8月9日(月)
New Japan Philharmonic Symphonic Jazz Cncert ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_heart.gif)
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Special Guest Uehara Hiromi
すみだトリフォニーホール
♪セットリスト
キャンディード序曲(L.バーンスタイン)
LEGEND OF THE PURPLE VSLLRY(上原ひろみ)
「ウエストサイドストーリー」~シンフォニック・ダンス(L.バーンスタイン)
♪ ♪ ♪
BRAIN TRAINING
REVERSE
STEP FORWARD 1
STEP FORWARD 2
STEP FORWARD 3
MOVE
♪アンコール
BLACKBIRD
RIBERA del DUERO
♪出演
ピアノ:上原ひろみ
ヴァイオリンソロ:西江辰郎、ビルマン聡平
沼尻竜典指揮 新日本フィルハーモニー交響楽団
上原ひろみがオーケストラと共演するライブを初体験。客席は超満員。今日はヒロミオンパレードかと思っていたら、前半はオケのみのステージ。これも良かった。沼尻さん指揮の新日フィルは颯爽として活きが良くて、歌もシャレてる。ジャズ系の演奏の場数を踏んだオケは、クラシカルなものとは異なるセンスも身につけているんだな。2曲目の弦楽合奏曲がヒロミの作曲だったことは休憩時間にパンフを読んで知った。優しくて沁みる曲だった。シンフォニックダンスでのオケのノリも上々。
楽員の「マンボー!」のかけ声がなかったのは残念。マスクして「マンうぉー!」って叫ぶとか、飛沫を飛ばさない方法はあると思う。世界的に定着してしまった握手の代わりに肘を付け合う仕草もそうだが、実際の感染防止効果というより、対策やってます的パフォーマンスの要素が強い。世の中の活動に強いられている無駄な制約をそろそろ考える頃ではないだろうか。但しこれは今日の出演者への苦言ではない。
さて後半はいよいよリアルヒロミ。僕が着て来たシャツの色と同じ紅いドレスにお馴染みの爆発ヘアで登場。フルオーケストラとの共演だとピアノの音が負けちゃうシーンもあったが、聴き進むうちにやっぱり今日もヒロミマジックにすっかり引き込まれた。
上原ひろみと新日フィルとのコラボはさながら海と魚。海はオーケストラ。荒海だったり凪いだ海だったり、朝日に輝く海だったり、深海を感じることも。沼尻さん指揮の新日フィルは柔軟でご機嫌なサウンドとリズムを聴かせる。そんなオケの海を泳ぐお魚はヒロミ。キラキラ輝いて飛び跳ねる敏捷な飛び魚だったり、海中深く潜って果敢に狩をするサメだったり、自由自在に姿を変えて泳ぎ回る。海の流れにまかせてスイスイと泳いだり、波に抗ってグイグイと突き進んだり。オーケストラのトゥッティとの渡り合いも、ソロ楽器との対話も、相手の出方を伺って今この瞬間の音を生き生きと生み出して行く。クラリネットとの掛け合いでは、両者の親密な対話がとりわけゾクッときた。
後半の曲目は全て上原ひろみの作曲ということだが、譜面に書かれた音よりも、常に抜群の感度のアンテナを張り巡らして、その瞬間の空気や匂いや風向きを感じ取って音を生み出す感覚を大切に音を発しているのだろう。「ステップ・フォワード」は3楽章のピアノコンチェルト。カデンツァではソリスト、ヒロミのファンタジーが炸裂。ジャズのピアノコンチェルトの醍醐味ここにあり、という曲。
オケが退場してスタンディングオベーションでの拍手が続くなか戻ってきたヒロミのソロで、一昨年リリースされたアルバム”Spectrum”から「ブラックバード」が最初のアンコール。今日はとりわけ祈りの音楽に聴こえたのは、長崎原爆の日へのヒロミの祈りのメッセージだったのでは。
次に、コンマスの西江さんとセカンド首席のビルマンさんが加わり、昨年末にブルーノート東京のアンコールでやった「リベラ・デル・ドゥエロ」。共演を重ねている新日フィルの2人の王子とのトリオは、セッションでもイケイケ、ノリノリのバトルの応酬が気持ちいい。この曲は9月にリリースされるアルバムの収録曲でもある。楽しみ!そして秋からはニューアルバムリリースを記念した国内ツアーが始まる。超楽しみ!だけどチケット取れるかな。。
"SAVE LIVE MUSIC RETURNS" 上原ひろみ ~ピアノ・クインテット~ 2020.12.29 ブルーノート東京
上原ひろみ JAPAN TOUR 2019 "SPECTRUM" 2019.12.14 すみだトリフォニーホール
矢野顕子×上原ひろみ「TOUR 2017 ラーメンな女たち」 2017.4.25 昭和女子大学人見記念講堂
上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクト 「SPARK」ジャパンツアー 2016 2016.11.16 EX THEATER ROPPONGI
#文化芸術は生きるために必要だ
♪ブログ管理人の作曲のYouTubeチャンネル♪
最新アップロード:「紅葉」(メゾソプラノ、チェロ、ピアノ連弾用アレンジ)
拡散希望記事!やめよう!エスカレーターの片側空け
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♪アンコール
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ピアノ:上原ひろみ
ヴァイオリンソロ:西江辰郎、ビルマン聡平
沼尻竜典指揮 新日本フィルハーモニー交響楽団
上原ひろみがオーケストラと共演するライブを初体験。客席は超満員。今日はヒロミオンパレードかと思っていたら、前半はオケのみのステージ。これも良かった。沼尻さん指揮の新日フィルは颯爽として活きが良くて、歌もシャレてる。ジャズ系の演奏の場数を踏んだオケは、クラシカルなものとは異なるセンスも身につけているんだな。2曲目の弦楽合奏曲がヒロミの作曲だったことは休憩時間にパンフを読んで知った。優しくて沁みる曲だった。シンフォニックダンスでのオケのノリも上々。
楽員の「マンボー!」のかけ声がなかったのは残念。マスクして「マンうぉー!」って叫ぶとか、飛沫を飛ばさない方法はあると思う。世界的に定着してしまった握手の代わりに肘を付け合う仕草もそうだが、実際の感染防止効果というより、対策やってます的パフォーマンスの要素が強い。世の中の活動に強いられている無駄な制約をそろそろ考える頃ではないだろうか。但しこれは今日の出演者への苦言ではない。
さて後半はいよいよリアルヒロミ。僕が着て来たシャツの色と同じ紅いドレスにお馴染みの爆発ヘアで登場。フルオーケストラとの共演だとピアノの音が負けちゃうシーンもあったが、聴き進むうちにやっぱり今日もヒロミマジックにすっかり引き込まれた。
上原ひろみと新日フィルとのコラボはさながら海と魚。海はオーケストラ。荒海だったり凪いだ海だったり、朝日に輝く海だったり、深海を感じることも。沼尻さん指揮の新日フィルは柔軟でご機嫌なサウンドとリズムを聴かせる。そんなオケの海を泳ぐお魚はヒロミ。キラキラ輝いて飛び跳ねる敏捷な飛び魚だったり、海中深く潜って果敢に狩をするサメだったり、自由自在に姿を変えて泳ぎ回る。海の流れにまかせてスイスイと泳いだり、波に抗ってグイグイと突き進んだり。オーケストラのトゥッティとの渡り合いも、ソロ楽器との対話も、相手の出方を伺って今この瞬間の音を生き生きと生み出して行く。クラリネットとの掛け合いでは、両者の親密な対話がとりわけゾクッときた。
後半の曲目は全て上原ひろみの作曲ということだが、譜面に書かれた音よりも、常に抜群の感度のアンテナを張り巡らして、その瞬間の空気や匂いや風向きを感じ取って音を生み出す感覚を大切に音を発しているのだろう。「ステップ・フォワード」は3楽章のピアノコンチェルト。カデンツァではソリスト、ヒロミのファンタジーが炸裂。ジャズのピアノコンチェルトの醍醐味ここにあり、という曲。
オケが退場してスタンディングオベーションでの拍手が続くなか戻ってきたヒロミのソロで、一昨年リリースされたアルバム”Spectrum”から「ブラックバード」が最初のアンコール。今日はとりわけ祈りの音楽に聴こえたのは、長崎原爆の日へのヒロミの祈りのメッセージだったのでは。
次に、コンマスの西江さんとセカンド首席のビルマンさんが加わり、昨年末にブルーノート東京のアンコールでやった「リベラ・デル・ドゥエロ」。共演を重ねている新日フィルの2人の王子とのトリオは、セッションでもイケイケ、ノリノリのバトルの応酬が気持ちいい。この曲は9月にリリースされるアルバムの収録曲でもある。楽しみ!そして秋からはニューアルバムリリースを記念した国内ツアーが始まる。超楽しみ!だけどチケット取れるかな。。
"SAVE LIVE MUSIC RETURNS" 上原ひろみ ~ピアノ・クインテット~ 2020.12.29 ブルーノート東京
上原ひろみ JAPAN TOUR 2019 "SPECTRUM" 2019.12.14 すみだトリフォニーホール
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