インフレと為替レート

　全米50州の単身者年間生活費を調査したところ
その平均値は5万7,255ドル（約 835万円）だった
そうです。
　フルタイム労働者の週給の中央値は 1,100ドル
（約16万円）。5万7,255ドルの年収を稼ぐには、
週給 1,101ドルが必要になるためギリギリ足りる
か足りないかということだそうです。日本の収入
ほぼ倍ですね。

　https://front-row.jp/_ct/17651804

　日本の単身者平均年収は 427万円だそうです。
公共の交通システムが利用しやすいかなどに違い
があるのですが、単に年収比較ではなんとも言え
ないでしょう。

　「ビッグマック指数(The Big Mac index )」は
2023年では、日本は 450円で、アメリカは 778円
なのだそう。

　https://magazine.aruhi-corp.co.jp/0000-6357/

　ざっとみて、アメリカの物価は日本の 1.5倍に
なっているようですね。

　一方、日米の為替レートは 1ドル＝ 150円です
が、購買力で見ると実質的に 1ドル＝ 100円程度
なのですよね。

　現在の為替レートは日米の金利差でのみ決まり
ますから、輸入品価値はそれに引きずられている
ことになります。原油や天然ガスを輸入している
日本は困ったことになっているのですよね。本来
の価格の 50%増しで購入しているのです。
　逆に、アメリカの旅行客はその分美味しい思い
をしているのですね。せいぜいお土産を購入して
くださいな。 ＞ アメリカ人

　金融政策は各国の事情によって決められている
が、アメリカはインフレ抑制のために金利を高め
に設定しています。
　為替レートは金利差のみで決定されるシステム
は、本当にこれで良いのだろうか。金利差により
資金が流れます。インフレ抑制に、金利操作しか
対応策がないって、なんなの？単に歪が拡大する
ことになるだけではないか。（-_-^) 

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