一、お金の欲を 捨てなはれ
なんぼゼニカネあったとて
死んだら持っていけまへん
あの人ホンマにええ人やった
そないに人から云われるよう
生きているうちにバラまいて
山ほど徳を積みなはれ
二、なぞ言うそれは表向き
ほんまにゼニを離さずに
死ぬまでしっかり持ってなはれ
人にはケチやと言われても
お金があるから大事にし
みんなベンチャラ言ってくる
内緒ゃけれどホンマだっせ
三、わが子孫に 世間さま
どなたからにも慕われる
いい年寄りになりなはれ
ボケたらあかん そのために
頭の洗濯いきがいに
なにか一つの趣味持って
せいぜい長生きしなはれや
これは、ロワンさまが 考えたのですか。
それとも、誰か 有名な方の作ですか
私の場合、最後の‘なにか一つの趣味‘を
見つけるのに、苦労しているところです
お金の無いのも気楽と言うべき?
幸い下手だけれど夢中になっている楽しみは有るので、ロワン様のように健康で居られるのが一番の幸せですね。
ちょっと面白くておもわず”ウッフフツ!”と笑えそうなので投稿してみました。
関西弁のところがいいですね。
古い書類を整理していたら出てきました。
確か戦友会の会合の時に配られたもので、「歳時詩より抜粋」としてあり、一番から六番まであります。
どちらをとるかは人さまざまですが、
茶柱先生の言うとおり「過ぎたるは及ばざる如し」
何事も程ほどにと言う事でしょうか。
一見 ユーモラス風に 書かれていますが、
むしろ 人生に対する 「はかなさ」みたいなもの
さえ 感じられます。
私みたいな若輩者には、考えさせられる詩でした。