facciamo la musica! & Studium in Deutschland

足繁く通う演奏会の感想等でクラシック音楽を追求/面白すぎる台湾/イタリアやドイツの旅日記/「ドイツ留学相談室」併設

広い!楽しい!サプライズ!台北市立動物園

2020年04月29日 | おもしろすぎる台湾
2018年3月17日(土)一時

海外旅行で動物園というのはあまりメジャーな訪問先ではないかも知れない。けれどほぼ毎年台北を訪れていれば動物園も行き先の候補に入ってくる。調べてみると台北市立動物園は規模も内容も一見の価値がありそうで楽しめそう、と云うことで初めての外国の動物園として台北市立動物園を訪れた。

仕事の都合で後半の2泊だけ参加の娘が今日から合流。フルで参加できないのは仕方ないとしても、たった1日の有休を2カ月も前に申請したのに上司から散々嫌味を言われ「そんな理由(旅行)で休むなんて他の人には絶対に言うな。お土産も配るな。」と釘を刺されたとブツブツ。入社時にもらった休暇の説明には「春休み1週間程度」と書いてあり台湾の時に使うつもりだったが、「1週間」とはゴールデンウィークのことだった。看板に偽りありだ。大手英会話教室のAE●Nは働き方改革をちゃんとやった方がいい。

そんな娘を空港まで迎えに行き、そのまま松山空港站から捷運(MRT)文湖線の終着駅、動物園站へ。都心から20分程度の場所だが、ここは緑深い丘陵地帯が広がる自然豊かなところだ。


そんな自然を利用した台北市立動物園は上野動物園の10倍もあるそうでとにかく広い。台湾で最大、更に東アジア最大の規模だそうだ。メインゲートから園内の最奥にあるペンギン館まで行くのに最短ルートで1.5キロもある。

入場券は一般1人60元(約210円)。ゲートで日本語のパンフをもらい見学開始!園内はテーマごとに10のエリアがあり、更に昆虫館や両生爬虫類館、ペンギン館など専門の展示館があり、人気のパンダやコアラもそれぞれ専用の動物舎にいる。これらをくまなく見学するなんて無理なので、台湾ならではの動物が見られる「台湾動物区」と人気のパンダとコアラの他は、「保全大通」というメインストリートを素直に歩き、その通りから見られる範囲を見学することにした。

入園すると正面に大きな池があり、フラミンゴたちが羽を休めていた。


まず整理券が必要になることがあるというパンダ館へ。整理券だけ先にもらうつもりが整理券なしで入れるようだったのでそのまま並んでパンダ館に入った。

パンダ館は決められた見学用コースからガラス越しに見学するようになっていて、列が進むスピードに合わせて歩かなければならない。寝ていることも多いというパンダだが、運よく2匹とも起きて活動中だった。笹を食べたり歩き回ったりする姿はやっぱりユーモラスでかわいい。


パンダを見た後は「台湾動物区」へ。入口から一番近い右側にある。

なぜか台湾にいないヒョウも仲間入り


タイワンジカ


黒クマ


タイワンザルはニホンザルと同種?


次は「コアラ館」。入口のすぐ左側。いっぱいいるけどみんな木に捕まったまま寝ていて動かない。その中で1匹だけ活動中。動くぬいぐるみって感じでかわいい。



メインストリートの保全大通を進む。


園内はジャングルのように樹木が生い茂り植物園の様相。散歩しているだけで楽しい。




保全大通沿いにいる動物たちを見物しながら歩いた。どの動物エリアも広々していて、動物たちは自然のなかで伸び伸びと過ごしていた。広すぎるせいで遠くにしか見えない動物もいる。このシマウマもズームして撮ったうえにトリミングしました。



カバのエリアにあったカラフルでユーモラスなアート






「鳥類世界」(鳥園)というゲートを入ると、鳥たちの楽園が広がっていた!


ここはジャングルを巨大なネットで取り囲んだ広大な鳥の世界で、自然の環境のなかで鳥たちは自由に飛び回り、珍しい鳥を間近で見ることができた。巣で卵を抱く鳥もいた。この動物園最大のアトラクションと云えるのでは?





人に慣れているせいか近づいても逃げない。









1~2時間のつもりで場所を絞って見学したにもかかわらず、結局3時間半も滞在した。それでも全体の5分の1も見ていない。ここは想像以上に面白く、ワクワクした。また来たい。

鳥園のそばの園内シャトル乗り場からシャトル列車に乗ってゴンドラ南駅へ。料金はたったの5元(18円)。日本の物価に合わせても50円。シャトルは人が入れない専用ルートを走るので益々大自然を身近に感じられ、なかなか楽しかった。


ゴンドラ南駅からは猫空ロープウエイ(猫空纜車)に乗って茶どころ猫空へ。ゴンドラに乗るのも猫空に行くのも2012年以来6年ぶり。ゴンドラは雄大な空中散歩気分で快適。




クリックで拡大

猫空に着いて向かったのは6年前にも行った茶芸館、邀月茶房 (ヤオユエチャーファン)。歩いても大したことないと思っていたが、歩いても歩いても着かず、結局30分もかかってしまった。


やっとたどり着いた緑のなかの茶芸館で、まったりとお茶と茶葉料理をいただいた。




この後は、猫空の茶畑と自然のなかをハイキングすることにしていたのだがもう暗くなって来てしまったので、バス通りに出られる短めの遊歩道を歩いて自由乗降区間でバスをつかまえて乗車。バスは速い!捷運(MRT)文湖線の萬芳社區站の近くで下車し、文湖線で六張犁站へ。そこからはお決まりの明月湯包でうま~い小籠包を食べ、臨江街観光夜市へ繰り出して食べ歩き。




更に忠孝復興站に近い24時間営業の大きなスーパー、頂好忠孝店に寄ってお土産用の買い物をして、11時近くにホテルに戻った。ディープな台北の一日だった。

~猫空ゴンドラ、邀月茶房、明月湯包、臨江街夜市に関する過去のブログ記事~
台湾旅行2012 ~猫空ゴンドラ、茶芸館「邀月茶坊」ほか~
台湾旅行2010 高雄(旗津半島、耕読園)~台北(明月湯包、臨江街夜市)
台湾旅行2008 鶯歌~台北(耕讀園、明月湯包、臨江街夜市)

【メニュー】台湾旅行2018(知本温泉・鹿野・台東・埔里・台北)

~台湾旅行2018の他のレポート~
昔が今に生きる街 台北の街歩き
20年ぶりに行ってみた士林観光夜市
ジャイアント自転車で巡る台東市内
鹿野(旧龍田村)のサイクリング ~日本の面影を求めて~
日本製レトロ客車に乗ってショートトリップ(知本→台東)
知本温泉で名湯と自然を満喫

優しい台湾 ~三峡で出会ったおじいさん(台湾人の優しさを考える)~
おもしろすぎる台湾

にほんブログ村 海外生活ブログ 台湾情報へにほんブログ村

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 金魚のお墓(金子みすゞの詩... | トップ | ペーター・シュライアーの「... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

おもしろすぎる台湾」カテゴリの最新記事