facciamo la musica! & Studium in Deutschland

足繁く通う演奏会の感想等でクラシック音楽を追求/面白すぎる台湾/イタリアやドイツの旅日記/「ドイツ留学相談室」併設

日本製レトロ客車に乗ってショートトリップ(知本→台東)

2020年03月09日 | おもしろすぎる台湾
2018年3月15日(木)

台鐵の知本駅は南廻線終着駅の台東の2つ前の小さな駅だ。南廻線は文字通り台湾の最南端を西の枋寮から東の台東までぐるりと巡る全長98.2キロの路線。非電化路線だったため長年電気機関車が客車を牽引していたが、2014年に知本~台東間の電化が完了し、2020年には全線が電化される予定という。

お目当てのレトロ車両は南廻線全線を一日一往復だけする希少な存在。台湾に出発する前の週にたまたま観た「世界ふしぎ発見」で紹介されていて、のどかな風景のなかを走るノスタルジックな映像に魅了され「是非とも乗ろう!」ということになった。

改札口前の古めかしい電光掲示板の1行目にこれから乗る列車の案内が表示されていた。列車番号:3671、行き先: 臺東、列車名:普快、発車時刻:13時3分、月台(ホーム):2A、そして一番右に出ている「晩1分」は「遅延1分」という意味。


だけど「遅延1分」ってどういうことだろう。僕らが乗る「普快車」はすでにホームに到着していた。いい感じ。機関車に繋がれたレトロ客車は3両。1960年代に日本で製造されたものだそうだ。発車まで時間があったのであちこち見学した。



行き先表示板の文字は手書き!


こ・これは… 大丈夫?


レトロや~


昔の映画のシーンに出てくるような客車最後尾のデッキがあった


古めかしいベルがジリジリ・・・と鳴り出発!


合成樹脂のシートがノスタルジック。車内はかなり暑い。。


最後尾のデッキから見える南国の風景と真っすぐ続く軌道


な・な・なんとー、、手動のドアは開きっ放しで走っていた。。!

「窓から顔や手を出さないでください」という車内アナウンスがなかったので顔を出す。気持ちいい!


暑いけど扇風機は回っていない。蛍光灯も「省エネ」か?


台東駅はもうすぐ


終着駅の台東に到着。レトロ車両の乗車体験はわずか2駅18分だったが、とっても貴重で楽しくワクワクする体験だった。この客車はこの夏に引退するとのこと。ホントお疲れさまという感じ。乗れてよかったー!


台鐵台東駅は打って変わって大きくて近代的。そんななかで佇む木彫りの原住民をあしらった像が旅情をさそう。ここから電車に乗り継いで鹿野でサイクリングだ(続く)。



【メニュー】台湾旅行2018(知本温泉・鹿野・台東・埔里・台北)

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