毛唐もすなるブログといふものを

日本男児もしてみむとてするなり

人民民主党が近代政党?ま、そういう意見もあるわな

2005-10-22 23:18:51 | 改革狂騒曲
※ 自民党処分 厳しく公正な姿勢を貫け《産経》

『有権者に自民党がさきの衆院選を通じて【生まれ変わった】ことを明確に示すために、残りの無所属・不出馬組にも、除名を中心とする厳しいけじめをつけるよう求めたい。』

いかにも自民党は先の衆院選を通じて生まれ変わりましたね。自由民主党から人民民主党に。

新党を結成して選挙を戦った綿貫、亀井氏などを除名処分にするのは、退陣後彼らを含めた沈黙する反・小泉派に復讐れるのをおそれているからに違いありません。除名にすればそう簡単に復党できませんから。

おかしなことに、産経は党議拘束の元となった自民党の決定方式の変更(全会一致から多数決へ)等につき全く不問に付しています。自分達でルールの変更を行い、それに従わなかったことを理由に公認を拒否し、新党を旗揚げして選挙を戦った者まで除名にするとは、異常な執念としかいいようがありません。

もっとも、これが小泉個人限りの異常な執念であって欲しいとおもいます。そうであれば小泉後に人民民主党に成り果てた「自民党」があるべき自由民主党に変わる可能性があるからです。あるべき自民党とは國を軸に結集する保守政党でなければなりません。間違っても加藤紘一や古賀誠(こやつが遺族会の会長をしているのは票のために違いない)などが幅をきかす自民党であってはなりません。

ところで産経はこの社説を次のように結びます。

『政策中心の近代政党へ転換しつつある今こそ、厳しく、かつ公正な処分をもってわかりにくさを払拭(ふっしょく)すべきではないか。』

執行部の指導に皆が従うべきだというのなら確かにそれは分かりやすいですね。しかし内閣の解散権と執行部の公認権を盾に党内手続きルールを変更して出した政策を中心とする自民党が近代政党なのでしょうかね。一昔前の人民民主党であり産経の大嫌いな支那共産党や朝鮮労働党に一歩近づいたことからすれば、前近代的政党のままの方がまだしもマシな気がします。

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