斉田・山の神 （南伊勢町）

山の神は　木樵　炭焼き　猟師など山民に取っては
自分たちの仕事場を守護する神であるとされている

神様は　女神　非常に生殖能力の強い神で　
山の神は　山民にとっての産土神は土地の守護神であり

生まれる前から死んだ後まで守護する神とされている
他所に移住しても一生を通じ守護してくれる祖霊でもあると
信じられていた

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斉田・山の神へ 男性のシンボル（男根）奉納（南伊勢町）

山の神は　一般に女神で　そこから自分の妻を謙遜して
山の神と云われるが
Ｙの形をした　三又の樹木には神が宿っているとして
伐採を禁じ　ご神体を祀る風習もある
また　三又の木が女性の下半身を連想させるからともいわれる
山の神は　性神として祀られている

昔　山男たちは　山仕事に合い間に　
女神が喜ぶものを考え　丹念に作り奉納した
　
斉田では　三又に乗せた　男性の大きなシンボル（男根）と
鹿の角です

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斉田・山の神の祠と歴代奉納男性のシンボル（南伊勢町）

祠は　大きな屏風岩の奥に安置され
参道わきには　歴代奉納の男性シンボルが
３０本（３０年）余り並ぶ
手前は　前年の物です　
樹は　昔から　合歓の木が使われ
最近は　鹿や猪で若木が育たず　
将来が危惧されるという

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参詣者の餅焼き（南伊勢町）

式典は　午前５時３０分
真っ暗の中でライトを点け行われ
お神酒　甘酒　神饌を頂く　

数年前まで　女人禁制だったが　解除され
女子　子供も来ていた

河原で　火が焚かれ　釣り竿のような
若竹の先に餅を差して焼き　暖を取る
このお餅を食べると　風邪をひかないという

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斉田川の河原風景（南伊勢町）

山の神は　早朝行われるが　
住民の交流の場でもある
紅葉が美しい

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斉田の橋の上の景色（南伊勢町）

午前７時頃の景色です　
紅葉の美しい気色と
立ち昇る焚き火から上る煙も　ほぼ終焉
朝の山の神の祀りもお仕舞です

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