亢進症な生活

甲状腺機能亢進症(バセドウ病あらため甲状腺ホルモン不応症)と膠原病(SLE&シェーグレン)を併発した働き者。のんびりと♪

循環器は穏やかな問診から

2011-12-29 | 心臓(循環器)?
すっかり年の瀬。町もそろそろお休みモードでしょうか。
ドキドキ動悸の相談で、初めましての循環器の先生に会いに行ってきました♪

月の始めにはちょっと動くだけで150まで上がっていた脈拍も、このところずいぶん収まってきているし、この間の心電図でも大きな問題はなかったから、「今さら何をしにきたの」という感じで扱われるかなあと思いながら、年の瀬の少し静かになった病院へ。

診察室に呼ばれて、こんにちは、と座ると、さっそく問診から。
既往症や経過を「これは何が起きているの?」「この治療はどういう方針になったの?」と丁寧に聞いてくださって、質問にイエス・ノーで答えて進んでいくと結論にゴールする表が頭のなかにあるみたいな、わかりやすい話し方をされる先生でした。

まずは、今、困っていることの確認です。
動悸が気持ち悪くて、何とかコントロールして欲しかったけれど、今は自然に落ち着いていること、ワソランが効いてない感じがすることがあって、違う選択肢がほしいという話をしました。

それから少し長めに脈をとりながら、会話がつづきます。
その動悸って、甲状腺のせい?という話から、甲状腺ホルモン不応症の現われ方を聞かれました。
甲状腺の機能が強く出る亢進状態と、うまく機能しない不応の状態が混在すること、ホルモンの値(FT3)が同じくらいでも時によって感受性が違って症状が強く出たり出なかったりするというお話をすると、「それでも甲状腺ホルモンの値を抑える治療はしないのね?」と先生。低下の症状がある部分もあるから、基本的にはホルモン値を下げるよりは対症療法をする方針という話をしたら、「なるほど」と。
そして、かかっている膠原病はどんな病気?どんな状態?という質問。全身性エリテマトーデス(SLE)もシェーグレン症候群も、今は落ち着いてます。

つづいては、「ドキドキするのは、甲状腺の状態と関係する感じがしますか?」「今回は、バセドウ病と言われていた時の動悸と違うことはありましたか?」という質問でした。
動悸と手の振るえが時期的に揃って起きることが多くて、甲状腺が亢進していると動悸が出る気がします。
ただ、今回は、今までと違って、寝ているより座っている方が楽だったこと、足のむくみがひどかったのが気になった話をしました。

ここまでのお話を聞いて、「それは心不全の可能性を考えるお話ですね」と先生。

それから、これまで治療で使ったお薬として、まずはバセドウ病として抗甲状腺薬は止めて、動悸の薬としてはβブロッカーのインデラルを使いかけたけれど喘息を心配して、血管拡張(カルシウムチャネル拮抗剤)のワソランを飲んでいる話をしていたら、「え?喘息?」ってことに。
わたしも「何年も、ステロイド吸入しているわけでも発作があるわけでもないし、ないと思うんですけど…」とつぶやいてみました。
実は、わたしがお世話になっている膠原病の先生は、アレルギー関係は細かく指導される方で、先生としては「あの先生がステロイド吸入指導をしないってことは喘息はない、少なくともそういう症状が出るまではインデラルを使ってみていいと思うけど」なんて話になりました。
今すぐインデラルを飲まないとしても、インデラルを飲む選択肢があるとしたら、とってもうれしいです!次の膠原病の先生の外来で、膠原病の先生にも直接、聞いて見ようっと。

問診の内容をまとめると、膠原病や甲状腺疾患の基礎疾患から見て、年1回くらいは心エコーをしておいた方がいいことと、もし心筋が弱っていたらインデラルは飲まない方がいいから…ということで、念のため、心エコー(心臓の超音波検査)をすることになりました。
「もうひどい動悸もないんですけど、ここで心エコーをやる意味って?」って聞いたら、心不全の余韻(水とか)が残っていることがあったり、心臓の筋肉の異常が見つかったりすることがあるから、意味はあると思うよということでした。

さすが循環器科ですね。当日なのにさっそく心エコーをお願いできました。
それでは、心エコーとその後の診察のお話は改めて。

それにしても、長年、気持ちの悪かった心臓のことをたくさん相談できる先生ができたのがうれしいです。困った症状が消えるわけではないけれど、困ったときに「どうなるんだろう」「大丈夫かな」と悩まないで、相談しながらできることをやっていけそうと思えることは、大きな薬です♪


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