時計で言うと、文字盤の数字を針で指し示すのがアナログ時計、
窓枠に数字で表すのがデジタル時計ということになっています。
しかし、アナログ時計と思われている柱時計が、内部でテンプと
いうものがコチコチと動いて、歯車を少しづつ回転させています。
デジタルとは、ものの動きなどが、ある単位で進むもので、振り子
のような、なめらかな運動をしないもの、とされています。しかし
テンプが動くと、それに接している歯車が、一定の幅しか回転しま
せんから、”デジタル”と言えなくもありません。^^;
エレベータは一度に大人数を運ぶからデジタル?エスカレータは
連続して人を運ぶからアナログ?
理系の方ならば、若かりし頃に計算尺を使ったことがあると思い
ます。あれこそが”アナログの権化と”言っても良いです。あ、長さ
を図るノギスもそうですね。副尺のあった位置を見て、小数点以下
の数値を定めますからね。しかし、最近のノギスではデジタル表記
する窓が付いていたりします。^^; これはどっちだ。^^;
そろばんはデジタルですよね。玉を1/3 だけ動かすなんてことが
出来ませんから。デジタルの権化なのです。今も小学校でそろばん
の授業ってあるのかな?
中学生の頃、ガールフレンドがどこかの公園でブランコに乗って
いました。それを見ていて、「時間を細かくすると、彼女の位置は
少しづつ段階的にカクカクと移動しているハズだ」と想像していま
した。時間を細かく切ると、果たして彼女はなめらかに動いている
のだろうか、時間はそこまで細分化出来るのだろうか、、物の動き
も細かく分けることが出来るのだろうかと考えたことがあります。
細かく考えると、デジタルもアナログも区別付きにくくなります。
量子力学を学んだのは、ブランコで遊んでから、5,6 年後のこと
でした。
現在、”アナログ”とか”デジタル”とかをTVなどでタレントたちが
言っていることは、物理的なことを表現しているのではなく、古い
ものをアナログ的、新しいものをデジタル的と表現しているように
思えます。本当は、アナログ古くて、デジタルが新しいものだ、と
いうわけでもなく、連続的とか段階的とかと、いうわけではないの
ですがね。
デジタルとは二進法で処理は、単にスイッチの入切りで判断する
のです。だから”デジタル(二値)”。