「青が散る」

2024年01月09日 | 本・よもやま話
お正月は読書三昧で・・・と、宮本輝さんの本を何冊か借りました。

正月早々、悲惨な事が次々と起こって落ち込みましたが、
作品の中に入り込むと、気分が紛れます。


これは、1982年の発行。


読み始めると、この「青」は青春の「青」なんだ~~~
婆の青春時代は半世紀前だけど…
ま、いいか~、青春小説で若返りましょうと、
開き直って読み終えました。

大学時代の4年間、テニスに打ち込んで来た若者たちの青春が、
切なく、情熱的に描かれた作品。

良かった! 年齢に関係なく、すばらしかった!



作者の宮本輝さんも大学時代の4年間、テニス部に入って、
朝から晩までラケットを振り、
勉学とは一切無縁の生活を送られたとか。


テニスというスポーツによって、勝つことが如何に至難であるか、
敗れることが如何に辛く苦しいことであるかを知り、
そのことが現在の自分の一面を作り上げていると、あとがきにあります。


余韻は続き、何度も読み返していますが・・・
そろそろ次の作品に向かわなければ・・・
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