亢進症な生活

甲状腺機能亢進症(バセドウ病あらため甲状腺ホルモン不応症)と膠原病(SLE&シェーグレン)を併発した働き者。のんびりと♪

外来♪ 甲状腺ホルモン不応症の検査はやっぱり…

2009-04-15 | 甲状腺機能亢進症/バセドウ・不応症
今日はいい天気!暑いくらいの日差しで、日焼け止めをたっぷり塗ったのに、ピリピリしてます~。…なんていいながら冷え冷えになって、病院についたらホットのお茶を買ってしまう自分がふしぎです(笑)

さて、外来で、がんばった甲状腺の負荷検査の結果を聞いてきました~♪

結論としては、甲状腺ホルモン不応症で間違いない、でも、保留要素はあるよ、ということでした。

まず、基礎代謝が低すぎます。
基礎代謝率(BMR)は、通常20-30%で、バセドウ病などによって甲状腺機能が亢進していると40%くらいまで上がるようなものだそうです。
それが、負荷の前で、1%ほど、負荷の後でも10%ほどしかありません。そういえば、去年の今ごろ測ったのも、マイナス7%くらいでした。痩せないわけですね~(笑)…エコと呼んでください♪
とりあえず、代謝を促す甲状腺ホルモンがたくさんあるのに反応してないわけで、甲状腺ホルモン不応症だという根拠のひとつになります。

それから、甲状腺のヨード取込率。だいたい10-30%くらいが通常の値という感じでしょうか。
薬を飲んでから24時間後の摂取が、負荷の前が50%くらいだったものが、負荷の後は20%くらいになっていました。
これがどういう意味かというと、負荷をかけたことに反応して、TSHという甲状腺を刺激するホルモンが少し下がった状態になったとき、甲状腺がどういう反応をしたかということ。負荷後にTSHが下がっても、甲状腺がせっせと働いて、ヨードを取り込んでいたら、TSH以外に甲状腺を刺激するもの(自己免疫抗体とか)がありそう…と考えるのですが、ふつうに落ち着いているので、自己免疫が刺激しているということは考えにくいみたい。つまり、今はバセドウ病(だとしたら)は寛解中~。TSH依存性はかなり高いとみるらしいです。

ちなみに、甲状腺の腫れ(甲状腺腫)も、TSHを抑えていると、少しおさまって、小さめになってました♪

それからTRHの負荷のお話。
これは、甲状腺を刺激するTSHを出す下垂体を刺激する、視床下部のTRHを注射して、下垂体の反応をみます。
甲状腺ホルモンがたくさんあるから、ほんとうはTRHが増えても、下垂体は「そんな要望、飲めませんぜ!」と拒否しなくてはいけません。管理者なんだから、しっかりしてもらいたいところです。
でも、その反応が出ないのが不応症です~。
わたしの場合、たしかに負荷前と負荷後を比べると、一応、負荷後の方が下垂体の反応はゆるやかになっていました。
でも、甲状腺ホルモンがあきらかにすごく高いときは下垂体は無反応でなくてはならないのに、ゆるやかとはいえ、注射して1時間後をピークに反応しているのは、下垂体が甲状腺ホルモンの情報を受け止めきれていない…ということ。
これを見ても、やっぱり不応症ぽい、と言えるみたいです。
ちなみに、教科書的には「30分後をピークに…」と言われますが、そこは個人差があって、30分後から1時間後くらいがピークになるのは、よくあるそうです。

あとは、末梢組織の代謝がパッチワークみたいに、亢進しているところと、無反応(不応)のところが入り乱れている…というのも、甲状腺ホルモン不応症の特徴みたいです。
これについては、また明日あらためて~。

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4 Comments

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Unknown (fake)
2009-04-15 18:31:52
またまたお久しゅうございます^^
 
基本的には元気そうでなによりですねー。
こまごまとはいろいろあるようですけど^^;
 
日差しの強い季節突入ですね^^;
私も日焼け止め開始しました。
また太陽との戦いの日々の始まりかなぁ~。
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お久しぶりです~~ (ぷろぱ)
2009-04-15 21:14:18
FAKEさん、お久しぶりです~。
お具合がひどく悪かったわけではないようで、よかったです♪

わたしは、しんどいなぁと思っていても、信頼しているドクターたちに、「大丈夫だよ!」と言われると、なんとなく元気な気がしてくる、お調子もんです~(笑)
ほんとに、疲労をためずにゆっくりと^^ですね♪
返信する
Unknown (オオガキナオコ)
2009-04-16 11:04:28
こんにちは。某所でのメッセージありがとうございます。最近再燃してしまった易疲労は相変わらずですが、気力でカバーしている今日この頃です。電池切れが早いってきついー!

私の場合は保留要素がかなり大きかったですね。
・家族歴はあるけれど、受容体遺伝子に異常がない
・HAMA-TSHも考慮に入れてはいるけれど、TSHの抑制は強かったり弱かったりマイペース
・基礎代謝率は至って普通(体重から割り出すと少し低め)
・ヨード取り込み率は負荷前も負荷後もほとんど変わっていない
・TRH負荷試験において、鈍いピーク反応はあるものの半減期がやたらと長い
・末梢組織の代謝にやたらムラがある
・薬剤反応性がやたら高いか全くない

ただし私の場合は保留要素の可能性だけを見ていった結果、RTHではなくレアケースで確定診断が出てしまったので、難病ではなく稀少疾患になってしまいましたが、やはり複合としての部分は捨てきれないというもの。これが複合なのかそうでないのかについては、今後の研究にかかってくる事なのでしょうか。
主治医もやはり複合なのか?と頭を抱えているようですけども、こればかりは時間が解決してくれる事だと思いたいです。

先日の外来、襲撃できなくてごめんなさい!
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甲状腺ホルモン不応症(RTH)との複合? (ぷろぱ)
2009-04-16 22:12:13
オオガキさん、こんばんは。

再燃での治療、ほんとにおつかれさまです。
外来でがんばっているのは、脱帽です。。。
眠れないと思いますが、寝てください。お願いです。

それにしても、お互い、なぞがつづきますね。
確かに、甲状腺ホルモン不応症(RTH)との複合と言われると、説明がつきそうな。
しかし、オオガキさんの場合、ヨード摂取率は、TSHが抑制されていても、変わらなかったんですね。(それともTSHが抑制されていなかったのかな?)
末梢のムラは、わたしもいろいろあるのですが、不応症の特徴!くらいに言われました。しかも、1年半前の反応と今の反応が違うっぽい(涙)
今のところ、何かの影響で感受性が変わっていて、バセドウ病みたいなものの影響があるんじゃないか?という仮定に立っていますが、どうなんでしょうね。
「TRAbがかすかに陽性だったことに固執すると診断を間違いそうだから、よく考えて見る」と先生も言ってましたが。

わたしも、外来襲撃しよう!と思いながら、なかなか実現していません。。。
次回こそ!

どうぞお大事にしてくださいね。
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