2021年 5月11日(火)
前回のコロナ関連のブログ記事「コンサートを中止にしないで!」では、行政からのイベントの中止や無観客での開催要請に屈せず、イベントを行う側やそれを享受する私たちが反対の声を上げるべきだと訴えました。
この動きは実際に広がりを見せ、日本音楽事業者協会などの音楽団体や全興連などの文化芸術関連団体から、イベント中止要請の撤回を求める意見書が出されたり、Twitterでは #文化芸術は生きるために必要だ というハッシュタグがトレンド入りしたり、サイレントスタンディングが行われたりするなど、ある程度大きな声となりました。
緊急事態宣言は延長されることになってしまいましたが、その甲斐あってか演奏会やスポーツ観戦などのイベントは制限付きながら観客を入れた実施が容認されることになりました。演奏会のこれ以上の中止の波がとりあえずは収まったことには胸をなでおろしています。関連団体から出された反対声明に、安全に演奏会を行うため尽力しているクラシック音楽界を担う日本演奏連盟や日本オーケストラ連盟が名を連ねていないことは気になりますが。
制限が緩和されるイベントや施設がある一方で、映画館や美術館、博物館などの施設は閉館が継続されることになりました。一体、この線引きはどんな基準で設けられたのか、感染リスクとか、文化や芸術がいかに大切かという肝心な点は置き去りにされ、それとは全く関係ない下世話な次元での利害関係や力関係が強く働いた結果としか説明がつかないではないですか。
おまけに新宿御苑や昭和記念公園など広大な公園まで閉園が続くようです。これまでクラスターの報告がないにも関わらず、何の根拠も示されないままに厳しい制限を続けることに強い疑問を感じずにはいられません。都内の国立の美術館や博物館が、文化庁の方針を根拠に再開を決めた矢先、東京都の猛烈な反発を食らって休館継続に転じてしまいました。私たちはこれをただ傍観していていいのでしょうか。
文化芸術、スポーツ、自然を身近に楽しめる公園などの存在は、ストレスを解消し、免疫力を高め、生きる力を得るために欠かせないものです。大きな感染拡大リスクがない限り、これらを人々から奪うことに私たちはもっと反対の意思表示を示すべきではないでしょうか。同時に、感染を過度に恐れて自粛を続け、こうした行動に否定的な人たちのことを攻撃して断絶を広げるのではなく、反対する人たちにも理解してもらう努力も必要だと思います。
コロナ禍はまだまだまだまだ続くでしょう。そのなかでも、できる限り健全で心豊かな暮らしを取り戻す努力を続けていきましょう。
(コロナ関連のブログ記事)
コンサートを中止にしないで!
コロナの不安を煽るだけのメディア
ポラン書房閉店 ~コロナで大切な場所を失わないためにできること~
コロナ禍で演奏会の中止が続く欧米、やっている日本
2021年を迎えて(2020年を振り返って…)
東京を離れて自然のなかへ出かけよう!
「ステイホーム!」の叫びにウンザリ
東京 週末の外出自粛要請に思う
新型コロナウイルスによるコンサート中止に思う
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最新アップロード:「紅葉」(メゾソプラノ、チェロ、ピアノ連弾用アレンジ)
拡散希望記事!やめよう!エスカレーターの片側空け
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緊急事態宣言は延長されることになってしまいましたが、その甲斐あってか演奏会やスポーツ観戦などのイベントは制限付きながら観客を入れた実施が容認されることになりました。演奏会のこれ以上の中止の波がとりあえずは収まったことには胸をなでおろしています。関連団体から出された反対声明に、安全に演奏会を行うため尽力しているクラシック音楽界を担う日本演奏連盟や日本オーケストラ連盟が名を連ねていないことは気になりますが。
制限が緩和されるイベントや施設がある一方で、映画館や美術館、博物館などの施設は閉館が継続されることになりました。一体、この線引きはどんな基準で設けられたのか、感染リスクとか、文化や芸術がいかに大切かという肝心な点は置き去りにされ、それとは全く関係ない下世話な次元での利害関係や力関係が強く働いた結果としか説明がつかないではないですか。
おまけに新宿御苑や昭和記念公園など広大な公園まで閉園が続くようです。これまでクラスターの報告がないにも関わらず、何の根拠も示されないままに厳しい制限を続けることに強い疑問を感じずにはいられません。都内の国立の美術館や博物館が、文化庁の方針を根拠に再開を決めた矢先、東京都の猛烈な反発を食らって休館継続に転じてしまいました。私たちはこれをただ傍観していていいのでしょうか。
文化芸術、スポーツ、自然を身近に楽しめる公園などの存在は、ストレスを解消し、免疫力を高め、生きる力を得るために欠かせないものです。大きな感染拡大リスクがない限り、これらを人々から奪うことに私たちはもっと反対の意思表示を示すべきではないでしょうか。同時に、感染を過度に恐れて自粛を続け、こうした行動に否定的な人たちのことを攻撃して断絶を広げるのではなく、反対する人たちにも理解してもらう努力も必要だと思います。
コロナ禍はまだまだまだまだ続くでしょう。そのなかでも、できる限り健全で心豊かな暮らしを取り戻す努力を続けていきましょう。
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