東野圭吾さんの作品、初めて読みました。
『その木に祈れば、願いが叶う』と言われるのはなぜか。
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不当な理由で職場を解雇され、腹いせに罪を犯して逮捕された玲斗。
そこへ弁護士が現れ、依頼人に従うなら釈放すると提案があった。
依頼人に心当たりはないが、コイントスによって話に乗り、依頼人に会いに行く。
そこには伯母だという女性が待っていて、玲斗に命令する。
「あなたにしてもらいたいこと、それはクスノキの番人です」と・・・。
そのクスノキには、不思議な言い伝えがあった。
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職場を転々としながら軽いノリで生きてきた若者が、少しずつ成長していく。
先が明るいのは、読んでいて嬉しいものです。
作者もこう言っています。
「明日に希望が持てるように、と思いながら書きました。」
読者をぐいぐいと引き込んでいく力、流石です。
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