そーいや、ホラーな紹介しばらく忘れとったよ。
だから復活することにしたよ。
「夜の子供たち」上・下
ダン・シモンズ
チャウシェスク政権が倒れた直後のルーマニアに
派遣された医師ケイト。
そこで生まれつき病を背負った赤ん坊を養子に迎え
自分の手元で病の原因をつきとめようとする。
しかし、何者かによって赤ん坊は誘拐され
自身の研究結果もすべて破壊されてしまう。
赤ん坊を取り戻すため、再度ルーマニアに向かうケイト。
この誘拐には巨大な組織と「ストリゴイ」と呼ばれる
吸血鬼の存在があった。
果たして、ケイトは赤ん坊を取り返し
無事ルーマニアから脱出できるのか? か?!
吸血鬼という存在を
実は「遺伝性の病気」と捉え
人間の血を摂取すると身体が活性化し、
不死の存在になる一族がいる。って
今までの「吸血鬼」ものとしては
面白い発想だね。
しかもその一族の長が
かの「ヴラド・ドラキュラ」実在の
吸血鬼のモデルとなった王様。
史実と虚飾がまぜまでで
結構面白かったぞ。
ただし、つじつまが合わないこと
いくつかある。
きっと勢いで書いてるんだろーね。
その所為か、この人の作品は少し解りづらいとこが多々あるんだよ。
だから
★★★
とはいえ、割と読み易かったねー。
いやー、やっぱ母は強し。女は強し。もう少しあとさき考えろよ。