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ポケットの中身

冗談にも程がある。

天神紺屋町2/中身は外側を決定するのだ

2008-07-16 21:53:21 | ホームタウン
今日もまた仕事帰りに数日前のエントリで書いた中南米民芸店を再訪。

ルチャドール マスカラスグラダをおぼえた!
         ピエットjr.をおぼえた!
         ブルーダモンをおぼえた!

と、しばらくルチャリブレコーナーを堪能した後、帰宅の途へ。
ふとそのとき、店の外観を眺めて気付いたこと。
『建物まで中南米のアパートになってる…』
店のある建物の一階は黄色く塗られていかにもメキシコの建物といった感じなのだが、特に改造していない二階までもがメキシコの建物に見えてしまったのだ。
魂入ってるなーと思った。

そう、中身は外観に確かに反映されるのだ。
魂がにじみ出るというか。
あの店のアストラルサイドでは、夜ごとインディオが踊り、瞑想し、ガイコツのマリアッチがギターを弾いたりルチャリブレが試合をやっていたりするのだろう。
そんな感じだった。

そんな店が街中にあって普通に風景に同化している、そんな風景が国中にたくさんあって、しかも浮き上がらない日本という国はなんと深いのだろう。
まるっと包み込んで取り込んでしまう。
凄い。
普通の国なら外国文化は浮き上がるはずなのに、それがない。
何もかもが特別珍しくない当たり前のものになっているのだ。
しかも取り込みつつイメージを普及してしまう。
メキシコといえば、「アステカ」「サボテンがある」「レスラーが海外遠征に行くところ」などとしてすっかりお馴染で、隣町感覚のアメリカほどではないにせよ、感覚として近い。

異国を取り込んだり遠い国を近くに感じさせてしまう日本の八百万の神の力、なんとも凄いものである。
と、感じたり考えたりな夕方の筆者であった。


意外と忘れていたこと

2008-07-15 00:13:58 | Weblog
みんなここ数年ですっかり忘れているようだが。
日本人、日本は十年ばかり前まで、無神論者、無宗教国家だと思われ、思わされていた。
妖怪ものの漫画などを見ているとそれがよく分かる。
妖怪に殺される役の奴とかに「非科学的な迷信」の一言で何でも片付ける奴とか結構出てくるのだ。
そこまで行かなくても今でもうすーくそういう風味の奴は多いんじゃないかと。
そんなだから、いろいろカルトが蔓延るのだぞっと言ってみる。

(お前が言うなと言われるだろうな)

別に覚醒して超人にならなくてもいい(そりゃ無理ってもんだ)けど、仏壇神棚に手を合わせて、お宮参りお寺参りは欠かさないようにしようよと。






ここにバブル当時の日本人の醜態をよく表した台詞があるので逃さず聞くようにw

ここしばらくの歌って

2008-07-15 00:08:41 | Weblog
よくよく聞いてみれば、ここ30年ばかりの流行歌って、恋愛の歌ばっかじゃないかい?と気づいてみたり。
叙景、叙事詩的な歌ってないような気がする。丘を越えてとか。
どんな歌にも愛って入っている気が。

別に恋愛が悪いわけじゃないんですけどね。
それは一番価値があるもんじゃないと思う。

人生って恋愛だけかい?
そんなもの、自分の命賭けた仕事に比べたら軽いもんじゃないかい?
一生の仕事も見つけるほうが恋愛よりずっと重いと思うのだ。

恋愛に関しては、もっと言いいたいことがある。
まさかそんな奴は…いないと信じたいが、セックスだとか結婚式を愛のゴール、人生のゴールだと勘違いしてる椰子はいないよな?その後こそがずっと長くて大事だということ、見てれば分かるよな。
分からん奴多いか。


そんなわけで、自分は流行歌よりアニソン特ソンのほうが好きだったりする。


stock man2/有言実行中

2008-07-11 23:47:24 | ホームタウン
前エントリの続き。マスカラスで気を良くして紺屋町でしばらく遊びまわっていると、古本屋が目に入ったので、冷やかしのつもりで入ってみた。
さすが、本物の古本屋。
古い本が山のようにある(当たり前だ)。
TRPGとかMMOのネタ用に古美術民俗関係の写真集を漁っていたら、何と戦時中の本を発見。
編著者はなんとかいう陸軍大佐。
大して驚きも引きもしなかったのはコヴァに知識感性を鍛えられたせいか。
それとも大佐という階級が耳なじんだものであったからか。

買うかどうかで迷いつつ下の段に目をやると。

外地ガイドしかも海南島までガイドした本が。
はい、しっかり有言実行させられてしまいました。
ブログの自己紹介のところの夢に向かってまっしぐら。

南の島ポイントが10ポイントぐらいたまりました。
てか、最近本当に南の島づいてる筆者。
いっそこのまま、MAX振り切っていっちまえ。
寒いの嫌いだし。

さてそれはさておき。
昭和17年の大日本帝国、やる気満々だった模様です。
内容を検分すると三大外地と並んで海南島に一つ章が割かれてます。
海南島の統治には台湾から人員を連れてくる、海南島では豚が上等、などとな。

どう見ても海南総督府を作る気満々です。

先人の冒険心と開拓者精神、そして効率とともに人道ををしっかり重視する姿勢に、ただただ感嘆するのみ。

俺ら、とてもかなわねえなあ…。



デジカメ入手計画6/被写体ストック中・天神西通り

2008-07-11 22:59:42 | ホームタウン
今日仕事帰りに天神西通り界隈をぶらついていたら、紺屋町にいかした安らぎ空間を発見。
これ見よがしなヒーリンググッズとかを売ってる癒しの空間ではなく、民芸品屋や古本屋がある一角である。
中でも中南米グッズを扱う店が個人的にツボ。
南米の民芸品と一緒にルチャドールのマスクまでが販売されていた。
マスクコーナーはそう広くなかったが、その隣には大量のソフビ人形が。
感想。
…マスカラスだらけ。
そしてマスクマン紹介のところのアトランティスってルチャドールの名前が何故か記憶に残るキン肉マン世代な筆者。

朝出勤時にジグソーの『Sky High』を聞いていたからマスカラスだらけの店をヒットしたのか…。

何だか唐突な感もあった今日の発見だった。
…デジカメ買ったら写真撮りに来よう。
お店は撮影禁止なので、街角の風景を。

日本人と銭

2008-07-11 01:30:03 | Weblog
最近『後西遊記』の昭和52年版を読む機会があった。
言うまでもなく西遊記の続編で、それなりに面白いのだがそこは戦後の愚かさちうにう済み。時事ネタを盛り込んだり落語だか寄席風の文章の終わり方をしたりと、原作の面白さを損なう改悪があちこちになされているのだ。
はっきり言って、90年代前半のライトノベルのほうが遥かに文章の洗練度では上である。
明治時代の版もあるというが、そっちのほうが読みたかった…。

と、愚痴はさておき。
この後西遊記に『文明大王』という妖怪が登場する。
麒麟の化身なのだが、銭を飛ばして攻撃するという技を持っている。

これを思い出したとき、同時に思い至ったことがある。

『日本人は銭を発明していない』

ということである。
浅学な筆者の調査不足なら汗顔の至り、再度苦学するしかないが、確か記紀神話に登場する神々にも、銭を発明した神はいなかったと記憶している。

そう、仏教や漢字と同じく輸入品なのである。
日本人が『本式に』銭を鋳造し始めたのは何と江戸時代。
皇朝十二銭はろくに通用しなかったので数えない。
武田信玄の甲州金や豊臣秀吉の天正通宝、天正大判を最初の本格的鋳造としても、自前で銭を作り始めてからの期間はわずか500年足らずなのである。

そう、我々日本人は驚くほど、銭金との因縁が薄いのである。
その割に、うまく付き合って驚くほどのレベルの文明を築くことに成功している。

思うに、金とは因縁の薄いほうが、因縁を結ばないほうが却って豊かになれる、『元禄繚乱』の吉良義央の言葉を借りれば『金はいるほど遣えばいい』(意味はほぼ逆だが)のではないだろうか。

特定アジアやユダヤ人のように執着するとろくなことがない。
事実、金に執着した時代の日本人はろくでもない目に遭っている。
そう、バブルの時代である。
あの時代、確かに日本人は豊かになり技術レベル、都市文明の洗練度は向上したかも知れないが、代わりに恐ろしく弱体化していたように思える。
バブル期からバブル崩壊直後までに成人した青年世代、そのもう少し上くらいまでは同じ日本人下手をすると同世代の目から見ても相当情けなく映っていたことが、当時のコミックなどを見るとよく分かる。
記号化された日本人、悪役として登場する日本人はへらへら笑う情けない軽薄サラリーマンだったり、悪徳企業人だったりするのだ。共通するキーワードは、金である。
そして反対にそれなりの人物として描かれるのは金以外のものとの関わりが強い人間である。
ある意味極悪人として描写されていたが、『美味しんぼ』の海原雄山などがそれである。

金は人を弱体化させるのだ。

金、クリーピングコインは実は常働型エナジードレインを持つ世界最強のモンスターなのかもしれない。
この化け物とは、道具と使い手の関係を忘れずに付き合うことを忘れてはいけないだろう。




stock man

2008-07-10 20:23:07 | Weblog
筆者はポケットマンだが、ストックマンでもあったり。
何を作るにしろ物作りにはネタの収集が欠かせないのである。
一昨日机の中から出てきた英単語帳をコンプリートしたのを好機として、二代目を購入・この挑戦・収集を継続することにした。
もちろん、収集対象は英語のみに限らない。

現代はほんの10年前と比べても格段に便利で、机の前の四角い箱に向き合うだけで単語帳一冊くらいは軽く消費できるいい時代であるが、人間が手を動かすという作業だけは欠かすことができない。
ゆえに作業が滞りがちであったりする。
筆者もつい昨日までは、放り出したままであった。

だが、こうした地道な作業をやってみると発揮される効果は抜群どころでなく抜群なのである。
今日バス停で英語の会社名を翻訳して遊んでいたら、知らず知らずのうちにその単語の訳を覚えていたことに気づいた。

あんさんもやってみいや、文章作成、商品命名のセンスが格段に違ってくるでよ。
英単語らしきものを並べたら周りが感心していた70・80年代とはもう時代が違うでー。
(売国奴と馬鹿な国民はまだ気付いてなかったりするが)

日本人は現代まで一貫して反動政治家や売国奴さえも勤勉(前田土佐守や井伊直弼の博学は有名だし、現代の特定アジアに通じていると噂の政治家にも政治家の顔捨てて一平民になったら一流の人物になれるんちゃうん?って香具師がごろごろいてたりするし。タフたんコムたんは一般人相手の格闘技師範で飯が食えまっせ。むしろわしら自称保守の一般人のほうが心得甘かったりしてorzな時もしばしば…)だけに、ただの一般人に超人的芸達者が山のようにいるわけで。油断してたらおいてかれるで、ついていくのは大変なんやでと。

そんなわけで筆者は、ストックマンの顔を復活する。
今上もパソコンをなさっておられるし、怠けてはいられない。





トップってのは

2008-07-09 20:59:27 | Weblog
支那の文献ではそういうトップは二流であるらしいが。
トップに立つ香具師はやっぱりかっこよくないといかんなあと思う。

でないと、コンプレックスができてしまうのだ。
下の者を妬むことで付け入る隙ができてしまう。
さらには下を痛めつけることでさらに隙を大きくしてしまう。

そして最終的には、そのコンプレックスが身を滅ぼすことになると。
本当に、トップはかっこよくて中身も詰まってないと地獄です。

かくも偉大な両親を持って生まれ、きちんと努力すれば弟妹のグレーターバージョンになれていた可能性は決して低くなかった人物を、今は悲しむのみ。

兄貴の数が少なすぎたな…。

大叔父上様方、悔しゅうございますぞ。


うけけけけけけ、けけけけけ

2008-07-09 20:33:16 | Weblog
さるブログで絶賛されていた某ブログを拝見したのだが。
なるほど。これは確かにその通りである。
●の投げあい、大いにやったんさい。

望むところは両者とも化けの皮全部はがれて裏も表も分からないようになって塩水の中でタコ踊りw

確かにどこかのブログで書かれていた通り、今年は国中が化けの皮を剥がされる年であるようだ。
筆者も頭を丸刈りにしたら下に「頭部」と書いてあるのが分かったくらいの状態にはなってるし。
あの閣下とかあの閣下とか、想像もつかねえ状態になってるもんな。

ま、平民の筆者が望むことはただひとつ。

『早いとこ終わってくれ』。

そして終わったら、オールスターでお迎えにあがりましたでひとつ頼むわ。