最終章だけど、、、

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やっちまった

2020-10-21 01:02:31 | 日記
10月20日(火)
1秒前に 20日の後ろ、かっこ( の次に か と入れたら出てきたのは、蚊でした。火ではなく。
そして、この変換順位こそ、今日の私の話題にも関わることです。

先日まで暑かったときはもちろんですが、昨日あたりも、きまって私は蚊に刺されておりました。
「一体この冷気の中、どこに生息なさっているのよ」と、にっくき蚊にむかって、わざと敬語まで使って見えざる敵に呼びかける私。
私は、いろいろ苦手なものはありますが、中でも怖いのが蚊を含めて虫全般です。
さすがに鈴虫の音色などまで敵対視はいたしませんけれど、蜘蛛もだめ、バッタやカマキリなどもダメ。

もちろん、口にするもおどろおどろしい GOKIBURI は、いったん見るとそのまま私が凍り付いた状態になり、一大事です。幸い、自宅にも陋屋にも発見に至ることが少なく、ホウ酸団子設置の効果と安心しておりました。特に陋屋は、食べ物と衣類など生活感のするものをほぼ置いておかないことにしているため、まず、おめもじはありませんでした。たまにコオロギが家の中をとんでいるのは遠目に見はしましたが。

ところが、20日(火)に限ってついに一大事が起きたのです。

20日(火)の一日は、バイオリンのレッスンと、月に一度の定期受診と、でそれなりにちょっと疲れる長い一日でもありました。採血が一発でできたことは、助かりましたし、バイオリンの先生にちょっとだけほめてもらったのもこれは積極的に嬉しい軌跡。

ハートクリニックをあとにして、陋屋に立ち寄りました。
疲れてはいたけれど、レッスンのあとすぐに復習、運指とボーイングは体が忘れると困る、と一応やり終えました。そのあと、新しい紅茶の缶をあけて、香りを楽しみながら熱い馥郁とした紅茶を味わって。。。
どうして、あそこに行ったのかしら。なんの用を思い出して?

私が、キッチンから廊下を経て、水屋を通り、小間(茶室もどき)の茶道口引き戸をあけてみると、足元からたたーっと走る物体が・・・

まさか、のそれでした。
ほぼパニック状態に陥った私は、これを逃してはいけない、と以前一度だけ指導されて捕獲したあのやり方、を遂行することにしました。
洗剤をかける、というやり方です。
平面(畳)にいたのならよかったのですが、洗剤をかけると、そのまま床の間の側面の壁にのぼっていきました。その足跡に従って、私も負けじと食器洗い用中性洗剤をかける、かける。
壁から垂れる、垂れる、洗剤が。
そして目を開けてみることはできませんでしたが、あちらの断末魔、を迎え、仕方なくティシュを10枚以上重ねて亡骸にかぶせ塵取りにのせて、外のダストボックスまで運びました。

達成感があってもいいはず、だって、一人でこの一大事を乗り越えたんですもの。ところが、事態はそううまくは運びませんでした。
壁にしみ込んだ、中性洗剤の液のあとが醜く残っています。

壁の下側30センチくらいはずっと、越前和紙がはりめぐされているのですが、その上をキリンの首のように長く1本、そして数センチの長さ(高さ)のが2本、あとをしっかりつけています。
新品のガーゼで吸わせるように泡になって出てくる洗剤をぬぐったり、ドライヤーであっためたりもしましたが、一向に改善されず、悲しい。
花器と柿を花台の上に置いていつもの位地に並べるも、右側の醜いあとは容赦なく目につきます。

迎えにきた家人に説明のために2枚写真を撮ったのが上の2枚でした。

家人曰く、自然乾燥で様子を見て、だめだったらその時はその前に煙草盆などおくなり、行灯を置くなりして隠せばいいだけだから、気にすることはない。

そして小さくポツリと一言。
「あーあ、自分がいなくて助かった」

家人その人も虫嫌いなのです。いたとしても私にきっと押し付ける、、、だからこんな失策をしても寛容で折れるのです。

気をとりなおして、

これは後座敷の掛物をアップしたもの。
百年くらい前の京都画壇の石崎 光瑤の門下生の方の作です。題は、「文人の図」だったと思います。
あんまり近視眼的にならないようにして、美しいものだけはしっかり見ようと今日から変わります。
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