ジャスミンのひとりごと

甘い香りにつつまれて、気のむくままに

"長寿者番付"

2008-06-25 15:30:55 | 暮らし
今月 誕生日を迎えて、とうとう大台にのり、
 会社の OB会が 毎年発表している
  「長寿者番付」に載つた。

東西の横綱は 共に99歳、大関、関脇が97歳、
 以下 前頭31枚目の89歳まで 69名である。
  私は 西の前頭24枚目に なっていた。

「長寿者番付」 に載るということは 長生きした証しで
 確かに お目出度いわけだが、ゴールが 目前に迫って
  この先 10年の間には 69名は 略いなくなる 印でもあり

  ”目出度くもあり、目出度くもなし”である。

しかしながら 番付に 載るまでに 長生きできたことを
 素直に 喜びたいと思う。

戦闘中に 顔面に 弾を受けた時は これで死んだと思った。
 ところが 当たった部位と 角度が 良かったので
  左目と 左耳の 機能を 失っただけで 済んだ。

再度 召集され ”船舶工兵の補充要員” だと告げられた時は
 今度こそ 命がないと 覚悟した ものだった。

船舶工兵は 南方への 物資輸送のために 編成された 部隊だが
 殆んど 沈められている と伝えられて いたからだ。

ところが 出発直前に ”3名召集したが 2名でよくなったから
 君は残れ”と告げられ 内地部隊勤務のまま 終戦を迎えた。

二度とも 幸運の女神に 助けられたので、死神も 諦めたのか
 その後は たいした病気も せずに今日に到った。

皆さん方の 暖かいお祝いを 頂いて素直に 長寿を感謝し
 世の役には 立たぬ身ながら 後数年は 頑張りたいものである。