中国広州へ出張。成田からの4時間半のフライトの中、iTuneでダウンロード溜めしてたビヨンド・ザ・エッジを鑑賞。
1953年、エベレストの初登頂を遂げようと各国の精鋭登山家らがしのぎを削っている中、
ニュージーランドで養蜂業を営んでいたヒラリーとシェルパのテンジンが達成した人類初の最高峰到達という偉業を
ドキュメンタリー形式で本人や関係者らの解説や当時の映像をところどころにちりばめて製作した作品。
淡々とサミット(頂上)に向けて起こった出来事を史実に基づいて時系列に追ってゆく内容は、個人的には好印象でしたが、
出演者(俳優)のセリフが全くなく、普通の映画を想像すると少し違和感を感じるかもしれません。
BEYOND THE EDGE - official movie trailer
各国のアタック隊が失敗を繰り返し、それまで13人もの精鋭クライマーらが命を落としてゆく中、はたして標高8848メートルで人は生きていられるのか?
そんな基本的なことさえもわからなかった人智を超えた状況においてよく上に歩を進められたものですね。
ほんと、この当時は宇宙に行くのと同じくらいわからなかったのでしょう。
まさに凄まじい精神力と強靭な肉体をもつヒラリーとテンジンが互いに強い信頼をもって成し遂げた偉業。
こちら、登頂を遂げる1次アタック隊発表の1コマ。
イギリス隊ということもあり、国の威信をかけるにあたってはニュージーランド人の彼ではなくイギリス人を優先という大人の事情があるようですが、
それでも期待はしてたことでしょう。ヒラリーとテンジンはバックアップの2次アタック隊に任命されます。この時はさぞかし悔しかったことでしょう。
結果的に1次アタック隊が酸素吸入器トラブルで断念したという運も作用して、ヒラリーとテンジンにチャンスが巡ってきます。
人生、最後まで何があるかわからない。最後の最後まであきらめず、降ってきたチャンスは必ずものにする。
そのチャンスのために日々の鍛錬を怠らない。そんなことを教えてくれた作品でした。
私も資料として観ました!
実は今、雪山作品に参加してまして。。。
なので合成カットのチェックばかりしてまして、
ストーリーはほとんど頭に入ってきませんでした(汗)
雪山作品って、もしかして岳2とか?(^^) これから日本映画ちょくちょくチェックしておきますね。