部屋『昭君之間(招君の間)』など、
この目で見たかった!!!
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