最終章だけど、、、

日記や趣味を書く

呉羽山

2020-10-30 04:46:30 | 日記
いきなりお示ししますが、



ぽこの住む県の地図です。
あまり、存在感の濃くない県なので、オールジャパンの観点からは一体、そこどこよ?と思われる方も少なくないでしょう。

私自身、紆余曲折の結果として、当県に落ち着き、自分の家庭をこの地で持ちました。
だからといって、本県のことに精通しているわけではありません。
まずは、足元から学んでゆこうと、ブラタモリの影響もあり、歩くときには、河岸段丘のことを気にしています。
ま、それはそれとしまして、、、

次の日曜日は来月11月に入っているので、カレンダーをめくりました。
8日からは、本来ならば九州場所、今年は東京国技館で開催されます。観客数の制限が少し広げられるそうです。

上の地図を今一度ご覧ください。
大関朝乃山は、当県のほぼ真ん中にある呉羽(くれは)というところの出身です。
富山市呉羽です。呉羽自身は丘陵地で、そこがひとつの県の東西の峠の場所です。呉羽山(標高200mくらい?)以東を県東部、以西を県西部といっています。かつては呉東、呉西ともいわれていたそうです。
西部と東部では、明らかに相違があるそうです。言葉やしきたりなど。
朝乃山関は、ちょうど中央部なのでづが、富山市内ですから、やはり東部の人かもしれません。

場所が始まるのは8日です。
国技館での出稽古 総合稽古に参加しないで、自分の部屋での練習に励んできたそうです。
そのことも不安材料でないともいえませんが、
今回、私はある種の決意をしています。
朝乃山は、強い、当代随一の強さがある。
ただし、まだまだ発展途上にもいる。
だから、負けることもあるはず。そこから学んでいつの日か到達する横綱の座につけるまで、
辛いこともきっと心身の鍛錬につながるだろう。
急ぐことはありません。
彼らしく、堂々と勝負して勝ちもし、負けもしてそれが体験となってゆく、いよいよ強くなってくれるでしょう。

職場には、朝乃山の高校時代の担任だったとか、〇〇の科目を担当した、という方がいらっしゃいます。
どの人も、彼の人柄の並外れてすばらしいのを覚えていらっしゃいます。
相撲に人柄は、勝ち負け的にはあまり関係しないかもしれませんが、国技を極めるという点では大切です。
人としてもさらに成長してくれることを県民としては期待せずにおれません。

先週の日曜日には当県の県知事選挙がありました。保守分裂の気持ちのすっきりしない選挙でした。
ここでも西側が今までの知事さんを推す人が東側より少し割合が大でした。結果は、新しい方に覇権をとられました。勇退される知事さんの奥さまは、私の高校の先輩で、才色兼備、猿渡賞も受賞された学者さんです。これからはやっとゆっくりお二人の時間をお過ごしいただけたら・・・と勝手ながら陰ながら穏やかな日々を願うばかりです。
朝乃山の笑顔の選挙啓蒙ポスターが大人気だったそうです。応援は県民一丸となりますが、、、

かくして11月、私も平常心で応援できるよう、よりよいファンの心構えを言い聞かせながら、楽しみに待っています。
コメント (8)

言い当てる

2020-10-26 00:30:25 | 日記
亡き母の口癖に「言い当てる」がありました。
それも不吉なことに対してです。
何かよくないことを口にしたり、思いを馳せると、実際その後に凶事(とまで大げさなことでなくても、望まぬこと くらいでしょうか)が起こる、言い当てる、なのです。
だから、不吉なことを口にしたり、思ったりしないように、少しでもその不安があったら、首を横に振って、いやいや、そんなことありえない!と沸き起こる不安を意識的に打ち消す のが秘訣。母流の諭しでした。

一方、私は決して悲観論者でもなく、そもそも何かが起こるまで特に他人のことにはあんまり心を砕かないタイプ・・・のはずでした。

10月2日の満月の夜以来、私に何だか、居心地が悪いことが次々と生じるのです。
気のせいとかいわゆるデジャブ?現象、と自分で打ち消すのですが、ここでいくつかお話してしまおうと思います。

【1】10月2日の夜のこと、お月さまの表面を見せてくれると天体望遠鏡を外に持ち出した家人のつきあいで、私も外へ。道路に望遠鏡を置くのも邪魔かと、お向かいのお宅の空いていた駐車スペースに1メートルほど入らせてもらいました。その時、ふと、私はたまらなくお向かいのご家族のことが心配になり、何か寂しい重い気持ちをぬぐいきれなくなりました。最近はお向かいは、ムスコさん宅で同居される時間が長く、昼間にごくまれにお宅にいらしているみたいです。真っ暗なお向かいの建物がいつも以上に、心に鋭く目に入ってきました。
その後、わかったことですが、ちょうどその頃、お向かいのご主人が、病院へ運ばれ、急変のため帰らぬ人になっておられたそうです。

【2】1週間ほど前のこと、大学の5年ほど先輩の方のことを突然思いだしました。お元気でお過ごしかしら?お嬢さんも相変わらず前向きでお仕事に励んでいらっしゃるかしら、と数年ぶりに思いだした先輩のこと、どうして思いだしたのか、前後は覚えていないのですが。
2,3日後、地元のケーブルテレビのお悔やみコーナーで、彼女の義妹さんの訃報を見ました。晩婚だった実家の弟さんの奥さまです。弟さんには何かのことでお目にかかったこともあるも、奥さまのことはもちろん全く存じ上げてはいないものの、つい先日偶然、思いだした先輩の親族にこんな不幸が起こっているのを目にするなんて。

【3】これも大学の同窓生に関わります。この1年くらいはすっかりご無沙汰ですが、30代の終わりごろ結婚、幸いにも40歳を過ぎたころに、赤ちゃんに恵まれて共に喜びを分かち合ったものでした。赤ちゃんの成長過程でいろいろ煩悶が生じるらしく、そのたびに、よく私にメールや電話をくれていました。ついでに、ご主人の愚痴も(笑)
その都度、命を授かった幸せを繰り返し唱え、少しでも心が軽くなるように、話し相手にはなってきた彼女との時間。コロナ禍はこんな人間関係にもどこか、影響したのか、それとももう愚痴らしきことがないのか、音信がないわ、と思っていたのが、一昨日のことです。
そして昨日、

はがき両面に細かく書かれているのは、辛い、悲しい、自己嫌悪、そして他己嫌悪も。
返事を書こうにもとりあえず、少し自分の気持ちを整理させてから、彼女にどんな助言が必要か、慎重に言葉を選ぶ必要を感じました。
そこで、ふと思ったのは、
一服タイム、ティータイムを彼女に送ろうと。
マイブームになっている私の最近の紅茶は、トワイニングのレディグレイです。

ウエッジウッドのティーポットにかぶせるコーズィは、ネットでお友達になった方の手作りです。バイオリンに挫折(音程が決まらないなど)するとティータイムに走ります。
他にも

などトワイニングが主なのですが、全部で10数種類の茶葉が冷蔵庫にありました。
昨年までは、圧倒的にリプトン派でしたが、この状況下では、京都のリプトンで買い求めることにもいきません。。。
そうそう、今はトワイニングの茶葉は〇〇ゾンですぐに送ってもらえる!
彼女にもさっそく送って熱いお茶を飲んでまずはゆっくり落ち着いてもらおう、と思いつきました。ネットの世界の便利さ発揮。ぽちんといくつかクリックしたらもう送る手はずが整います。
助言は、彼女がティータイムをしてからで大丈夫!

そう思いを軽くしているうちに亡き母の「言い当てる」にはまりそうだった自分を忘れて、他にもこの小さな贈り物をする相手を探す私へと変わっていきました。

雨の止んだ今日は、すっかりきんもくせいが落ちて

代わりにツワブキがそろそろです。


五時になるとそろそろ明かりがほしい、ついでにすでにエアコンで暖をとってもいます。


亡き母の「言い当てる」は、なるべくいいことに作用させたいと思います。
コメント (6)

驟雨

2020-10-24 13:01:59 | 日記
雨音に怯えて(笑)午前中、一度も自宅玄関にもおりず、
縁側のカーテン越しに雨の庭を見ることなく、
お昼の朝ドラ週間まとめまで無為に過ごした私でした。

思い切って、玄関から下駄をはいて(指の別れたソックスを履いています 笑)
一瞬、ポーチから驟雨 秋雨でもありますね の庭をちら見、ガラケーでのぱちり。
庭に入る枝折戸手前の隙間からです。吊り灯篭が遠近法の影響か,大きく写りました。

雨を避けて玄関の門の下からその枝折戸あたりを撮りました。ちっちゃいでも自分では気に入っている自然の風景です。少しずつ色づく庭にとなります。


雨を避けてほんの3分ほどの間の外でした。もう一度玄関ポーチから門のあたりを瞬間シャッターを押しました。萩はこの雨で全て落ちそうです。
のびるにまかせた小さな自宅前の自然すぎる光景です。


空き家には見えないかもしれませんが、人の通るところが、枝の伸びたのが足元に突き出ていて、本当に自然と ただのほったらかしとの区別が難しい。。。
まあ、こんな感じで、そのうち、枯れていくのも多いので、時が解決するのでは・・・とあくまで消極的なこの家の女あるじの戯言です。
これでも青空があれば、少しはパチパチと花ばさみでですが、少しは丈をつめるのですが。。。
と言い訳でした。

コメント (8)

やっちまった

2020-10-21 01:02:31 | 日記
10月20日(火)
1秒前に 20日の後ろ、かっこ( の次に か と入れたら出てきたのは、蚊でした。火ではなく。
そして、この変換順位こそ、今日の私の話題にも関わることです。

先日まで暑かったときはもちろんですが、昨日あたりも、きまって私は蚊に刺されておりました。
「一体この冷気の中、どこに生息なさっているのよ」と、にっくき蚊にむかって、わざと敬語まで使って見えざる敵に呼びかける私。
私は、いろいろ苦手なものはありますが、中でも怖いのが蚊を含めて虫全般です。
さすがに鈴虫の音色などまで敵対視はいたしませんけれど、蜘蛛もだめ、バッタやカマキリなどもダメ。

もちろん、口にするもおどろおどろしい GOKIBURI は、いったん見るとそのまま私が凍り付いた状態になり、一大事です。幸い、自宅にも陋屋にも発見に至ることが少なく、ホウ酸団子設置の効果と安心しておりました。特に陋屋は、食べ物と衣類など生活感のするものをほぼ置いておかないことにしているため、まず、おめもじはありませんでした。たまにコオロギが家の中をとんでいるのは遠目に見はしましたが。

ところが、20日(火)に限ってついに一大事が起きたのです。

20日(火)の一日は、バイオリンのレッスンと、月に一度の定期受診と、でそれなりにちょっと疲れる長い一日でもありました。採血が一発でできたことは、助かりましたし、バイオリンの先生にちょっとだけほめてもらったのもこれは積極的に嬉しい軌跡。

ハートクリニックをあとにして、陋屋に立ち寄りました。
疲れてはいたけれど、レッスンのあとすぐに復習、運指とボーイングは体が忘れると困る、と一応やり終えました。そのあと、新しい紅茶の缶をあけて、香りを楽しみながら熱い馥郁とした紅茶を味わって。。。
どうして、あそこに行ったのかしら。なんの用を思い出して?

私が、キッチンから廊下を経て、水屋を通り、小間(茶室もどき)の茶道口引き戸をあけてみると、足元からたたーっと走る物体が・・・

まさか、のそれでした。
ほぼパニック状態に陥った私は、これを逃してはいけない、と以前一度だけ指導されて捕獲したあのやり方、を遂行することにしました。
洗剤をかける、というやり方です。
平面(畳)にいたのならよかったのですが、洗剤をかけると、そのまま床の間の側面の壁にのぼっていきました。その足跡に従って、私も負けじと食器洗い用中性洗剤をかける、かける。
壁から垂れる、垂れる、洗剤が。
そして目を開けてみることはできませんでしたが、あちらの断末魔、を迎え、仕方なくティシュを10枚以上重ねて亡骸にかぶせ塵取りにのせて、外のダストボックスまで運びました。

達成感があってもいいはず、だって、一人でこの一大事を乗り越えたんですもの。ところが、事態はそううまくは運びませんでした。
壁にしみ込んだ、中性洗剤の液のあとが醜く残っています。

壁の下側30センチくらいはずっと、越前和紙がはりめぐされているのですが、その上をキリンの首のように長く1本、そして数センチの長さ(高さ)のが2本、あとをしっかりつけています。
新品のガーゼで吸わせるように泡になって出てくる洗剤をぬぐったり、ドライヤーであっためたりもしましたが、一向に改善されず、悲しい。
花器と柿を花台の上に置いていつもの位地に並べるも、右側の醜いあとは容赦なく目につきます。

迎えにきた家人に説明のために2枚写真を撮ったのが上の2枚でした。

家人曰く、自然乾燥で様子を見て、だめだったらその時はその前に煙草盆などおくなり、行灯を置くなりして隠せばいいだけだから、気にすることはない。

そして小さくポツリと一言。
「あーあ、自分がいなくて助かった」

家人その人も虫嫌いなのです。いたとしても私にきっと押し付ける、、、だからこんな失策をしても寛容で折れるのです。

気をとりなおして、

これは後座敷の掛物をアップしたもの。
百年くらい前の京都画壇の石崎 光瑤の門下生の方の作です。題は、「文人の図」だったと思います。
あんまり近視眼的にならないようにして、美しいものだけはしっかり見ようと今日から変わります。
コメント (6)

往く秋を惜しむ

2020-10-20 02:18:30 | 日記
朝は、10℃を切り、外出時の着るものの選択に困りました。
100%ウールだけど、DARKSの平織りのブラウススーツ、その上にツイードにしては薄手のジャケット(総裏)を着脱できるから、のつもりが、
ブラウスを着て、スカートを履く段になって、心変わり。エクセーヌのジャンパースカートを、と探したら出てきたので、着用しました。背中が特に暖かくなりそうなのに惹かれて。
そしてその上からジャケットを。一日着脱はほぼありませんでした。午後の日差しの中での授業時のみ、2,30分、ジャンパースカートとブラウスになっていた程度です。
加齢と共にしみじみ自分の生活が守りの姿勢になってゆくのには気づいています。特に寒さ対策は、かなり、慎重です。外出時の帽子もフェルト生地などすっかり冬物。まもなく一重仕立てのコートも必携品になります。
成績入力、提出の時期でもあり、どことなく、慌ただしい月曜日。先週は不覚にも休ませてもらったこともあって、1週ぶりの授業は、意外にも楽しく、しかし、疲弊しきっての帰宅にはなりました。
そんな中で、嬉しかったことも少なからずあり、本当にささやかすぎることですが、それだけで、心はあったかの一日でもありました。

江戸時代、寛政のころ?の浮世絵師、歌川国芳についての本の中からです。

有名は「かつを」のページはこちらです。


もうかれこれ2か月にもなるネコ騒動も気持ちの上でもなりを鎮めて、今は、この江戸芸術の世界を面白く味わっています。
これも仕事、授業のおかげ。使用教材にあることを先週社会科の先生との雑談中に話していたら、この本を貸してくださいました。

教えることは学ぶこと・・・鉄則中の鉄則です。
その喜びと、忘れずに持参してくださった職場の方への感謝と、佳き一日の条件が満たされました。

たくさん柿をいただきました。50個くらい?はありそうです。明日のバイオリンのレッスンの時に先生に持参する(先生は柿が殊更お好き)のをはじめ、早々にお福分けをしてしまわないと、柿は足が早いです。すぐやわらかくなってしまいます。
まずは、

葉っぱもついた枝からの柿を飾ってみました。
花は、すべて中庭から。ホトトギスがちょうどいい具合に曲がって咲きつつありました。
あとは、群生するフジバカマ(間引きのためにもどんどん切らないと、です)と水引草。

別な床の間には、銅製の寿老人の置物を。これも柿と一緒に(笑)



秋になったら、出そうと思っていたらいつの間にか刻々秋が深まろうとしています。
きっとまたね、と笑顔で別れたかつての職場の友の訃報を知らされました。

軽々しく口にするほど、精神的に研ぎ澄まされてはいない私ですが、
諸行無常・・・の響きとやらが、頭の中でやみません。

まだ現職中。50代です。いつもにぎやかなふくよかな体躯の信頼できる先生でした。

次があると思うなかれ。
ずっと人と会うのを十二分に控えてきましたが、そろそろ会いたい人に、会って、その笑顔をしかと、確かめておきたいと強く思うものです。



コメント (6)