「おじさん、見て」

　いつものように、保育園の門扉の前で、園庭
で遊んでいる園児たちを見ていると、このよう
な声かけが聴こえてきました。よく観ると門扉
の横の植え込みの中から声が聴こえます。門扉
を支えている壁と、植え込みの間の隙間（15cm
くらいか？）に園児が何人かが潜り込んでいま
した。
　狭いところに巧く入れたので、だれか大人に
見て貰いたかったのでしょうね。こういう隙間
は、子どもたちの大好物ですからね。(^_^) 今
は”秘密基地”なんて作れる場所なんてどこにも
ありませんからね。
　保母さんが庭にいる園児の数が少ないことに
気がついたために探していたのでしょう。すぐ
見つかってしまいました。
　そうやって声を出してしまうから、保母さん
に見つかってしまうのですよ、君ら。で、そこ
から引張り出されてしまいました。^^;

　そこから出る際に、女の子が「これあげる」
と言って、小さな葉っぱをくれました。なんの
変哲もない木の葉ですがね。贈呈は一種の親愛
の情の現れなのでしょうね。(^_^)
　もちろん、「ありがとう」といって、家まで
持ち帰りました。

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