賛美の心

こちらでは賛美、礼拝、心を主の前において静まり、まことの心で神様を賛美することだけです。

韓国ソウル発: 中国の宗教弾圧と海外の難民への脅しを非難

2019-07-24 12:48:26 |  ニュース

Bitter Winterが共催した会議の講演者らは、弾圧を受ける宗教団体の信者への難民認定を阻止するために国際的な運動を推進する中国共産党を非難した。

マルコ・レスピンティ(Marco Respinti)

エスカレートする弾圧

中国は、中国共産党 の管理下に置かれていない全ての宗教を体系的に一掃する試みを行っている。これは、6月20日にソウルで行われた会議「竜の長い腕: 中国による国内外の信者の弾圧」で、難民及び 人権 保護の専門家が、熱心な聴衆に向けて伝えたメッセージだ。この会議は、韓国のNGO「公共の利益の法律の擁護」(Advocates for Public Interest Law)、ブリュッセルを拠点に活動する 国境なき人権(Human Rights Without Frontiers)、そして、Bitter Winterが共同で開催していた。専門家は、中国共産党が積極的に中国から逃亡した信者を追跡し、難民認定を阻止するために外国の政府に圧力をかけていると説明した。この会議は国連の世界難民の日を記念して行われ、中国での宗教弾圧に関する写真展も開催した。写真のほとんどはBitter Winterが提供した。

最も熾烈な弾圧を受けているのは、新疆ウイグル自治区 の人口の過半数を占めるムスリムの住民だ。ウイグル族 の活動家のナーグル・サウト(Nurgul Sawut)氏は「300万人以上のウイグル族の住民が強制収容所に違法に拘束され、さらに大勢の人々が 拘留所 と刑務所に拘束されています。現在起きている出来事は、体系的なジェノサイドです」と話した。サウト氏はオーストラリアを拠点に活動しており、中国で暮らす家族のうち少なくとも12人が強制収容所に拘束されているか、もしくは行方不明になっているという。

ソウルのNGO、公共の利益の法律の擁護(Advocates for Public Interest Law)の難民の権利を専門とするリー・イル(Lee Il、이일)弁護士は「中国の弾圧の規模を理解することは困難です。その理由の一つは、ウイグル族やその他の犠牲者の状況がよく分かっていないためです。また、近代的で、文明が進み、高度な技術を持つ現世的な中国のイメージと一致しないことも理由の一つに挙げられます」と述べた。

「しかし、真実は明白です。この莫大な規模を考慮すると、現在の弾圧は今世紀最大の人権への脅威だと言えます。その結果、民主主義国家は、貧困にあえぐ国や戦争で荒廃した国だけではなく、主要な貿易国からの難民への対応に迫られています」とイル弁護士は話した。

弾圧の対象には、チベット仏教、そして、法輪功  全能神教会 等の 新興宗教団体 等、他の多くの宗教も含まれているとBitter Winterの設立者であり、編集長を務めるマッシモ・イントロヴィーニャは告げた。同氏は「中国共産党は、国際社会に向け、弾圧を正当化するための大規模な虚偽報道運動を実行しています。例えば、中国共産党は、政治犯、とりわけ法輪功の学習者から臓器を摘出している行為を否定しています。また、同党は2014年にマクドナルドで起きた殺人事件の犯人が全能神教会の信者だと主張したように、全能神教会に対する誤った嫌疑を広めています。この事件は実際には別の宗教団体が引き起こしたものです」と続けた。

またイントロヴィーニャ氏は、「中国は、禁止された宗教団体で活動した者に3年から7年、もしくは7年以上の懲役刑を与えることを規定した 刑法第300条は、重大な犯罪を行った者のみに適用していると主張しています。しかし、この主張はプロパガンダに過ぎません。法輪功の学習者、全能神教会の信者、呼喊派、生命之道教会 及びその他のキリスト教の教会の信者、さらには、最近のエホバの証人の信者に対する多数の判決から、中国が刑法第300条を中国で禁止されている宗教団体の信仰や聖典を広めた者に適用していることが証明されています」と加えた。

難民のために正義を求む

約1,000人の全能神教会の信者が韓国で難民認定を申請している。そのうちの2人が実際の拷問の体験を会議で語った。蕭睿(シャオ・ルイ)という仮名を名乗った女性は、12時間に渡り、吊るされ、殴打される壮絶な拷問を受けた際、正式な命令により殺害することが認められていると警察官が認めたことを明らかにした。「殴り殺しても問題ない – これはキリスト教徒を弾圧するための中国共産党のスローガンになっているのです」とルイさんは話した。

別の仮名の女性、趙琳(ツァオ・リン)さんも中国で逮捕され、拷問を受けたと報告した。趙さんによると、趙さんが韓国に逃亡した後、中国共産党は趙さんの弟をその他の難民の家族と共にソウルに強制的に向かわせ、「偽の抗議活動」に参加させて、趙さんに「帰宅」を呼び掛けさせたようだ。しかし、中国に帰国した難民は逮捕され、投獄されているため、「帰宅」とは家に帰るのではなく、刑務所に行くことを意味すると趙さんは主張した。

全能神教会の信者のデータによると、2018年に、警察官による拷問または虐待によって20人の信者が死亡したようだ。

専門家は、世界中の政府に対し、中国に帰国すると逮捕及び拷問に直面する宗教団体の信者を受け入れるよう求めた。中国の当局は顔認識カメラとDNAテストを用いて、信者及びその家族のデータを集めているため、信者が母国で身を隠すことは困難である。

国境なき人権のリア・ペレクレスツ副理事は「中国の宗教の少数派の人々は、中国に留まると、あるいは中国に強制的に送還されると逮捕及び拷問に処せられる危険があります。中国は、信教の自由を求めたため、あるいは宗教を信仰したために現在拘束されている被勾留者の人数において、諸外国を圧倒しています」と話した。

宗教を信仰する受刑者に対して用いられる手法として、ペレクレスツ氏は「四六時中の監視、薬物の強制的な摂取、暴力的な取り調べ、激しい殴打、睡眠の奪取、拷問ラックの利用」を挙げた。さらに同氏は「調査結果は明快であり、中国および難民申請の審理を行う政府の司法への期待も明らかになっています。国家は国際的な追放及び送還禁止の原則に従い、少数派の宗教を信仰する中国からの亡命希望者の強制送還を中止する必要があります。中国に再入国する場合、拷問及び非人道的な扱いを受ける可能性があるためです」と指摘した。

また、この会議ではBitter Winterが制作した天安門事件及び中国の宗教弾圧を取り上げた映画(Tiananmen and Religious Persecution in China)、そして、宗教弾圧を受けて海外に逃亡した難民を中国共産党が脅す手法に関する映画(The Long Arm of the Dragon)が上映された。


この文章はマルコ・レスピンティ(Marco Respinti)による『BITTER WINTER』である 。


神様に聞いていただく3つの祈り方

2019-07-23 21:15:54 | 信仰生活

 兄弟姉妹の皆さん:


 主にある平安がありますように。私たちクリスチャンにとって、祈りは神様との正常な関係を築くために重要です。特に朝夕の祈りは重要です。ですから、どのように祈るかを学ぶことは非常に重要なのです。けれども多くの兄弟姉妹が戸惑いを感じます。私たちは朝晩毎日祈り、食前の感謝と食後の感謝、集会でも祈ります。祈るときにはいつでも、主に多くを語り、長時間祈ります。けれども、あたかも神様はそこにはおられないかのようにいつも感じてしまいます。祈りながら、まるで独り言をいっているかのように感じ、心に平安や喜びを感じることができません。なぜ神様は私たちの祈りを聞いて下さらないのでしょうか。神様に称賛していただけるように祈るにはどうしたら良いのでしょうか。


 実は、神様が私たちの祈りを聞いて下さらない理由が2~3あります。私が理解しているところをみなさんと分かち合いたいと思います。


 第1に、私たちは心から神様に祈っているかどうかということです。


 主イエスは言われました。「しかし、まことの礼拝をする者たちが、霊とまこととをもって父を礼拝する時が来る。…父は、このような礼拝をする者たちを求めておられるからである。」(ヨハネによる福音書 4:23)神様の御言葉から、神様の意図に沿った、神様を礼拝する祈りでなくてはならないことが分かります。神様が最も重要視するのは、私たちには神様の前に誠実な心があるかということ、そして誠実に真実を語るかどうかということです。神様を敬い、誠実な心で祈る限り、神様は私たちの祈りを受け入れて下さいます。けれども私たちはしばしば、神様の前に静まって真心で祈ることができません。唇は動いていても、心は家族や仕事など、あれこれ心配事で一杯です。唇が動くだけで心は動かない時もあります。誠実な心になれず、ただお決まりの行為を繰り返し、深く考えずにただ祈ります。しばしば威厳を感じさせるような、もったいぶった空虚な言葉を語り、単に聞こえの良い言葉やあまり意味のない言葉を使って神様を欺こうとします。例えば、親や仕事を主より愛しているにもかかわらず、祈るときには、「ああ主よ、あなたを愛しています。全てを投げ捨てて心からあなたに尽くします。」などと祈ったりします。家族に嫌なことが起これば、否定的な気持ちになり、主に不平を言います。それでも祈る時には、主に感謝の言葉を述べて賛美の言葉を述べるのです・・・。基本的に祈りの中では、誠実でなく、ただ大それた空しい言葉を使い、偽りの言葉を使い、形だけのものであったり、聞こえの良い言葉を並べて神様の前に自分を偽ったりするのであればその人は神様を欺いているのです。神様は誠実でない祈りは聞かれません。

神様に聞いていただく祈り方


 第2に、私たちは理性を持って神様の前に祈っているかどうかです。


 私たちが祈るときは往々にして神様にむやみにお願いしたり、大それたお願いをしたりします。例えば、仕事がないとき、仕事を下さいと祈ります。子供がいなければ、子供を与えて下さいとお願いします。病気であれば、癒やしを求めます。家族が困難に直面していれば、助けを求めます。事業をしていれば、祝福されて儲かるようにと祈ります。学生であれば、知性と知恵を与えて祝福されるように祈ります。老人は病と災難から守られ、平安な余生を送れるように祈ります。人生では、私たちがどのような困難や試練に直面する時にも、神様の采配に決して従うことができないのです。いつでも神様が問題から救い出し、苦しむことのないようにと願います。幸せで平和であるようにといつも主に願い求めます。これは神様に造られたものが捧げる祈りではありません。それどころか、それは神様にただ何かを求め、人間の思いに応じて神様が物事を為してくださるように願っているだけなのです。神様を信じる時、人々は、神様がすべての求めに応じて望みを叶えて下さることを望みます。これは基本的に神様と取り引きすることであって、良心や理性の欠片もそこにはありません。そのようなお祈りを捧げる人々には純粋な信仰も愛もなく、心から神様に従うことも敬うこともしません。自分の目的を果たすために神様を利用しているのです。正に神様が次のように言われる通りです。「この民は、口さきではわたしを敬うが、その心はわたしから遠く離れている。」(マタイによる福音書 15:8)


 第3に、私たちの教会には聖霊の働きがあるかどうかです。


 恵みの時代の最初の段階で、神殿に聖霊の働きがあった頃を思い出してください。人々が罪を犯した時、彼らは聖霊による鍛錬を受けました。神様に仕える祭司が律法を守らなかったならば、天からまっすぐに火が降りてきて彼らを焼き殺しました。人々は非常に恐れ、神様を敬う心を持ったのです。けれども恵みの時代の後半になり、イエスが現れて業を成されるようになると、ユダヤの人々は律法を守ることができず、神殿を両替や生活用品を売る場所として使ったのです。彼らは神殿を強盗の巣にしたのです。そこには聖霊の鍛錬はもはやありませんでした。聖霊はイエス様の働きを守るため、すでに神殿から離れていたので、神殿に残ってイエス様の救いを拒否した人々は神様の働きから排除され、闇に落ちました。たとえエホバの名で彼らが祈っても、神様は聞かれませんでした。彼らが聖霊の働きを得ることなど尚更ありませんでした。


 今日の教会に目を向けてみましょう。牧師や長老の説教は退屈です。新たな光などありません。兄弟姉妹はいのちを養われることはなく、彼らの霊は萎えて暗くなり、聖霊の存在を感じることができません。彼らは肉の欲と人生の楽しみとともに、地位と権力さえ欲し始めます。同僚の間には摩擦が起こります。彼らの罪は彼らに対して勝利を宣言し、彼らは主に負い目を感じることもなくなります。 神様の言葉に従うことはなく、神様の命令を守ることもしません。神様の旨を完全に損ない、神様を拒絶する者たちとなりました・・・このような教会と、律法の時代後期に存在した神殿との違いは何でしょうか? これは聖書の次の預言の完全なる成就です。「『わたしはまた、刈入れまでなお三月あるのに雨をとどめて、あなたがたの上にくださず、この町には雨を降らし、かの町には雨を降らさず、この畑は雨をえ、かの畑は雨をえないで枯れた。 そこで二つ三つの町が一つの町によろめいて行って、水を飲んでも、飽くことができなかった。それでも、あなたがたはわたしに帰らなかった』とヤーウェは言われる。」事実、神様は恵みの時代の教会を去られました。多くの兄弟姉妹が、教会には既に聖霊の働きはなく、神様は御顔を隠されてしまったと感じているのです。それならばどうして私たちの霊が萎えずにいることができるでしょうか。それでどうして神様が私たちの祈りを聞くことができるでしょうか。


 これまで説明してきた3つの状況が、主が祈りを聞かれない主な理由です。私たちは主の前に出て主の意図を求め、これらの問題を振り返ってみるしかありません。また私たちは、主に聞いていただけるような祈りはどのようなものかを追求しなくてはなりません。これは私たちが学んで成長する必要のある真実です。それではここで、みなさんが神様の意図に沿って祈るにはどう祈ったら良いかを知るために三つの方法をご紹介します。私たちが毎日心から実行し、実践することができるのであれば、主は私たちの祈りを聞いて下さると私は信じています。


 第1に、霊によって祈り、心から、真実の言葉をもって祈らなければならないということです。


 私たちはみな神様が忠実なお方だと知っています。神様には不実も、偽善も嘘もありません。神様は私たちひとりひとりに誠実です。神様は私たちが誠実で正直な祈りをささげることを願っておられます。イエス様が次のように言われた通りです。「あなたがたの言葉は、ただ、しかり、しかり、否、否、であるべきだ。それ以上に出ることは、悪から来るのである。」(マタイによる福音書 5:37) 従って、祈るときには、神様にありのままを話さなければなりません。私たちが弱ければ、弱いと素直に言うべきです。神様の意図に沿わないどんな考え、発想、痛み、困難、物事も、完全に心を開いて神様に話すべきです。他人に話すのは恥ずかしいような言葉や内容もありますが、それらを神様から隠すことはできません。私たちは神様に心を開いて正直に話すべきなのです。私たちが心を大きく開いて何も隠さず、心のままを率直に神様に話していることを神様が知るならば、神様は私たちが神様の意図と真理の全ての側面を理解するように導いて下さいます。そうすれば私たちは進むべき道を得るのです。


 加えて、祈るときには静まらなくてはなりません。私たちは心を集中させて祈らなければなりません。気持ち半分であったり、上の空で祈ったりしてはなりません。私たちは、親と話す時には、親を尊敬できます。親に対する態度は誠実です。親は私たちより年長で、育ててくれたからではないでしょうか。神様は私たちを造られ、いのちを与えられ、生活に必要な全てを与え、真理を与えて下さいました。そうであれば、神様を敬う気持ちで祈ることは尚更大切ではないでしょうか。何を祈るかに関わらず、私たちは熱心に神様の意図を求め、正直に思いと困難を伝え、神様の時を忍耐を持って待たなくてはなりません。そうして初めて、私たちは神様の啓きと導きを得、神様の意図を理解することができるのです。そうする時に、私たちの困難は、必要な時に解決されるのです。


 第2に、私たちは被造物の立場に立ち、神様に要求をしないということです。これは、神様への服従心を持って祈るということです。


 祈るときには、私たちは被造物であり、神様が創造主であることを明確に知っていなければなりません。神様は全てのことと全てのものを御手に握っておられます。私たちの全ては主の御手に支配されています。私たちが日々直面することは、事の大小を問わず、全て神様の采配によるのです。私たちが神様に祈る時には、被造物としての立場にしっかり立ち、熱心で従順な態度で神様の御心を求めなければなりません。神様に何ら要求をしてはなりません。例えば、困難に直面してどうして良いか分からない時、次のように祈ることができます。「神様。この事に関して、一体何が真実なのか分かりません。あなたの意図に沿うにはどうすべきなのか分かりません。けれども、わたしはあなたの言葉を求め、あなたの求めに応じて物事を行い、あなたの意図を満足させたいと願っています。どうか私を啓き導いてください。アーメン。」私たちの心に神様の場所があり、被造物としての立場に立って祈り、ひれ伏し、創造主に礼拝を捧げる時、そして神の働きに従ってその御言葉を実践する時に初めて、神様との正常な関係を築くことができ、聖霊の働きを得ることができるのです。ヨブが神を畏れて悪を避ける人であったことはみな良く知っています。ヨブが自分の家畜、息子、娘達をすべて失った時、そして体中が腫れ物に覆われて激しい痛みに耐えていた時、ヨブは神様が万物の支配者であり、神様の許しなしにはそのような事が自分に降りかかることはないと信じました。それだけではなく、自分の命も含めて、所有物のすべてが神様によって与えられたものだということを知っていました。神様がいつそれを取り上げても、自然で正しいことだと知っていました。ですから、ヨブは神様に不平を言うことも神様に何かを要求することもありませんでした。それ故ヨブは、膝をかがめ、服従の心を持って神様を礼拝し、次のように祈ったのです。 「わたしは裸で母の胎を出た。また裸でかしこに帰ろう。ヤーウェが与え、ヤーウェが取られたのだ。ヤーウェのみ名はほむべきかな」。(ヨブ記 1:21)「われわれは神から幸をうけるのだから、災をも、うけるべきではないか」。(ヨブ記 2:10)ヨブは堅く立って、神様に対する証しとなりました。ヨブの理性と神様への服従は神様からの称賛を得ました。私たちもヨブと同じような姿勢で神様に向かうことができたならば、心に神様の居場所があり、どのような困難に出会おうとも神様への服従心によって祈ることが出来たならば、神様は私たちを導き、啓き、真理を理解できるようにして下さいます。私たちの霊は研ぎ澄まされ、思考がはっきりとしてきます。私たちが何らかの堕落を現わしたり、良くない状況になったりした時、それを自覚して適切に対処することが容易になります。そうなれば、神様は更に私たちに近づいてくださり、いのちの成長は更に速くなります。


 第3に、私たちの教会に聖霊の働きがないのであれば、それを求める祈りを捧げなければならないということです。


 律法の時代の後期、サタンにより人間は益々堕落したことを私たちは知っています。人は罪の中に生き、律法によって罪に定められて死に追いやられる危機に直面しました。しかしその後神様は、イエスの名によって律法の時代を終わらせ、恵みの時代を始められ、人類を贖う働きをされました。以降、ユダヤ教は完全に神の栄光の存在を失いました。主イエス様の名と業を受け入れなかった者はみな、たとえどのような状況にあったとしても、どのような祈りを捧げ、ヤーウェである神様に訴えたとしても、神様はその祈りを聞かれることはなく、そのような者たちが聖霊の働きを得ることはありません。けれども、イエス様の新しい働きを受け入れてイエス様の名によって祈る者はみな、神様の泉からの生ける水による養いを楽しみます。彼らが主に呼ぶならば、神様の業を見ることができ、聖霊の業が彼らに伴うでしょう。


 今日、主イエス様の御名によって私たちがどう祈ろうとも、私たちが聖霊の働きを感じることはなく、神様の存在を感じることはできません。いのちを養っていただくことはできず、罪を犯しても鍛錬を受けることもありません。聖霊の働きがまたしても離れてしまった可能性が大いにあります。聖書は次のように言っています。 「たとい、わたしの言うことを聞いてそれを守らない人があっても、わたしはその人をさばかない。わたしがきたのは、この世をさばくためではなく、この世を救うためである。わたしを捨てて、わたしの言葉を受けいれない人には、その人をさばくものがある。わたしの語ったその言葉が、終りの日にその人をさばくであろう。」(ヨハネによる福音書 12:47-48) 「さばきが神の家から始められる時がきた。」(ペテロの第一の手紙 4:17)これらの聖句から、終わりの日に神様が再び戻られ、裁きの業の段階を実施されることが分かります。主は忠実なお方です。主が成就すると言われることは成就します。私たちは神様に求めて祈り、いのちの泉へと導いて下さるように願い、神様によって潤され養われ、そして主の足跡を辿るようにしなければなりません。私たちが心に飢え渇きを覚えて求めるならば、神様の導きを得ると私は信じます。神様は次のように約束されたからです。「求めよ、そうすれば、与えられるであろう。捜せ、そうすれば、見いだすであろう。門をたたけ、そうすれば、あけてもらえるであろう。」(マタイによる福音書 7:7)


 主の導きに感謝します。本日皆さんと分かち合った、祈り方に関する内容が一人ひとりにとって益となることを願います。祈りは神様との正常な関係を築く上で重要なステップです。それはまた、聖霊の働きを得る上で要となる道でもあります。主からの応答を受け取るにはどう祈れば良いかを理解し、従うべき実践の道を得て頻繁に実践するときに初めて、主は私たちの祈りを聞いて下さいます。私たちの祈りが早く神様の意図と一致することを願います。


 すべての栄光が神様にありますように。




「お母さん、家に帰らない方がいい」

2019-07-22 15:22:13 |  ニュース

 

全能神教会の信者の息子が韓国を訪れ、海外逃亡した母親に中国に戻らないよう説いた。帰国すれば即座に逮捕されるからだ。

中国最大のキリスト教 新興宗教団体 である 全能神教会 は国内では 中国共産党 により禁じられ、暴力的な迫害を受けている。数百人の信者が保護を求めて韓国へ脱出している。

その1人に唐璐(タン・ルー)さん(安全のため、本名は公開しない)という女性がいる。彼女も、韓国に行ったからと言って見逃されたわけではない。韓国における全能神教会信者の政治的亡命の申請を妨害するため、中国共産党は脅迫などの手段を使って教会員の中国に住む親族を募っている。そして彼らを韓国に連れて行き、現地で「親族を探す」という口実のもと、デモを行っている。全能神教会信者を中国に引き戻すのが目的だ。先日、唐璐さんの息子も韓国に赴いた。しかし、政府が組織する「親族を探す団体」に属する人々とは異なり、母親に絶対に帰国しないように、と告げた。

息子からの電話

5月10日、全能神教会の信者仲間である王(ワン)さんが、中国の唐璐さんの息子から電話があり、彼女を探していることを伝えた。唐璐さんが国外逃亡以来、3年ぶりに息子から受けた連絡だった。中国共産党がインターネット、電話回線を厳しく監視しているため、唐璐さんは家族に危険が及ぶのを恐れて一度も連絡をしたことがなかったのだ。

唐璐さんは息子が詩を朗読した録音をずっと大切にしていた。彼女は家を出たときに息子の写真を持参しなかったことをBitter Winterに語った。万一通関で逮捕されたら家族を巻き込んでしまう可能性があるからだ。唐璐さんは録音だけを持ち込んだ。3年間、その音声は心中の不安を委ねられる何よりも大事な宝物だった。

母親の懸念

息子が韓国に来るという知らせに唐璐さんは驚喜した。しかしすぐに小さな不安が頭をもたげてきた。近々、韓国の中国共産党支持の活動家、呉明玉(オ・ミュンオ)氏が次の「親族を探す団体」を韓国に連れて来て、全能神教会の難民に嫌がらせをしようとしているのを知っていたからだ。息子もまた中国共産党が管理する「親族を探す団体」の一員で、彼女を無理に中国に帰らせようとするかもしれないのだ。

唐璐さんは、知り合いである熱心な信者、張福氏の事件に言及し、Bitter Winterに次のように報告した。「2016年5月18日に張福兄の妻が子どもを連れて済州島に夫を探しに行きました。彼女の旅に同行したのは中国共産党の工作員でした。工作員の命令で張さんの妻は夫をホテルに閉じ込めました。密かに旅券を抜き取り、財布、クレジットカード、全所持金70万ウォン(約65,000円)を奪いました。そして一緒に中国に帰らせようとして脅したのです。中国共産党の工作員は済州島の空港まで彼を追いかけ、強制的に中国へ誘拐しようとしたほどです。結局、張兄は間一髪で逃亡しました」。

この件を持ち出したとき、唐璐さんはまだ恐怖を引きずっていた。もし息子が中国共産党の工作員と共にやって来たら、どう対処すればいいか分からないだろう。

家族再会

5月14日の午後、唐璐さんは不安と期待の入り混じった気持ちで息子の連絡先番号を受け取った。過去数年間、中国共産党の宗教迫害がますます激しくなっていることをニュース記事で読んでいた。全能神教会は容赦なく迫害されている。亡命の道を選んだときから、再び息子に会うのは難しくなるのは分かっていた。予想に反して今、息子が外国に彼女を訪ねて来るというのだ。唐璐さんは興奮のあまり、考えるのももどかしく急いで息子の番号に電話をかけた。

「電話に出た息子は『ママ』と叫び、泣き続けました」と、唐璐さんは回想した。「胸が痛み、涙があふれました」。そして息子を慰めながら、ソウルにある全能神教会の温水の施設で会う約束をした。

「戻ってはいけない」

ついに再会し、唐璐さんは息子の韓国訪問に中国共産党は関わっていないことを知った。息子は、地元の 公安局 の 国保大隊 の職員が継続的に母親の状況を調査していることを伝えた。最近は自分を訪ねて来たという。彼らは唐璐さんの現在の居場所を追跡するため、家族の中に他に全能神信者がいないかを調べていたのだった。

「ママ、何があっても家に戻ってはいけないよ。僕はもう大人だし、自分のことは自分でできる。お母さんがここで元気でいるのを知って僕は安心したよ」と、唐璐さんの息子は言った。

息子はさらに、国保大隊勤務の友人が国外に住む全能神教会信者の情報を集める部署にいるのだと言った。その友人は韓国にいる全能神教会信者の写真を大量に保持し、その中に唐璐さんの写真もあるという。警察は既に唐璐さんの海外での状況をつかんでいた。彼女が通っている教会堂や教会でのクリスチャンネームまで知っていた。

「国内のウェブサイトに掲載されているニュースはどれも全能神教会を攻撃している。絶対に中国に帰ったらだめだよ」。息子は強く説いた。

惜別

別れの午後、唐璐さんは息子を地下鉄の駅まで送って行った。彼女は泣かなかった。2人とも笑顔を浮かべていた。息子は母親に家に戻らないように、ともう一度言い含め、家のことは自分に任せてほしいと話した。唐璐さんも、自分に会いたくなったときは韓国に来ればよいが、中国共産党に操られないように気を付け、党が組織するいわゆる「親族を探す団体」の一員として来ることがないようにと注意した。

白勝一による報告


この文章は白勝一による『BITTER WINTER』である 。


またもや呉明玉氏! イスラム教、ウイグル族、難民、さらにBitter Winterを侮辱する

2019-07-22 07:04:04 |  ニュース

韓国の悪名高き反カルト主義者であり、親中国共産党の活動家である呉明玉(オ・ミュンオ、오명옥)が、Bitter Winterが6月20日に開催した会議を攻撃し、イスラム教を「世界の主要宗教の一つではない」と主張した。

呉明玉

呉明玉

マッシモ・イントロヴィーニャ(Massimo Introvigne)

Bitter Winterの読者であれば、悪名高い反 カルト 主義者であり、親中国の活動家である韓国人の呉明玉の名はなじみ深いだろう。我々は呉氏の不正な活動を映画化し、好評を得た。呉氏は違法に韓国に住む 全能神教会 の信者の難民の写真と名前を公表しただけでなく、中国共産党 に協力して同団体の難民に対する抗議活動をでっち上げ、さらに、法輪功 に対する中国共産党のプロパガンダを広めるための本を韓国で出版している。

Bitter Winterが6月20日にソウルで共催した会議では、偏見とヘイトスピーチが難民や韓国の社会全般に危害を与える悪い例として呉明玉氏の名前が挙げられていた。

呉氏は友人を会議に送り込み、写真を撮影させ、同氏が運営するウェブサイト、churchheresy.comでレポートを配信している(このサイトの名前からも分かるように、呉氏自身が「教会(the Church)」であり、異議を唱える者は「異端(Heresy)」である)。

驚くべき内容の記事であり、彼女の本性が表れている。誤った情報を拡散しているとしてBitter Winterを侮辱するだけでなく(具体的な例は挙げていない)、呉氏はこの会議が法輪功によって共催されていると示唆し、同運動を長々と非難していた。実際には法輪功は共催者に含まれておらず、講演者の中にも法輪功の学習者はいなかった。また、呉氏が延々と非難している法輪功の教えについても取り上げていない。中国共産党は党に敵対的な宗教団体を取り上げる際に、法輪功を頻繁に攻撃することを求めており、呉氏は規定通りに従っていた。

また、韓国にいる全能神教会の信者の難民に対して、品位に欠ける、野蛮な攻撃を繰り返してきた呉明玉氏が、難民は中国政府に協力し、対応を求めるべきだと主張している点は非常に興味深い。我々はずっと呉氏が中国政府と中国共産党と協力関係にあると読者に指摘してきたが、本人が認めてくれたことは嬉しい限りだ。

また、原理主義とテロを ウイグル族 が支援していると疑う中国共産党お決まりの主張と共に、呉氏は「過激主義者」のウイグル族のムスリムが会議に参加していた、という現実離れした主張も行っていた。ウイグル族のためのキャンペーン(Campaign for Uyghurs)に所属する活動家のヌルグル・サウト(Nurgul Sawut)氏が会議で講演を行ったが、ウイグル族のためのキャンペーンは宗教的というよりは世俗的な団体である。呉氏がイスラム教の基本的な事実を学習していれば、ベールなしで人前に姿を現した女性が「原理主義者」でも「過激主義者」でもないムスリムであることは分かるはずだ。

「イスラム教は聖霊を認めていない」、イスラム教は聖霊に関する神学理論を「歪曲」している — これがイスラム教に関する呉氏の主張の全てだ。比較宗教学の専門家としての資質は不透明だが、呉氏は一般のムスリムの信者の気分を害し、「イスラム教を世界三大宗教の一つと認めるのではなく、キリスト教の異端と考えることは合理的である」と結論づけていた。まさにヘイトスピーチと偏見だ。

 

この文章はマッシモ・イントロヴィーニャ(Massimo Introvigne)による『BITTER WINTER』である 。


全能神教会を取り上げたBitter Winterの新作映画がトロントで公開される

2019-07-21 18:36:16 |  ニュース

 

万国宗教会議で、信仰の自由を求める中国人の難民に焦点を当てたセッションが開かれた。また、このセッションでは、韓国での全能神教会の信者の難民申請者を弾圧しようとする中国政府を取り上げた映画『The Hoax』の公開が行われていた。

マルコ・レスピンティ(Marco Respinti)

万国宗教会議は様々な宗教の関係者が一堂に会する世界最大の集会であり、三年に一度、世界の異なる都市で開催される。第一回の会議は1893年にシカゴで行われた。

2018年の万国宗教会議は11月1日にカナダのトロントで開幕した。11月2日に行われたイベントの一つ「正義の問い: 全能神教会の難民たち」では、中国で受けた厳しい迫害から逃れ、国外で庇護を求める全能神教会の信者の危機的な状況について議論が行われた。

Bitter Winterの編集長を務めるマッシモ・イントロヴィーニャ(Massimo Introvigne)教授は、中国共産党政府が弾圧を正当化する際に用いる根拠を紹介し、この根拠が実は虚偽報道だと説明した。イントロヴィーニャ教授は、とりわけ2014年山東省招遠市のマクドナルドで夕食を取っていた一人の女性が殺害された事件に焦点を当てていた。中国共産党はこの犯罪が全能神教会によるものだと主張したが、研究者たちの調査により、実際には別の宗教団体による犯行であることが証明されていた。イントロヴィーニャ教授は数ある虚偽報道の中で、全能神教会が「家族を否定」しているという主張が繰り返されていると指摘した。続けて、全能神教会の教義は家族を肯定しており、大勢の信者が家族の影響で改宗していると説明した。

ウェスタン・ワシントン大学のホリー・フォーク(Holly Folk)教授は、全能神教会の教義の解釈を発表し、再検証を行った。フォーク教授は、反カルトのプロパガンダ活動は全能神教会に対して「非キリスト教」のレッテルを貼ることに固執しているものの、現在のキリスト教は多岐にわたっており、非伝統的なキリスト教団体も多く、全能神教会の教義は明らかにキリスト教のルーツを持っており、同教会がれっきとしたキリスト教団体だとする結論を支持した。

難民の宗教的自由の国際観察機関の理事を務めるロシータ・ショリーテ(Rosita Šorytė)氏は、様々な国々における全能神教会の難民申請者の現状を発表した。ショリーテ氏は韓国と日本でそれぞれ979件と266件の難民申請が行われたものの、一人も難民として認定されなかったという危機的な状況を説明し、注目を集めた。反対にカナダとニュージーランドでは、大半の申請が許可されており、難民をめぐる状況は依然として予断を許さないものの、その他の複数の国々において望ましい決定を促していると指摘した。ショリーテ氏は、これらの困難の原因として、中国からの政治的なプレッシャー、難民を限定的に解釈する世界的な慣習、そして、全能神教会に関する誤解と不正確な情報を挙げていた。また、同氏は国際会議、研究者による研究、一部のNGOによる取り組みが複数の国々における難民の状況を改善してきたと指摘した。

このイベントのハイライトは、Bitter Winterが初めて制作した映画『The Hoax』の公開であった。マッシモ・イントロヴィーニャ教授が監督した本作品は全能神教会と、中国での全能神教会に対する弾圧を取り上げ、また、中国共産党がキリスト教の反カルト主義者の力を借り、韓国に到着後も弾圧の手を緩めず、「自発的」抗議活動を演出した経緯を描いている。本作品は、これらの活動の計画が、数週間前に中国共産党によって綿密に練られていたことを明らかにしている。

様々な国から参加した聴衆がプレゼンテーションに耳を傾けていた。さらに、カナダにある全能神教会の団体に属する女性の信者、および、宗教の自由の欧州異宗教間フォーラムのエリック・ルー理事が証言を行った。

『The Hoax』の英語字幕付き予告編をご覧ください:

『The Hoax』の映画(英語字幕付き)をご覧ください: