ヤモリがゴキブリホイホイに。。。

2014年8月4日(月） おとといの晩、電気を点けて自分の部屋に入ると、カーテンのあたりで何やら黒っぽいものがシュルルルッとすごい速さで横切るのが見えた。 「なんだなんだ？ゴキブリか。。？？」 僕の部屋は有機物が殆どないので、これまでこの忌まわしき小動物にお目にかかったことがなかった。南側の部屋の出窓にいた金魚を暑さ対策で最近この部屋に避難させたので、それを嗅ぎつけてやってきてしまったのか。 金魚がいるので殺虫剤は使えない。ハエたたきを持ってそこらじゅうを探し回ったが、どこかへ潜り込んでしまったようで見つけることはできない。 仕方なくゴキブリホイホイをセッティング。ちょくちょく覗いていたがなかなかかからない。「全然かからないな～」と、今朝もホイホイを覗くと、何か白っぽくて長いものが入っていた。 「なんだこれ？」 よーく見たら、な・なんとヤモリが。。！！ 手足、頭部、お腹、尻尾…　体の全てがベッタリと貼り付いてしまって動かない。死んじゃったのかな…　としばらく眺めていたら、お腹のあたりがヒクヒク動いているではないか！ 顔を見ると、まんまるい目が「たすけて～。。」と訴えている。。 「なんとかしなきゃ！」と救出作戦開始。ヤモリの周囲に紙を敷き詰めて画用紙をヤモリと粘着部の間に差し込んで剥がそうとしたが、全く歯が立たない。無理にやるとヤモリのお腹が破れてしまいそう。。どうしよう…　このまま干からびて見殺しにすることになってしまうのか？ 奥さんに「ネットで調べてみたら」と言われ、「ゴキブリホイホイ　助ける」で検索したら、一番最初に「ゴキブリホイホイにかかったヤモリを助ける方法」というのがヒットした。 出ていた方法は、ホイホイの床の部分をヤモリに合わせて小さく切り取り、水でふやかしてから食用油と爪楊枝を使って剥がす、というもの。 ネットの場合は窓から落ちたヤモリがホイホイにかかってすぐの対応だったようだが、こっちはもうかなり時間が経っていそう。とにかく第2次救出作戦開始。 ネットの説明通りに作業を進めてサラダ油をたらすと、あの強力な粘着力が一気になくなった。楊枝で尻尾を剥がしにかかると、剥がれた尻尾の先端部が「ニュルッ」と元気に動いた。「いいぞ！」 細い手足の指は特に慎重に…　剥がれるに連れてヤモリは動きが活発になってきた。体をくねらせて自力でお腹の部分が剥がれた。 20分ぐらいかけてとうとう救出作戦成功！お皿の上を元気に這って、台所のシンクに落っこちた。手を差し伸べたら指を「カプッ」と噛まれてしまった。痛いほどじゃあないけど、助けた俺さまに噛みつくなんて。。 ほぼ全身がホイホイから剥がれた時のヤモリくん けど、ヤモリをゴキブリと見間違えてホイホイをセットしたのはこの僕。「アレ」を見たとき、ゴキブリにしては動きが滑らかで色が薄いと思ったことを思い出した。ヤモリくん、ごめんなさい。。 ネットでは「洗剤で洗う」とあったが、ゴキブリに洗剤をかけると死んでしまうので、水洗いにして庭の木陰に離した。ヤモリくんはゆっくり庭の奥に消えていった。元気で過ごせよっ！ それにしても、ゴキブリホイホイにゴキブリがかかったときとのこの反応の違いはどうして？人間がこれほどゴキブリを毛嫌いするのは、きっと人間の生存にゴキブリは悪い影響を与える、ということだろうか…